leka

この世界のどこかに居る似た者達へ。

グッズは買いません。

2019-07-24 13:38:28 | music
6月のBABYMETALの横浜アリーナ公演でこんな出来事がありました。



アタシはグッズを買おうとグッズ販売会場へ行ったんです。

公演2日目だったのですんなりと会場へ入れました。

会場へ入ると各グッズ、実際の物を展示しているコーナーがありました。

サイズ感を確かめるために、何着かTシャツがハンガーにかかったラックもありました。

しかし、このグッズはその日のチケットを持っていないと買えません。


グッズ展示コーナーの先にはゲートがあり、そこで自分のチケットを提示し、機械でコードを読み取らなければ販売コーナーには入れないのです。



アタシは展示コーナーでTシャツのかかったラックを見ていました。

すると声をかけられました。

見ると30代位の男性でした。



男: 「すいません。グッズってもう買いました?」

アタシ: 「いえ、これからです。」

アタシ: (何か困ってんのかな?)「どうかされたんですか?」

男: 「あの、グッズを買ってもらうとか・・・出来ませんか・・・?」

アタシ: !!!!????

男: 「チケット持ってないと買えないじゃないですか?僕、チケット持ってないんで・・・。」

アタシ: (・・・・ええと・・・・)

男: 「ダメ・・・ですかね・・・?」

アタシ: 「はい・・そうですね・・・。」



と、こんな出来事があったのです。

この男性はチケットを持ってないのにグッズコーナーに入って来て、自分の代わりにグッズを買ってくれる人を探していたのです。

アタシの友達が「ライブには行けないけれど、何かグッズを買って来て!」と言ったなら何の問題もなく買うけれど、見ず知らずの人に急に声をかけられて買ってくれないかと言われても「いいですよ!」とは言えないアタシなのですが。


それに、チケットを持たずして中に入って来たこの人をアタシはとても警戒したのです。

邪険な物言いで断ったりして、後で怖い事にでもなったらたまったものではない、と。

しかも数の多くない女性客で若くはないアタシに声をかけて来たと言う事は、ベビTに身を包んだ観客の多くの男性よりも甘くみられたと言う事。周囲には男性客だっていたんだから。

「買ってくれそう。怒られなさそう。」と見られたんでしょう。

なんだかそれも引っ掛かる。

その人は気の小さそうな物言いで「ダメ・・・ですかね?」と言うので「そうですね・・・すいません。」とアタシも言えたのですが、「そんな事しそうもないのに!」と言う感じの人が色々やらかす物騒な最近でもあるし。


警戒しすぎなのか。

アタシの心が狭いのか。


帰宅して主人に聞いてみたら、「それくらい買ってあげてもいいんじゃないの?」と。

「どうしてもグッズ欲しかったんじゃないの?」と。


ええええーーーーーっ。そうなのーーーー?


アタシ:「でも、チケット持ってないのにそこまで入って来てるんだよ?怖くない?普通、あきらめるじゃん!!」

主人: 「だから、どうしても、どうやってもチケット取れなかったんじゃないの?」

アタシ: 「・・・・・・・・。」


後日、同じ事を女性の友人に聞いてみたら

「まぁ、ご主人はそう言う意見かもしれないけれどあなたが警戒した事は間違ってないよ。心が狭いとか冷たいって事でもない。何があるか分からない世の中なんだし、あなたがした事は間違ってないよ!」

と。



そうだよね。そぉーーーーだよね!!!!!!!!


アーティストのグッズを購入して定価以上の値段でネットで販売するなんて言う輩が居る昨今、知り合いでもなんでもない人に「自分の代わりにグッズを買ってください。」と言われても、これからもアタシは絶対に買わないでおこうと思います。


自分の好きなバンドを汚す様な結果に繋がる可能性のある事には、絶対近づかない。



怖がりすぎだと言われても。


「ババァ、ケチくせーな!」と言われてもね。



































































大人達の怒り。

2019-07-22 18:33:02 | music
まあ、皆いい大人な訳です。

いい歳してるって事は、それなりに色んな経験をして来てる。

美人、ぶさいく、イケメン、身長の高さ低さ、給料の高さ低さなんかで凄まじい格差を経験して生き延びて来た生存者だったりする。



「頑張って生きて来たね、アンタ。偉いね。立派だよ。」



なんて誰も言ってくれないけどね。



マキシマムザホルモンの曲を聴いた時に、何を歌ってるのか聞き取れなかったから外国のバンドだと思った。

それにサウンドがアタシみたいなオバサンには、とうてい日本のバンドとは思えなかったんだ。

リンキンパークとか40代で聴いてハマったりしたから、なんと言うか日本のバンドがあんなサウンドを生み出せるとは思ってなかった。

かっこいいーーーーーっ!!!って思ったし、マキシマムザホルモンを知る程に「ああ、この人たちはさえなかったり、不器用な人達の味方なんだ」って思った。


アタシ達がROCKを聴き始めた10代の頃にはもう既に、SEX.DRUG.ROCKN'ROLLなんて時代遅れだって言われ始めていた。

要するにROCK BANDなんかしてる奴らが女にだらしなかったり、薬をやったり、警察に捕まったりする事がダサいって言われ始めていたんだよね。

アタシ達が求めていたのは、そんな腑抜けた奴らじゃなかった。

自分が世の中とあまり上手くやれてないと感じた時から、ROCKは鳴り始める。


マキシマムザホルモンはそんな”ロックの子供達”のために音楽をしてるってすぐに分かった。

そう言う子達は、ROCKに出逢った時「味方が居た!!」って思うんだよ。


”ロックの子供達”は二十歳を過ぎようが、30を過ぎようが、40、50、60になったって”ロックの子供達”なんだ。

失わない。決して。



そう言う全部を信じていた人達を傷つけちゃったんだろうね。

だから本気で「なんでこんな事したんだ!!」「こんな事するのは俺らのホルモンじゃないだろ!!!」って怒ったんだと思う。

本気で怒ったんだと思う。

彼らのファンは心に傷痕のある者達なんだと思うよ。

過酷な世の中を生き抜いて来た。ROCKを味方にしてね。

だから怒ったんだ。

自分達がされた理不尽な事と同じ様な事をお前たちがするなよ、と。

ROCKの誇りと魂を汚すことだったんだと思う。


かっこいい。

鳥肌立つよ。

マキシマムザホルモンはいいファンに恵まれていると思います。



人を笑わせるプロがカメラの前で本気で泣いていたり、有名ミュージシャンの息子たちがダサい事して多くの人達を失望させたり、マキシマムザホルモンが大変な事になっていたり、ぐちゃぐちゃな週明け。


でも、生き抜いて来た大人達の言葉は聞くべきだよ。

多くの事を経験した深い傷痕を持つ大人の言葉は。

豊かで正しくて強いから。



バンドは曲作ってライブして、観客達と歩いて行くしか出来ない。

それが指名。



頑張って欲しい。



「頑張れ」はあまり好きな言葉じゃないけど、今まさに頑張らなきゃいけない気がする。



うんと頑張って。



































アレクサ、BABYMETALをかけて。

2019-07-17 23:55:09 | music
主人がネットで買い物をして、うちに大きめのホッケーのパックみたいな形をした物が届いた。

なんだかんだと主人が設定らしき物をして、それに「アレクサ」と話しかけると色々とウチの中の事をしてくれる様になった。

「アレクサ、電気を消して。」と言うと、その大きいホッケーのパックみたいな物の淵が七色に光り「ハイ。」と言って電気を消してくれる。

逆に電気をつける事も出来るし、同様にテレビも出来るし、音楽をかける事も出来る。

試しに「アレクサ、BABYMETALをかけて。」と言うと、ROAD OF RESISTANCEが流れて来た。

”アマゾンミュージック”と言う所にあるBABYMETALの曲をシャッフルでかけてくれる。

同様にマキシマムザホルモンをかけてと言ったところ、アマゾンミュージックになくて聴けなかった。残念。


シャッフルでかかるので、色々な曲が聴けるしライブヴァージョンもかかるので思わず聴き入ってしまう。

いやぁ~、ライブいいわ。いい!!

とか言いながら、昼ご飯を食べた。

だけどアタシはすぐにこれはあまり人にはおすすめ出来ないなと思った。

BABYMETALを聴きながらだと頭を振ってしまい、なかなか食べ進まない。





そしてそのうち、頭を振り振り必死に食べる己の姿を客観的に見つめなおし、その馬鹿さ加減に爆笑する。

コントじゃないんだから。



人には見せられない姿だよ。

まったく。




横浜アリーナの二日目に届いたDVD。見るのは2回目。運命の非情さに打ちひしがれる。



どうしてだろうなって思っても、答えは無い。

だから考えても仕方ない。

でも、やっぱり、もっと観たかったなって、もっと聴きたかったなって思ってしまう。

こんな凄いギタリストを失ったアタシ達の心の穴は相当大きくて深い。


だけど皆で頑張っているよ。そばに居てくれてると思っているから。

今度のアルバムは、きっと沢山の想いが詰まっていると思います。

先生も聴いてね。





火柱の中を駆けてゆくすぅちゃんがたまらなく観たくなってまた観ちゃう。


鳥肌が立つ。

目がうるうるする。


何本も下から吹き上がる炎の中を走ってゆくSU-METALのカッコよさ。

”しびれる”とか”来る”とか”来た”なんて言い方はもう古いよねー。

でも、そんな感じなんだ。

イギリスメイトから湧き上がる大歓声の中をただただひたすらに走り抜けてゆくポ二-テールの美少女。

イギリス・ウェンブリーアリーナ公演。日本人では初。

一つ一つが夢みたいだよ。

ステージに立つ一人一人が、会場に居る一人一人が奇跡だよ。




ハッと気づくと、窓から入る日の光はもうかなりやわらいでた。

ヤバい!!!

急いで洗濯物を取り込んで、チャリンコをすっ飛ばしダッシュで買い物。


そんな主婦METALが作る夕飯はカレーでした。



あの曲は”shanti”ってタイトルになるのかなぁ。





































MOAが空を飛んだ。

2019-07-07 20:49:46 | music
BABYMETALのライブビューイングへ行きました。
オープニングで空中を羽ばたいて飛ぶBABYMETALのロゴ。

よく見れば、このロゴは翼の形をしていたんだと気付く。

やっぱり、彼女達は羽化したのだと知る。

羽ばたく羽には、MOAMETALの今までのストーリーが映し出されていました。


それだけでも心に響く。

でも、今日はライブビューイング。カメラがズームする。

羽ばたく羽を裏から映すと、そこには美しく成長したMOAMETALの姿があった。  

彼女は飛んでいた。

驚きと歓喜でどよめき、大きな歓声をあげる大勢の仲間達の上空を飛んでいた。


美しかった。

感激した。

今日まで本当に、あなたは頑張って成長して世界中の人達に愛と夢をもたらしてくれましたね。

おめでとう、最愛ちゃん。

ありがとう、最愛ちゃん。


アタシがずっとずっとBABYMETALに欲しいと思っていたアコースティックギターの音が、やっと、やっと彼女達の曲に入った。

ホントにずっと、アコースティックギターの入る曲を待っていたし、美しくて忘れがたく、彼女達のそばでいつも流れていたメロディが詩を持ち、歌になった。

ライブビューイングは2回目で、中々どんなふうに楽しんで良いのか上手くつかめないけれど、椅子に座ってアタシは何度も何度も頷いていたよ。

MOAMETALがこの新曲では一人で踊るシーンがあった。
本当に美しくて見惚れてしまった。

大人になったんですね。

表現力の強さ、豊かさが伝わって来ました。



新しい章へと突入したBABYMETAL。

既に気付いている人は居るかもしれないけれど、アタシ達メイトも覚悟をしなければならない展開を迎えている。

厳しいだろうね。

激しいと思う。

絶対数が上がって来てる。


開戦って感じですか(笑)?