BABYMETALのライブビューイングへ行って来ました。
去年の12月、SU-METALの二十歳の聖誕祭として彼女の故郷、広島で行われたライブ。
ライブの直前にYUIMETALが体調不良の為、出演が出来ないとの公式発表がありました。
でもライブに出られないYUIMETALのたっての希望でもあったため、ライブは中止せず予定通り行われました。
その模様を全国16か所の映画館で放映するイベントに行って来たのです。
これまでもTEAM BABYMETALは多くの”伝説”を作って来たけど、このライブも間違いなく”伝説のライブ”。
大がかりなセット、ワクワクするようなシアトリカルな演出、神バンドの黒装束、SU-METAL、MOAMETALの何かが憑依したかの様な美しさ。
そして何よりもYUIMETALが居ないと言う状況をTEAM BABYMETALと乗り越えようと、観客達が共にライブを構築してゆく逞しい姿。
いつもと違う緊急な事態であるがため、最初はどこか切迫した物が漂う二人の女の子とバンドだけども、観客と共に手を取り合い、着実にライブを”登って”ゆく。
その姿に胸が熱くなる。
大きな声でYUIMETALのパートを歌う観客達に、いつしか二人の女の子達は満面の笑みを浮かべ堂々とパフォーマンスをしていました。
メイトって言うのは凄いなぁ。
それに、BABYMETALも凄い。
3人のうち一人が居ないって言うのは結構な事態だけど、彼女達はブレない。「紅月」の♪幾千もの~♪の歌いだしの美しさに思わずうなってしまい、やはり同じ気持ちの人達が居て映画館でも曲が終わった時拍手が起きました。
MOAMETALは文字通りYUIMETALのぶんまで歌い踊っていた。いつもYUIMETALの居るポジションまで行って踊ったり、YUIMETALと二人での曲は彼女のパートも歌った。
YUIMETALがライブに出演しないと決定したのはどの位前からなのか分からないけれど、本番までそんなに時間があった訳ではないと思うし、そんな事が出来るMOAMETALが「菊池プロ」と言われる理由をまざまざと見せつけられました。
勿論、神バンドの演奏も素晴らしかった。黒い衣装で決めた彼らはメタルの世界から来た神々であり、圧倒的な存在感でライブを支えていました。
そう、支えているんです。前には出て来ない(ソロのあるなし、ではなく。)
そしてあんなに厚い音の層にも、SU-METALの声は負けない。
いや、負けないと言うか、きっと神バンドの音作りや演奏はどんなにヘヴィな曲でも美しさを絶対に損なわないから、すうちゃんの声の美しさに共鳴しているんじゃないかと思う。
バンドに負けじと歌ってるわけじゃない。
そんな演奏が出来る神バンドはやっぱり、唯一無二のミュージシャン達だと思います。
BABYMETALでのライブではこれが最後のステージとなった”小神様”こと、ギターリストの藤岡幹大さん。
このライブの後にtwitterで「皆で乗り越えたライブ」と言ってましたね。ホント、そうだった。
小神様は沢山映っていました。激しいアクションでギターを弾いてた。でも、巻いた髪をハーフアップしてて可愛らしい。そんなところが小神様らしい。
未だに信じられないけれど、小神様と乗り越えたライブがあるんだからきっとこの喪失感も乗り越える。
藤岡さんが映る度に「ありがとう」って思った。
「メタルギャラクシー」ってホントにある気がしてしょうがない。
結果的にこのライブは色々と貴重なライブになってしまったけど、元はすうちゃんの二十歳になるお祝いの儀式。
オープニングでドラムを叩くキツネ達を従えて登場して来た時のオーラの強さ(キツネ達はすうちゃんの立つキツネステージを引っ張る時、頭を左右に振ったりして演技していました。ドラムもかっこ良かった。)、観客の声を目を閉じてうっとりと聴いている時の色っぽさ、エンディングの「THE ONE」で金色の冠を被ってスモークの中を歩いて来た時の神々しさ。
世界中の人達が彼女達を待ってて、こっちにも来て!ここでもライブして!と声を上げる。
日本の人達も、もっと日本でライブやってよ!!と言う。
でも、アタシは思うよ。
いつBABYMETALをやめてもいい。
あっちもこっちもいい顔は出来ないのが当然。
彼女達が楽しいと思っているうちは、どんどんやればいいけれど、そう思えない時が来た時はやめたらいい。
彼女達は自由なんだから。
最近、Lord of the Ringsと言う映画を観ました。
昔観て、懐かしくてまた観たんだけど、ホビットって言う大人なのに体の小さな人達が出て来る。
そのホビット族の若い青年が、呪われた指輪を誰の手にも渡さずに自分で捨てにゆく旅をする。
この映画は3部作で、一番初めの作品には「旅の仲間」と言うタイトルがついています。
ホビット族の青年が同じホビットの友人達、魔法使い、人間や、違う種族の者達と旅に出るんだけど、それを邪魔する悪い魔法使いが居ます。
悪い魔法使いは、姿が醜くて暴力的なモンスターを沢山創って旅の一行の邪魔をして指輪を奪おうとします。
そのモンスター達の恐ろしさは凄まじい。
でも、体の小さなホビット達は追い詰められても、絶対にひるんだりしないんです。
そのモンスターに果敢に戦いを挑んでゆく。
旅の仲間は誰一人として、弱気なヤツは居ない。
なんだか、このライブを観てたら、そんな旅の仲間達を思い出したんです。
ゆいちゃんが居なくて、もあちゃんと二人でやんなきゃいけないって言う追い詰められた感じなのに、すうちゃんが
「もっと来いっ!!もっと!!」
って言う様な顔した瞬間があった。口元が微かに笑ってて。
ちょっと鳥肌立ったよね、うん。
そう言う気持ちじゃなかったかもしれないし、そう言う表情じゃないかもしれないけど、きっとね、バンドの演奏もそうだけど、観客の反応とか声とか聴いて、いつも行かないところに行ったんじゃないかと思うんだよね。
観客もバンドも皆旅の仲間で、何かをやり遂げようとする彼女達と共に戦ってる。
皆、凄い勇気があるよ。
やっぱり”選ばれし者達”なんだよ。
巨大キツネ祭りでの火の海みたいなアリーナの6ブロック全てでのサークルモッシュも凄かったけど、なんか別次元だった。
皆が皆、別次元に居た。
ライブビューイング終わって心から観客とTEAM BABYMETALに拍手しました。
お告げの事で翻弄されたり文句言ったりしてる人達の事は今夜は考えたくない。
旅の仲間達の事だけ考えていたいよ。
勇気ある選ばれし者達の事をね。
Lord of The Rings - May it be
去年の12月、SU-METALの二十歳の聖誕祭として彼女の故郷、広島で行われたライブ。
ライブの直前にYUIMETALが体調不良の為、出演が出来ないとの公式発表がありました。
でもライブに出られないYUIMETALのたっての希望でもあったため、ライブは中止せず予定通り行われました。
その模様を全国16か所の映画館で放映するイベントに行って来たのです。
これまでもTEAM BABYMETALは多くの”伝説”を作って来たけど、このライブも間違いなく”伝説のライブ”。
大がかりなセット、ワクワクするようなシアトリカルな演出、神バンドの黒装束、SU-METAL、MOAMETALの何かが憑依したかの様な美しさ。
そして何よりもYUIMETALが居ないと言う状況をTEAM BABYMETALと乗り越えようと、観客達が共にライブを構築してゆく逞しい姿。
いつもと違う緊急な事態であるがため、最初はどこか切迫した物が漂う二人の女の子とバンドだけども、観客と共に手を取り合い、着実にライブを”登って”ゆく。
その姿に胸が熱くなる。
大きな声でYUIMETALのパートを歌う観客達に、いつしか二人の女の子達は満面の笑みを浮かべ堂々とパフォーマンスをしていました。
メイトって言うのは凄いなぁ。
それに、BABYMETALも凄い。
3人のうち一人が居ないって言うのは結構な事態だけど、彼女達はブレない。「紅月」の♪幾千もの~♪の歌いだしの美しさに思わずうなってしまい、やはり同じ気持ちの人達が居て映画館でも曲が終わった時拍手が起きました。
MOAMETALは文字通りYUIMETALのぶんまで歌い踊っていた。いつもYUIMETALの居るポジションまで行って踊ったり、YUIMETALと二人での曲は彼女のパートも歌った。
YUIMETALがライブに出演しないと決定したのはどの位前からなのか分からないけれど、本番までそんなに時間があった訳ではないと思うし、そんな事が出来るMOAMETALが「菊池プロ」と言われる理由をまざまざと見せつけられました。
勿論、神バンドの演奏も素晴らしかった。黒い衣装で決めた彼らはメタルの世界から来た神々であり、圧倒的な存在感でライブを支えていました。
そう、支えているんです。前には出て来ない(ソロのあるなし、ではなく。)
そしてあんなに厚い音の層にも、SU-METALの声は負けない。
いや、負けないと言うか、きっと神バンドの音作りや演奏はどんなにヘヴィな曲でも美しさを絶対に損なわないから、すうちゃんの声の美しさに共鳴しているんじゃないかと思う。
バンドに負けじと歌ってるわけじゃない。
そんな演奏が出来る神バンドはやっぱり、唯一無二のミュージシャン達だと思います。
BABYMETALでのライブではこれが最後のステージとなった”小神様”こと、ギターリストの藤岡幹大さん。
このライブの後にtwitterで「皆で乗り越えたライブ」と言ってましたね。ホント、そうだった。
小神様は沢山映っていました。激しいアクションでギターを弾いてた。でも、巻いた髪をハーフアップしてて可愛らしい。そんなところが小神様らしい。
未だに信じられないけれど、小神様と乗り越えたライブがあるんだからきっとこの喪失感も乗り越える。
藤岡さんが映る度に「ありがとう」って思った。
「メタルギャラクシー」ってホントにある気がしてしょうがない。
結果的にこのライブは色々と貴重なライブになってしまったけど、元はすうちゃんの二十歳になるお祝いの儀式。
オープニングでドラムを叩くキツネ達を従えて登場して来た時のオーラの強さ(キツネ達はすうちゃんの立つキツネステージを引っ張る時、頭を左右に振ったりして演技していました。ドラムもかっこ良かった。)、観客の声を目を閉じてうっとりと聴いている時の色っぽさ、エンディングの「THE ONE」で金色の冠を被ってスモークの中を歩いて来た時の神々しさ。
世界中の人達が彼女達を待ってて、こっちにも来て!ここでもライブして!と声を上げる。
日本の人達も、もっと日本でライブやってよ!!と言う。
でも、アタシは思うよ。
いつBABYMETALをやめてもいい。
あっちもこっちもいい顔は出来ないのが当然。
彼女達が楽しいと思っているうちは、どんどんやればいいけれど、そう思えない時が来た時はやめたらいい。
彼女達は自由なんだから。
最近、Lord of the Ringsと言う映画を観ました。
昔観て、懐かしくてまた観たんだけど、ホビットって言う大人なのに体の小さな人達が出て来る。
そのホビット族の若い青年が、呪われた指輪を誰の手にも渡さずに自分で捨てにゆく旅をする。
この映画は3部作で、一番初めの作品には「旅の仲間」と言うタイトルがついています。
ホビット族の青年が同じホビットの友人達、魔法使い、人間や、違う種族の者達と旅に出るんだけど、それを邪魔する悪い魔法使いが居ます。
悪い魔法使いは、姿が醜くて暴力的なモンスターを沢山創って旅の一行の邪魔をして指輪を奪おうとします。
そのモンスター達の恐ろしさは凄まじい。
でも、体の小さなホビット達は追い詰められても、絶対にひるんだりしないんです。
そのモンスターに果敢に戦いを挑んでゆく。
旅の仲間は誰一人として、弱気なヤツは居ない。
なんだか、このライブを観てたら、そんな旅の仲間達を思い出したんです。
ゆいちゃんが居なくて、もあちゃんと二人でやんなきゃいけないって言う追い詰められた感じなのに、すうちゃんが
「もっと来いっ!!もっと!!」
って言う様な顔した瞬間があった。口元が微かに笑ってて。
ちょっと鳥肌立ったよね、うん。
そう言う気持ちじゃなかったかもしれないし、そう言う表情じゃないかもしれないけど、きっとね、バンドの演奏もそうだけど、観客の反応とか声とか聴いて、いつも行かないところに行ったんじゃないかと思うんだよね。
観客もバンドも皆旅の仲間で、何かをやり遂げようとする彼女達と共に戦ってる。
皆、凄い勇気があるよ。
やっぱり”選ばれし者達”なんだよ。
巨大キツネ祭りでの火の海みたいなアリーナの6ブロック全てでのサークルモッシュも凄かったけど、なんか別次元だった。
皆が皆、別次元に居た。
ライブビューイング終わって心から観客とTEAM BABYMETALに拍手しました。
お告げの事で翻弄されたり文句言ったりしてる人達の事は今夜は考えたくない。
旅の仲間達の事だけ考えていたいよ。
勇気ある選ばれし者達の事をね。