leka

この世界のどこかに居る似た者達へ。

あの日の衝動。

2017-05-18 22:49:24 | music
思ったんだ。

昨日キッチンで洗い物しながら。

BABYMETALが、ROB HALFORDやRED HOT CHILIPEPPERSと身も震える程の最強コラボレーションをした事に関して日本のメディアが全然取り上げなくても、きっと世の表現者達、クリエイター達が後に自分の作品で自分がいかにBABYMETALに影響を受けたかを伝える時が来るだろうなって。



例えば若い表現者達。

TEAM BABYMETALに出逢って、その衝撃に打ちのめされ己の中で何かが覚醒する。

自分が創りたい物は何なのか、自分が行きたい場所はどこなのか、その一瞬で見えたなら彼らは迷わず今までにない程のスピードでそこへ到達しようと動き出すだろう。



例えば若くはない表現者達。

TEAM BABYMETALに出逢って、あの日自分を突き抜けて行った”衝動”を思い出す。

心の底から打ち震えたあの瞬間、言葉で言うなら「来る」とか「来た」とか。

自分の中の何かがBABYMETALに強く反応して、忘れかけた感覚が戻って来る。



音楽で、あるいは絵で、映像で、写真や文章、作家ならば、何か壮大なストーリーが出来上がるかもしれない。
壮大なゲームが出来るかもしれない。音楽はやっぱりメタルだね。


それが世の中に出た時、表現者達はきっと、その作品がBABYMETALに突き動かされて”創らされた”物だと言うだろうと思う。


そん時アタシたちは満面の笑顔でいたらいい。

「ほら見ろ!BABYMETALは凄いんだぞっ!!!」ってニンマリして、キツネサインを掲げればいい。




メタルは愛と勇気とオタクのためにある。

オタク上等。

ライブはそこに居る全員で上り詰めるためにある。



よく見たら、観客席にあの日のアタシが居るよ。

あの日のアナタも居るね。

音楽が人の心にもたらす物は強くて尊いね。

そしてずっと自分の中にあって無くならないんだね。


Judas Priest - Parental Guidance (Live from the 'Fuel for Life' Tour)

もったいない精神。

2017-05-13 15:17:30 | music
BABYMEALがレッチリとコラボしたもの凄いニュースをさほど日本のメディアが取り上げない事に腹立たしく思う・・・と言うか、もう日本のマスメディアの事など信用していない自分がいます。

でも、いちいちそんな事に腹を立てる事が時間の無駄の様な気がして来た。

「これだから日本はダメだ」とか、「こんなんだからバカにされる」とか言われると「ほんとだ!なんでだよ!」って悔しくていちいち頭に来てたけどもうなんか、そんなのアホらしくて。


べビメタ組とレッチリ班のギミチョコ!動画観てると、外国人と日本人のボーダーラインなんかどこにもない。
二つのチームが創り出した1匹のロックモンスターが観客を丸呑みしてる、そんな光景。


「生きてて良かったこんな凄い光景観られた

って喜びと感激と感謝の気持ちでいっぱいになる。

音楽って素晴らしい、彼らは素晴らしい、最高のプレゼントをありがとうって思ったならそれ以外何もいらない。


そして、そう言う気持ちになりたかったならば、きっと自分でどんどん探しに行くべきなんだと思う。
腹を立ててる時間がもったいない。

腹なんか立ててたら、若くないアタシはどんどん時間が過ぎてっちゃう。
もっと探しに行かなきゃ。


BABYMETALを知った表現者達が”突き動かされ”、発信し始めてる現実がある。
きっと、かつて自分を駆り立てた衝動を思い出したんだとアタシは思ってる。
これから先、楽しく面白くなりそうな予感がする



BABYMETALを”まがい物”と呼んだ音楽評論家の人がテレビに出ていて、「日本の伝統芸能」と呼ばれる歌舞伎とか、舞踊とか、そう言う物の海外進出を紹介していたけれど、アタシにはそのどれもが滑稽で”まがい物”見えたよ。
海外の人にも分かりやすくその姿を変えた”伝統芸能”と言う物がね。

まぁ、そんな「世の中をつまんなくしてる人」の事を考える事こそ時間がもったいないので、面白い事ないかなぁ~と彷徨っているうちにとても素晴らしい人達を見つけたので動画をお届けします。


ああ、こう言う人達こそが「世の中を面白くしてくれる人」。

なんて素敵なんだろう




Steve ‘n’ Seagulls - Aces High



これ観たら「メタル論争」なんてしてるのほんとバカらしくなって来る。もう、超越しまくってる

最高痛快っ
間奏時の合いの手「ハイっ!!」と、牧歌的な風景に太めのおばちゃん達のくねくねダンスが忘れられません




知らないのはもったいないからもう1曲





The Trooper by Steve'n'Seagulls (LIVE)


上手い上手すぎるよぅっ

是非、日本へ来てくださいっ





べビメタちゃん達、ヘビメタ国を出る。

2017-05-07 17:47:51 | music
ブログを全然更新しない不真面目なヤツはアタシです。

もう少し真面目に更新する様に頑張ろうと何度目かに今、思います。

まことに申し訳ありません。



べビメタちゃん達の東京ドーム公演が映画館で上映されまして、チケットが取れたので行きました。
勿論、ブルーレイと言う”青デロ”は手に入れていましたが、あの大画面で目撃したくて。

驚いたのは曲が難解でライブでも観客席に多少なりとも戸惑いがあった様に感じた「Tales Of The Destinies」がまったく違和感なく、ライブを彩る1曲として君臨していた事。いやぁ~カッコよかったなぁ
あれはね、凄いですよね
あれはさ、TEAM BABYMETALにしか出来ないですよね
TEAM BABYMETALを観ているとさ、もう、頭の中がパニックになる事がホントありますよね
あれはなんなの
もう、ビックリだわ。
あんなん、だって、アタシはドリムシなんて聴いた事もないしさ、聴いたところでいいと思うとは思えないんだよ。
でも、べビメタ組がやるとさ、「ああ、こうなのね!凄いかっこいい!!!」って思っちゃう。
なんなのなんなのさ

やられたぁ~~~って感じる。これは観客にとって一番の喜び
観客はいつでも打ちのめされるのを待っているからね。

この先あの曲が演奏される機会があるならば、是非また観たいです。チケット取れればね


1日目も2日目も、「1曲目の激情」に鳥肌が立ちました。ドーム公演から時間が経っているのにも関わらず、ライブの1曲目に放出される激情は、凄まじかったです。それが映像であろうとも。
きっと彼女達3人の今だからこそ出来ることなんだと思うんです。
彼女達の純粋さ、無垢なパワー強大さは、今この瞬間、何者の追従も許す事はない。

会場の大きな円筒型のセットの一番上に上がって歌うSU-METALの姿には惚れ惚れしました。
「すぅちゃんは一番上が似合うのぅ~。」と目を細めるばぁさんになってしまう程でした。
誰にだって出来る事じゃない。その両脇で舞い踊るMOAMETALとYUIMETALの可愛さよ。
目が潤まない訳がないじゃないですかい。

周囲の大人達が出来る事は、彼女達を出来るだけ彼女達を利用しようとする物から遠ざける事と、彼女達に対する嫉妬から全力で守る事なんじゃないかと思う。
でも、ドーム公演をやり切った3人の表情を見ていると、もうそんな事は吹き飛ばせる程になっているのかもしれないなぁとも思います。

世界中で待っていてくれるBABYMETALを愛してくれる観客達や、味方になってくれる”大御所”と言われるミュージシャン達にも守られていますしね



2017年5月7日現在、TEAM BABYMETALはRED HOT CHILI PEPPERSのアメリカツアーに同行しオープニングアクトをつとめ、その最終日には、なんとレッチリのメンバーが神バンドと共にコープスメイクをしてべビメタちゃん達のバックでギミチョコ!を演奏すると言う、信じられないコラボレーションで新しいロックファンにも古くからのロックファンにも、刺激的すぎるプレゼントをしてくれました。

なんてこと
なんてことなの
泣かさないで欲しいわ

こんな素晴らしい瞬間を見せてもらえて、もう、こう思ってしまいそうです。

明日死んでも悔いはない。


いや、いやいやいやいや
まだよねきっとまだよっ

もっとこの先あると思うわ。
この調子だと。
だって来月にはLAでワンマンだもの。
まだ死ねない


ドーム公演1日目の最後の曲「THE ONE」で5万5千の光の中をセットに乗って移動する彼女達はまるで、船に乗り光の海をわたって行く様に見えました。


小さな小舟に乗った十代の女の子達は閉鎖的なヘビメタ国へやって来て、日々、歌い踊り、メタルをパフォーマンスし、国民達に大きな驚きを与えました。
ヘビメタ国を形成するいつくかの村の村長さん達は彼女達をとても気に入り、応援してくれました。
未だ、彼女達を受け入れない入り組んだ村の住民達はいるものの、彼女達の評判を聞きつけ、他の国から”一緒にパフォーマンスしよう”と言って来る人達も出て来ました。

なので、彼女達はこのヘビメタ国を出て他の国へもパフォーマンスの旅に出る事にしました。
今また新たなる冒険の旅が始まったのです。


ドーム1日目のラストシーンはそんな「おはなし」がアタシの頭の中に浮かびました。



「可愛い子には旅をさせよ」

と言うものの、心配は尽きません。
でも、彼女達はもう走り出していますね。
霧深い小さな川から大海へと船を漕ぎだした彼女達を、いつでも応援していたいと思うのです。






旅の安全を祈っているよ。