2日目も雨。
相変わらずの空模様でしたが、東京ドームには続々と観客達が集まって来ていました。
2日目の席はスタンド席。4階の位置になるそうで、座ってみるとその高さに思わずゾクッと・・・
アリーナ席からは分からなかったセットのてっぺんが見えました。スタンド席からも見える様に、その高さは相当です。
あんなところで踊って歌って、よく怖くないよなぁと思いました。
でも、よくよく考えてみれば、横浜アリーナで観客達の頭上をゴンドラに乗って飛びながらパフォーマンスした彼女達です。
アトラクション的に受け止めてやれるのかもしれません。
大きな会場でのライブだと、高い位置でパフォーマンスするアーティストは多いですよね。
マイケル・ジャクソンは映画の「THIS IS IT!」の中で、クレーンの様な物に乗って歌うリハーサルの時に「苦手なんだ、怖い」みたいな事を思わず口走ってた様な。
BABYMETALの3人は凄く若いし、様々な事に体が順応するのも早いんでしょう。
改めて見渡してみると、東京ドームでライブと言うのは狂気の沙汰だなと思いました。
私の座っているところから見ると、アリーナ席の人々は凄く小さく見えるし高さも手伝って自分が落っこちてしまう様な気分になって来るし、反対側のスタンドに至ってはもう、何がなんだか。
アリーナ席だと自分の後方になるためあまり見えなかった3本の花道の突端がちゃんと見えるので、ステージ全体が見渡せました。
時間が経つにつれ、平日だと言うのに埋まってゆく観客席。
BABYMETALのフラッグを持ったBABYBONESがアリーナ席を廻りながら、観客達に拍手をうながし盛り上げていました。
私の座っているスタンド席の人々も、自分たちの方面のアリーナに彼らがやって来ると、一緒に拍手をしていました。
スタンド席はステージから遠いため冷めた雰囲気なのかなと思っていましたが、そんなことはなく。
近くの席の若い男の子達は友達同士で来たらしくて、始まる前から興奮気味にしゃべっていました。
BABYMETALのライブに来れた事がとても嬉しくてたまらない雰囲気。凄く微笑ましかったです。
光るコルセットが2日目も配られましたが、表と裏を間違えて装着している人が居たのです。私の隣に・・・。
どなたかがtwitterで「表と裏を間違えて着けている人がいたら教えてあげましょう。」と呟いていたのを思い出したのですが、人見知りが発動してしまい、なかなか言い出せず。
でも最終場内アナウンスが「それでは間もなく開演です。」と告げ、歓声があがり拍手が起きた瞬間「あ、あの!!」と声をかけ、正しい装着方向を伝えました。
やはり皆でひとつになりたいですからね。「THE ONE」が演奏されないとしても。
2日目はほぼ定刻通りに客電が落ち、1日目と同じ様に大画面にBABYBONEが。
BABYMETALのライブは初めてだったので知らなかったのですが、このライブの冒頭で画面に出演するBABYBONEはBABYMETALのプロデューサー、kOBAMETALなんだそうですね
「キツネだお~」と言うKOBAMETALの第一声に「うぉぉぉぉぉぉーーーーーーっ」と言う5万人超の歓声。
創造主であるKOBAMETAL。ファンにとっては”神的存在”であると共に、日本の芸能界のおかしな風潮にBABYMETALが巻き込まれぬよう、また、BABYMETALが”ビジネス”に利用されぬよう、ファンと共に戦う人であって欲しい存在。
ファンにはいつでも「頼むぞ、KOBAMETAL!!!」と言う熱い想いがあるように思う。
2日目1曲目は「BABYMETAL DEATH」。
”ドラタタタタ ドラタタタタ”と言う、ドライブ感満載のドラムがまるで弾丸のようにドラムの神から発せられる。観客達はそれに呼応するようにフォックスサインを掲げ声を上げながら、この壮大な儀式を司る3人の巫女、舞姫達を待ちわびていました。
セットのてっぺんにKARATEのPVに出て来たような白い布を被った3つのシルエット。
ん?んんん?
スタンド席の観客は一瞬そちらに気をとられましたが、すぐに花道の突端で起こっている異変に気付きました。
何かが3本の花道それぞれの床からせりあがって来ています。
とうてい十代の女の子が歌うとは思えない暗く鋭利なギターリフに合わせ、なんと十字架が上がって来ていました。
そしてその一つ一つに、まるで生贄か何かのようにBABYMETALの3人が貼り付けられているではありませんか
私の席の正面にはSU-METALが貼り付けられているのが見えましたが、大画面に映し出された彼女の目を閉じた美しい横顔にテンションがぶちあがってしまいました。
想像してみてください。「BABYMETAL DEATH」と言う曲が演奏される中、十字架に貼り付けられた美しい女の子達が現れ、5万5千人が声をあげるさまを。
前日と同じ様に私は1曲目で体中に鳥肌が立って、頭のてっぺんが何かに引っ張られたようにつっぱってしまっていました。
ギター神の奏でるリフが細かく刻まれ、扉が開いてゆく様に曲が展開し始めた時、美しい巫女たちが目を覚ましました。
「ボンッ!」と大きな爆発音が一つ鳴って、完全に”降りた”巫女たちが覚醒し神々と一体となりました。
B! A! B! Y! M! E! T! A! L!
この曲はライブに於いてのいわゆる”つかみの曲”なんだろうと思うのですが、なんだかもう、東京ドームでのこの曲は何かにとりつかている様な、尋常ではない雰囲気でした。前日のRoad Of Resistanceとはまた違う、大地を震わせる観客達の歌う声。
それは一種、宗教のようであり。
昔IRON MAIDENの「The Clairvoyant」と言う曲のPVで観客達が熱狂し、曲に合わせて手拍子する様子がまるで宗教みたいだと思ったことがあるのですが、なんだかああいう感覚だったかもしれない。
いや、もっと、ボルテージの上がり方はやばかったかも。
私のこの感覚はあながち間違ってはいませんでした。
何故ならこの日、ライブが終盤に行くにつれ、BABYMETALが”降ろす”「狐様」と言う存在を肌で感ずるような光景を目にすることとなったからです。
つづく。
相変わらずの空模様でしたが、東京ドームには続々と観客達が集まって来ていました。
2日目の席はスタンド席。4階の位置になるそうで、座ってみるとその高さに思わずゾクッと・・・
アリーナ席からは分からなかったセットのてっぺんが見えました。スタンド席からも見える様に、その高さは相当です。
あんなところで踊って歌って、よく怖くないよなぁと思いました。
でも、よくよく考えてみれば、横浜アリーナで観客達の頭上をゴンドラに乗って飛びながらパフォーマンスした彼女達です。
アトラクション的に受け止めてやれるのかもしれません。
大きな会場でのライブだと、高い位置でパフォーマンスするアーティストは多いですよね。
マイケル・ジャクソンは映画の「THIS IS IT!」の中で、クレーンの様な物に乗って歌うリハーサルの時に「苦手なんだ、怖い」みたいな事を思わず口走ってた様な。
BABYMETALの3人は凄く若いし、様々な事に体が順応するのも早いんでしょう。
改めて見渡してみると、東京ドームでライブと言うのは狂気の沙汰だなと思いました。
私の座っているところから見ると、アリーナ席の人々は凄く小さく見えるし高さも手伝って自分が落っこちてしまう様な気分になって来るし、反対側のスタンドに至ってはもう、何がなんだか。
アリーナ席だと自分の後方になるためあまり見えなかった3本の花道の突端がちゃんと見えるので、ステージ全体が見渡せました。
時間が経つにつれ、平日だと言うのに埋まってゆく観客席。
BABYMETALのフラッグを持ったBABYBONESがアリーナ席を廻りながら、観客達に拍手をうながし盛り上げていました。
私の座っているスタンド席の人々も、自分たちの方面のアリーナに彼らがやって来ると、一緒に拍手をしていました。
スタンド席はステージから遠いため冷めた雰囲気なのかなと思っていましたが、そんなことはなく。
近くの席の若い男の子達は友達同士で来たらしくて、始まる前から興奮気味にしゃべっていました。
BABYMETALのライブに来れた事がとても嬉しくてたまらない雰囲気。凄く微笑ましかったです。
光るコルセットが2日目も配られましたが、表と裏を間違えて装着している人が居たのです。私の隣に・・・。
どなたかがtwitterで「表と裏を間違えて着けている人がいたら教えてあげましょう。」と呟いていたのを思い出したのですが、人見知りが発動してしまい、なかなか言い出せず。
でも最終場内アナウンスが「それでは間もなく開演です。」と告げ、歓声があがり拍手が起きた瞬間「あ、あの!!」と声をかけ、正しい装着方向を伝えました。
やはり皆でひとつになりたいですからね。「THE ONE」が演奏されないとしても。
2日目はほぼ定刻通りに客電が落ち、1日目と同じ様に大画面にBABYBONEが。
BABYMETALのライブは初めてだったので知らなかったのですが、このライブの冒頭で画面に出演するBABYBONEはBABYMETALのプロデューサー、kOBAMETALなんだそうですね
「キツネだお~」と言うKOBAMETALの第一声に「うぉぉぉぉぉぉーーーーーーっ」と言う5万人超の歓声。
創造主であるKOBAMETAL。ファンにとっては”神的存在”であると共に、日本の芸能界のおかしな風潮にBABYMETALが巻き込まれぬよう、また、BABYMETALが”ビジネス”に利用されぬよう、ファンと共に戦う人であって欲しい存在。
ファンにはいつでも「頼むぞ、KOBAMETAL!!!」と言う熱い想いがあるように思う。
2日目1曲目は「BABYMETAL DEATH」。
”ドラタタタタ ドラタタタタ”と言う、ドライブ感満載のドラムがまるで弾丸のようにドラムの神から発せられる。観客達はそれに呼応するようにフォックスサインを掲げ声を上げながら、この壮大な儀式を司る3人の巫女、舞姫達を待ちわびていました。
セットのてっぺんにKARATEのPVに出て来たような白い布を被った3つのシルエット。
ん?んんん?
スタンド席の観客は一瞬そちらに気をとられましたが、すぐに花道の突端で起こっている異変に気付きました。
何かが3本の花道それぞれの床からせりあがって来ています。
とうてい十代の女の子が歌うとは思えない暗く鋭利なギターリフに合わせ、なんと十字架が上がって来ていました。
そしてその一つ一つに、まるで生贄か何かのようにBABYMETALの3人が貼り付けられているではありませんか
私の席の正面にはSU-METALが貼り付けられているのが見えましたが、大画面に映し出された彼女の目を閉じた美しい横顔にテンションがぶちあがってしまいました。
想像してみてください。「BABYMETAL DEATH」と言う曲が演奏される中、十字架に貼り付けられた美しい女の子達が現れ、5万5千人が声をあげるさまを。
前日と同じ様に私は1曲目で体中に鳥肌が立って、頭のてっぺんが何かに引っ張られたようにつっぱってしまっていました。
ギター神の奏でるリフが細かく刻まれ、扉が開いてゆく様に曲が展開し始めた時、美しい巫女たちが目を覚ましました。
「ボンッ!」と大きな爆発音が一つ鳴って、完全に”降りた”巫女たちが覚醒し神々と一体となりました。
B! A! B! Y! M! E! T! A! L!
この曲はライブに於いてのいわゆる”つかみの曲”なんだろうと思うのですが、なんだかもう、東京ドームでのこの曲は何かにとりつかている様な、尋常ではない雰囲気でした。前日のRoad Of Resistanceとはまた違う、大地を震わせる観客達の歌う声。
それは一種、宗教のようであり。
昔IRON MAIDENの「The Clairvoyant」と言う曲のPVで観客達が熱狂し、曲に合わせて手拍子する様子がまるで宗教みたいだと思ったことがあるのですが、なんだかああいう感覚だったかもしれない。
いや、もっと、ボルテージの上がり方はやばかったかも。
私のこの感覚はあながち間違ってはいませんでした。
何故ならこの日、ライブが終盤に行くにつれ、BABYMETALが”降ろす”「狐様」と言う存在を肌で感ずるような光景を目にすることとなったからです。
つづく。