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この世界のどこかに居る似た者達へ。

もっと、もっと!!DRUMTAO!!!4

2016-05-27 15:55:54 | showman
和太鼓パフォーマンスチーム、DRUM TAOより、森藤麻記さんが退団されました。

これまで、退団したメンバーについてTAOのオフィシャルサイトでは何の発表もせず、ある日急に忽然とサイト上から姿が消え、ファンは退団した事を知ると言う状態だったようです。

近いところでは、本田篤芳さん。本田さんの場合はブログに退団の挨拶が上がったようですが、すぐにブログがリニューアルされ彼の居た痕跡は何もなくなってしまいました。

そしてその後に、何の知らせもなく消えてしまった岩谷晋太郎さん。

アタシはこう言う運営のやり方には賛成出来ません。

それに今までの去ったメンバーだって、ライブに足を運んでくれたファン達に一言も挨拶せずに去ることなど望んでいなかったはずです。

ネット上を探したら、チームを去った彼らが新たなスタートを切った事などは分かるかもしれません。

でも、そう言う問題ではなく、演者と観客は信頼で繋がっているものなので、こんな不義理なやり方をしているといずれ観客は不信感を抱き離れて行きます。

TAOは世界を舞台に飛び回っているチームなので作品のクォリティを進歩させ保つためにも、稽古やメンバー間のルールも厳しいと聞きます。

入団しても、ステージに上がれるようになるのは本の一握りのメンバーなんでしょう。

だから人の出入りは激しいと予測出来ます。でも、実際に観客の前に立ちライブを構築して来たメンバー、観客達に名前と顔を覚えられる位の認知度の高かった愛されたメンバーの退団に対して、いつもTAOの運営は不親切です。

辞める人間にはもう、観客に最後の挨拶をする時間さえ与えないのでしょうか?

人にはそれぞれの事情と生き方があるわけで、去る人がその理由を述べない事をファンは責めたりしないと思います。

しかし、何の挨拶もなしに姿を消すのはとても無礼なこと。

運営側に理由があるならぜひ聞きたい。


TAOから誰かが姿を消す時はいつもこんな憤りを感じ続けていましたが、森藤麻紀さんの退団の挨拶がサイトにあがりました。


引退のご挨拶


日付は4日前。メンバー写真からは麻紀さんの写真ははずされましたが、ブログ記事はまだ残っています。

サイト内のNEWSに上がりました。

でも、ここだけです。運営からの挨拶はありません。

16年間TAOに在籍し、ステージのパフォーマンスも勿論ですが、コシノジュンコさんが手掛けるまでTAOの衣装は麻記さんがデザインし手掛けて来たんですよ。

もう少し大きく扱っていただきたい。

ひろく、TAOのファンに分かるように。

メルマガで教えてくれても良かったのではないですか。

twitterにもfacebookにも、麻記さんのブログにも退団のしらせはありません。

麻記さんは今後ステージからは去るけれどTAO関連の事業に関わるそうなので、もう二度と会えないと言う事ではなさそうですが、彼女のステージでの存在感は計り知れない物だったのでアタシは寂しくて仕方ありません。

小柄ながら飛んだり跳ねたり、いつでも目一杯表現し、太陽の様な笑顔でステージに立っていた麻記さん。

悲しい事があっても、それを吹き飛ばしてくれる様な笑顔で踊るようにチャッパを鳴らしていた彼女のパフォーマンスを観る度に、初めてシンディ・ローパーを知った時と同じ感動と愛おしさを感じていました。




「もっと、もっと!!DRUMTAO!!!」と言うタイトルでブログを書いていて中途半端なところで記事が止まってしまっているのでちゃんと書こうと思っていたんだけど、こんな内容になってしまいました・・・。


宮本亜門さんの演出された作品は「もっと、もっと!!DRUMTAO 3」の続きを書くと、その後は出演者全員がステージで踊ったり楽器を奏でたりして、一つになって終結でした。

恒例の”腹筋太鼓”もメンバーがいつもより多くて、迫力がハンパなかったです。

そしてはずせないHANABI。

やっぱりHANABIを聴かないと、TAOのライブに来た気がしません。

亜里沙さんの花魁道中の様な演出で出て来て太鼓を演奏するのも素敵だった。

でも去年の夏の東京ロングランで見せた、着物をサッと脱ぐと背中一面に入れ墨を入れた様な肌色の衣装は無かったですね。

あれをやると「おおっ・・・っ!」って客席がどよめいていたんだけど、今回は赤い着物みたいな衣装を脱がずに叩きました。

背面にあるスクリーンに演奏の世界観にあった映像なども映し出される、楽しいエンディングでした。

「こんなのTAOじゃない!」と言われるのを恐れずに、色んな世界を描いて欲しいといつも思っています。

一つの事にとらわれてしまうと、パターンが読めて単調になってしまう。

TAOの表現力に、さらに大きな可能性を感じた作品でした。


でも、こんなにクォリティの高い表現力も演奏力もある人たちの、まして千秋楽ライブなのに観客席には空席がありました。

空いてる席を見る度に、アタシは歯がゆい気持ちになります。

彼らは満席の客席の前で表現する価値のある人達だからです。


オーチャードホール2日間を両日ソールドアウトは無理にしても、2日目には完売を出す程でないと東京ロングランは無理だとアタシは思います。

TAOは色んな企業と協力されたり協力したりの繋がりがあり、企業関係者のみの貸し切り公演も行っています。

その流れなのかもしれませんが、観客席の平均年齢が高いのです。企業関係者の家族や親類なのかもしれないですが・・・。

アタシも平均年齢を引き上げてるおばさんですが、前にも言った様に客席がおじさんおばさん、ジジババばかりになってはダメです。

そこからの広がりが無いからです。

客席の新たな反応が無いと、舞台にも新たな感動が無く、それは表現の死を意味するとアタシは思います。

そんな空間が面白いわけがない。

それに、若くて美しいTAOのメンバーは、もっと若いこ達に「きゃーきゃー」言われるべきです。

それだけストイックに頑張ってるのだから。


ライブでの空席を見る度に「売り方を間違っているんじゃないか。」と思います。

今夏の東京ロングランも決定していますが、会場が以前の銀河劇場よりもかなり行きにくい場所らしく・・・。

熱い夏のさなかなので、集客に影響があるのは明白です。

これから公演までに出来るだけ沢山のメディアに出て、多くの人に知ってもらい、新しい観客を得る事に尽力しないと東京でチケットは売れない気がします。運営さんには頑張って欲しいものです。





いつかのオーチャード公演の時、客席に降りチャッパを演奏していた麻記さんに「麻記さぁ~んっ!」と手を振った事がありました。

「は~いっ」とこちらを向いてくれた時の事をよく覚えています。

明るくて可愛らしい、素敵な声と笑顔でした。




ありがとう、麻記さん。

これからもお元気でいてください







































もっと、もっと!!DRUMTAO!!!3

2016-02-23 18:44:23 | showman
ステージ向かって右に江良さん率いる村の男達、左にぐっさん率いる男達が陣取り、戦いが幕を開けます。

太鼓によるガチバトルの始まりです。

ベビーフェイス軍団の叩く太鼓は小さくて、子気味良く高い音の出る太鼓です。床に太鼓を支える台を置いて、打面は上。奏者は正面から見ると正座している様な形で叩いていました。

対して、ヒール軍はそれよりも大きくて低く響く音の出る太鼓。奏者に対し横に置くタイプで打面は左右二つ。ヒール軍団らしく立てひざをつく感じで迫力満点に叩きます。



タタタタタタタタ、と言う高速で高い音の連打。複数の人数で叩く音に乱れはありません。
ベビーフェイス軍の太鼓の音は、空からまっすぐに降って来る春先の雨の様でした。

ヒール軍団はドンドンと言う太い音。長い髪を振り乱し、うねるように身体を揺らしながら重い音の粒を叩いて飛ばします。
水藤リーダー、山本啓介さんが特に迫力がありました。カッコ良かった~~


そんな風に交互に叩き合い、白熱する太鼓合戦。
美しい音、迫力のある音、チームプレイならではの技が披露されると客席から拍手が起きていました。


アタシはTAOを観に行き始めてから、ずっとこんな風な”ガチバトル”が観たかったので、この太鼓合戦場面は凄く嬉しかったです。


さて、しかし物語では、この戦いの意味するところは何なのかが問われます。

亜里沙さん演ずる天女が登場し、舞台のセンター、セットの一番高いところで太鼓を叩きますが、その音はどこか哀しく響きます。

舞台上手に江良さん、下手に山口さんが随分長い時間佇んだままの演出です。

亜里沙さんの叩く太鼓の音は、こわばった二人の表情に少しづつ和らいでゆく何かを映します。

憎しみや怒りにかまけてぶつかり合う己の内にあって、何の意味があろうかと自問するかのような、人間らしい、憂いのある表情でした。


麓さんが太鼓を手に登場し、全ては一つの太鼓の音から始まった事を二人の男に、そして観客達に伝えます。

3人が共に太鼓の音を紡ぎ出せば、そこにはもう、憎しみや怒りの色はありませんでした。



















もっと、もっと!!DRUM TAO!!!2

2016-01-27 13:24:46 | showman
今回の公演でアタシが1番嬉しかったのは、ずっとずっと観たかったTAOメンバーによるガチバトルが観られたこと。


物語は、平和な村の男達と村を追われた男達の間で戦いが勃発します。

初めの戦いでは青年に太鼓を教えた村の男が他の男達を率いて、争いを吹きかけて来る男達と真っ向からぶつかります。

でも、殴りあう訳ではありません。
戦いに参加する男達は皆、胸のあたりで太鼓を横に紐でくくりつけています。左右にある打面を叩きながら、戦いを表現します。

真っ黒な衣装に身を包んだ追われた村の男達は言うならばヒール(悪役)で、空手や柔道の道着の様なデザインの青い衣装を着た平和な村の男達はベビーフェイス(悪役に対するイイ役。つまりヒーロー側)です。

ヒールを率いるのはTAOでは”ぐっさん”の愛称で親しまれている山口泰明さん。対してベビーフェイスを率いるのは江良拓哉さん。

江良さんは両親を失った少年に太鼓を教え、彼の成長の中でもとても重要な人物を演じました。
”愛情”があり、皆をまとめ率いて戦う”凄くかっこのいい男”でした。
顔の表情、動き。江良さんの表現力の高さには、本当に驚きました。


山口さんは、普段の”ぐっさん”のイメージとは180度違う男を演じました。
まず、笑いません。絶対に!!

このヒール軍団は、山本啓介さん、林祐矢さん、山口竜昇さん、水藤リーダー等のメンバーで構成されていましたが、皆一様に怖かった。うなり声の様な低い声をあげて、相手をにらみ付けながら戦いを挑んで来ます。
でも、何故か”悪役”の方がセクシー
なんでかなぁ~。
ぐっさんの存在感は凄かったです。胸を打つかっこ良さでした。


両軍のボスがぶつかり合おうとした時、そこへ割って入ったのは江良さん演ずる男に太鼓を教わった青年です。
結果、江良さん演ずる男はヒール軍団のボスに一発喰らって膝をついてしまいます。
「邪魔するな!」と言う様に、悔しげな視線を青年に向ける江良さん。

この青年を演じたのは麓大輔さんと言うメンバー。
いやぁ。いやいやいやいや。彼は「役者さん!!??」と思う程、素敵でした。
TAOは沢山メンバーが居るので、アタシは正直よく覚えていないメンバーも居るんです。
ライブでそんなにすぐ前へ出てこれるシステムではないだろうし、申し訳ないのですが麓さんの事もよく覚えていませんでした。

両親を失った青年の子供時代は人形が演じますが、江良さんの隣りで太鼓の練習をするうち、パッと麓さんへとシフトするのです。
人形を操作していた黒子の一人が麓さんであったのか、太鼓の後ろで待機していたのか、そのどちらかだと思いますが、麓さんは突然太鼓の後ろから登場します。

爽やかで美しい青年に成長した少年の出現に、びっくりでした(笑)。

俳優顔負けの表情を見せる麓さん。
両親を失った哀しみをうちに秘めながらも、太鼓を教えてくれた江良さん演ずる男を父親の背中を見る様に成長します。
戦いが激化する中、自分も参加しようと”槍”を手にします。武器として表現されたのは片手で持ち体全体で回す演技でおなじみの銀色の棒です。
しかし、江良さんや槍を手にした男達は彼に稽古をさせません。自分達に近寄らせません。
「何故なんだ?」と苦しみ悩む青年の元へ、彼を小さな頃から見守って来た西亜里沙さん演ずる”天女”が現れます。
複雑な表情を浮かべて、天女は青年の手から槍を奪いました。そして、その代わりに太鼓のバチを。

若さ故に暴走してしまいがちになり、その”未熟さ”を知る周囲の大人達が皆、彼を戦いから遠ざけようとします。
その真ん中に居る青年は、苦しみながらも正しい事は一体どう言う事なのかを探しながら必死に生きます。
麓さんのまっすぐな眼差しが物語の行く末を追えば追うほど、観客達も引き込まれてゆきました。



亜里沙さん演ずる天女がベビーフェイス側の守り神なら、ヒール側の守護神は山口竜昇さん演ずる”炎の神”。
かっこ良かったなぁ~~!彼はアクロバチックなダンスや、身体の柔軟さを駆使した演技でTAOの舞台を彩ってくれます。今回も舞台セットである階段を身体を縦に回転させながら降りてきます。ゆっくりとバク転しながら降りて来る感じでしょうか。
音も無く、背後からくるんくるん、と忍び寄る感じがなんとも怖い。しかし、やっている事のハンパない難易度の高さに観客席は「おぉ~~っ!」とどよめきます。山口さんていつも色っぽい。


真っ暗な舞台に林祐矢さんが一人舞台に現れ、太鼓を叩きます。
追われた村の男達の一人である彼の”始まりの音”です。
奪われ失い、苦しみ、飢えた瞳。静けさの中で、太鼓の音とうなり声の様に発せられる林さんの声が響きます。
暗闇を引き裂くようにヒールとベビーフェイスとの太鼓によるバトルの幕開けです。

林さんの演奏は、その火蓋を切るにふさわしい”始まりの音”でした。



つづく。
















































もっと、もっと!!DRUM TAO!!!

2016-01-20 18:07:39 | showman
ここ何年か、年初め1月にはDRUM TAOのオーチャード公演に行くのが恒例になっています。

今年も彼らのライブを観に行きました。

この公演は、ミュージカル等の演出で知られる宮本亜門さんが手がけた物。

アタシは去年の東京ロングランでこの公演の内容を知りましたが、とても感激したのを覚えています。

とにかくDRU TAOの新しい挑戦が前面に打ち出された内容であり、今までのライブとは全く違う魅力に満ちていました。


この公演での最大の魅力は、メンバー達の「演技」です。

一つのストーリーが和楽器の演奏と、メンバーの「台詞の無い芝居」で観客達に語られてゆきます。

TAOのライブでは曲の持つ性格上メンバー達の表情も変わってゆきますが、今回はほぼお芝居の「舞台」です。

舞台のお芝居を何回か観て来ましたが、TAOのメンバーは彼ら俳優達にも負けない位お芝居が上手でとても驚きました。

しかも台詞が無いのです。自分達の表情と動き、そして演奏で一つの物語を演じました。



一つの村があり村人達は平和に暮らしていましたが、ある日天災によって村の小さな男の子が両親を失います。

彼は寂しさに打ちひしがれますが、村人の打つ太鼓に魅せられ自分も叩いてみたいと思いました。

一人の男が彼の視線に気付き、バチを渡し太鼓を教えます。

毎日毎日練習し、彼は太鼓の上手な立派な青年に成長しますが、あの天災によって全てを失い怒りと憎しみに満ちた他の村の男達が登場します。

彼らは青年の居る平和な村を襲い、人々達から自分達が失った物を奪い去ろうとしているようです。

真っ黒な衣装に身を包み、髪を振り乱し、その表情はまるで非情な鬼の様。

平和な村の男達は彼らから村を守るため、闘う事を決意します。



物語の前半はこんな感じです。

楽しげな村の風景を表すのに、ライブの冒頭では獅子舞が客席から登場し、太鼓や笛の演奏に合わせて踊ります。

お面を被った男性もやって来て、客席の観客の女性の肩を抱いたりして、舞台上にいるこれもまたお面を被った女性が怒ります。二人は夫婦なのですね。

村人の演奏や獅子舞、夫婦喧嘩でてんやわんやになっていると、ひらひら飛ぶちょうちょを追って、小さな男の子が登場。

喧嘩している夫婦はこの男の子の両親です。



もう、この冒頭で度肝を抜かれました。

今までのTAOには無かった事が満載すぎです。

獅子舞ですよ。全然、普通に。

お面を被った男女は誰か分かりません。最後まで明かされません。

そして「小さな男の子」はなんと、人形です

黒子が3人程で操作しています。

この誰もが当然ですが楽器を手にしていません

今までも楽器を手にしないでパフォーマンスするメンバーは居ましたが、まるでパフォーマンスの内容が違います。

しかし、獅子舞、演技、人形操作、どれもクオリティが高くて素晴らしいのです。

「TAOって凄いなぁ・・・。何でも出来るんだなぁ・・・。」

と、アタシは口をあんぐり開けてステージを見ているしか出来ませんでした。


舞台の背面にはスクリーンが張られており、場面の内容に応じて様々な映像が映し出されます。

天災とは噴火です。スクリーンには火山が映し出され、地響きの様な音を立ててその火口から炎が噴出すと、舞台に居る村人達は逃げ惑いました。

舞台のお芝居でもそうですが、舞台上では物語が進行しているので、誰もがその状況下に置かれているわけです。

即ち、誰もが「芝居」をしていなければならない訳で、TAOのメンバーも皆していました。

いつもとは全然勝手の違うライブに観客も驚きましたが、きっとそれ以上にTAOのメンバー達の方がに沢山の驚き、戸惑い、あるいは一種の「反発」を乗り越えてのこの公演だったのではないかと強く感じます。


確かに、全然違いました。

演奏をしていないのに、ただそこに立ち尽くしているだけの長い時間もあったし、演技とは言えTAOのメンバーが今まで観客に一切見せた事のない不安気であったり、憎しみであったりするネガティヴな表情もありました。場面転換も全てメンバーがやっているのでいつも以上に、相当、かなり、大変だったと思います。

しかし、アタシはずっとこんなTAOが観たかったのです。

「こんなのTAOじゃない!!」と言われるのを恐れず、変わってみる、やってみる。

そう言う事が必要だと感じるからです。

変化し進化する事は、きっとどんな物にも必要なのではと思うんです。

それはずっと右利きで生きて来たのに、突然「左利きになりなさい、練習しなさい。」と言われる様な事かもしれません。

驚きと戸惑いと反発。至極、当然の事だと感じます。

だけどきっとその人がそう出来るから、「やってみて。」と言っているんだと思います。

結果、TAOは今までの倍、出来る事が広がったんじゃないかと思うんです。

右手も左手も使えるように。


でも、TAOのテレビの特番で宮本亜門さんが「自分も今までのTAOの世界が好きだし、自分が関わる事でTAOの世界が変な方向へ変わってしまったと思われたくない。」と仰っていた通り、元あるDRUM TAOの世界観は失わずに見事に融合していたとアタシは思いました。



つづく。


























































































DRUM TAOから退団。

2015-03-18 20:36:23 | showman
真面目に更新しないこのブログでも、いつもいらして下さる方が居るみたいで嬉しいです。


このgooブログは、アクセス解析をお試しで定期的に一週間ほど実施する時があるんです。

毎回、何の前ぶりもなく実施されます。

それで自分のブログで利用したければ有料申し込みをすると言う流れです。


2月も中旬になる頃、このお試しアクセス解析が始まりました。

読んで下さる皆さんがどんな検索ワードでここへたどり着いたのかを見てみると、「DRUM TAO 本田 退団」と言うワードがありました。


ええええっ


びっくりでした。

TAOは海外公演や地方公演などの多い人達なので、メルマガに頼ってしまい、サイトをのぞきに行くのを怠ってしまう時があるんです。

まさに最近そんな感じであったため、急いでTAOサイトに飛んでみると、サイト内にあったはずの本田篤芳さんのブログ記事がありません

し、信じられない・・・・

しかも、「ブログをリニューアルしました。」と言うお知らせと共に、他のメンバーの方々のブログ記事が2月以前の物は全部消されていました。


本田さんがTAOに居た痕跡がまったく無くなっていたのです。

いやいやいやいや・・・。このやり方はまずいでしょう。

本田さんは沢山のファンの方に愛されていたメンバーです。こんなの、受け入れられるはずが無いとアタシは思うのですが。


TAOファンの方々が書かれたtwitterやブログを調べてみると、ブログがリニューアルされる前、本田さんのブログにて「退団挨拶」の記事があがったそうです。

御本人による退団の挨拶だったみたいですが、退団理由については明確にされていなかった様子・・・。

本人が明かさないのなら、そこは理解しようとファンは思います。何の前触れも無くあがった「退団挨拶」であっても、新たなスタートを応援する気持ちになるでしょう。

しかし、TAOブログのリニューアルはその記事があがった直後です。

最初から居なかった様に、彼が書いてきた文章は削除されてしまいました。

本田さんのブログは二度と読めません。アタシの様に退団挨拶を読めなかったファンは沢山居るはずです。

ちょっとこのやり方はヒドイと思う。


TAOの憧れているシルク・ドゥ・ソレイユ等は世界中にメンバーが居て、ショーに出なくなったとしても誰が抜けたのかなんて分からないし、ファンに知らせるまでもないのかもしれません。

でも、TAOにそう言うやり方は適当ではありません。

TAOのパンフレットにはTAOを応援する企業や人々の事が沢山載ってますよね?

沢山の人に支えられて愛されていると言う事ですよね?

その中には勿論ファンも居るわけで、今回のこうしたやり方はTAOを応援する人達の気持ちを裏切るような行為なのでは?


今までTAOから去っていたメンバーの方々は、ある日突然TAOから姿を消し、サイトでもその事には一切触れないし、ファンに説明もなかったそうで、今回の本田さんの様な「退団挨拶」は初めてだったみたいです。



TAOはここ何年か東京への進出を試みて頑張っています。

今夏も東京ロングラン公演が決定しました。

正直、今回の様なこう言う運営側のやり方は理解するのに苦しみます。

それはいつしか不信感に変わり、LIVEに足を運ぶ観客達の気持ちの変化に繋がってしまいかねない。

前進しようとするメンバーの足枷になる様な事はやめていただきたい。



本田篤芳さんは、ステージに居る時凄まじいオーラを発するパフォーマーでした。

その立ち上る気迫に、息が止まりそうになった事を覚えています。

まっすぐに飛んでくる彼の気に掴まれて、動けなくなってしまう様な、そんな人でした。

































「ありがとう」と言う暇も無かったけれど・・・。

沢山の楽しい時間と心震えるようなパフォーマンス、素晴らしかった。







どこかで新たな旅立ちをしたのなら、体に気を付けて。


幸せでいてください。


ありがとう。