leka

この世界のどこかに居る似た者達へ。

夕方から明け方まで。

2017-06-18 16:35:47 | music
BABYMETALがアメリカのワンマンライブで、彼女達の2枚目のアルバム「METAL RESISTANCE」のUS盤にしか収録されていない「From Dusk Till Dawn」と言う曲をパフォーマンスしました。

この曲は通常の曲のように、AメロがってBメロがあってサビがあってと言う風には展開しません。

映画のエンディングロールに流れる様な、何か、非現実的な映像の中で流れている様な、とらえどころのない曲でした。
でもでも、すっごくかっこいい曲だと思っていました。
美しくはかなげでありながら、どっしりとした軸があり、破壊力の申し分ない曲です。

曲の性格的にもライブでパフォーマンスされる事は無いだろうなと言う感じでしたが、TEAM BABYMETALはまたもや彼らを愛する人々にとても大きくて重要なプレゼントをしてくれたようです。

この曲が披露された時の動画がいくつもUPされていたので観ました。
この曲が始まると、その時その場に居た人達の驚きと心の震えが伝わって来ました。
そしてそれは段々と大きくなって、SU-METALが天に向かって手を伸ばし美しい高い声で「in the air」と歌った時、強い波動となって一気に噴き出した感じがしました。

両脇のMOAMETALとYUIMETALも両手を天に向かって伸ばし、観客達は導かれるようにコーラスを「oh~ohoh~」と歌い始めました。

私はその声を聴きながら、BABYMETALと言う3人の女の子では重くて開けられない扉があったとしても、いくつもの手が差し伸べられその扉はきっと開いてしまうんだなと思いました。


「FROM DUSK TILL DAWN」とは”夕方から明け方まで”と言う意味です。
このタイトルの映画が昔あって、それは1日のうち暗くなって明るくなるまで活動するバンパイアの映画だったみたいです。



今までは暗くなったら眠たくなって朝まで眠っていたその時間帯に、女の子達は目を覚まして何を見るんでしょう。

その時間に何が起きているのか、どんな者たちが動き回っているのか、知る時が来たのでしょうか。

今までだって普通の女の子が経験しない様な凄い事を目の当たりにして来た彼女達だけど、ここへ来てもう一段階、歩みを進めた気がします。

小さな少女に別れを告げて、うなりをあげて吹く風の中をゆく準備をし始めたのかもしれません。



”明け方”と言うのは夜明けの少し前、まだ空が暗い時間を言う気がします。

何かが生まれる、何かが動き出す、そんな予感の時です。







彼女達の新たなストーリーの始まりにふさわしいパフォーマンスだったと思います。


































観客もまたプロである。

2017-06-11 14:31:45 | 日記
俳優が淫行で無期限活動停止となった。


ここのところ、”芸能人”と言われる人間の”不祥事”が続いている。

大麻を持って居ると、日本ではとりあえず警察に捕まる。

日本では警察に捕まると知らない訳ではなかろうに、持って居たんだから捕まっても構わなかったんだなとしか思えない。

でも、頭下げたりする。

多くの人に迷惑かかるのは知ってたはずなのに。

そんな姿見せられても、申し訳ないが信用できない。


「また1からやらせて下さい。」


いやいや、誰かが言ってたけど「代わりはいくらでもいる」んです。いくらでも。

あなたじゃなけりゃダメな事なんて、ないです。

明日食べるものなくても、練習したり舞台に立つ人達がいますので、その人達のためにあなたは舞台から降りてください。

観客はそう言う人達のために居るんです。

観客達はあなたに払うチケット代も、あなたに割く時間も、もう持ち合わせていません。




そりゃぁ、若くて可愛くて色っぽい女の子だったら、そうなってしまっても仕方ないかなぁなんて事もあんのかもしれないけど。

バカなヤツだな。

後々問題になるのは明白なのに、そうなってもかまわなかったんじゃないの。

自分が生かされてるなんて、今まで思った事もなかったんだろうな。

周囲の人達に感謝なんてこれっぽっちもして来なかったんだよ。

ずっと勘違いしてたんだな。

観客が観てることなど考えた事ないんだろう。

だからこんな迷惑がかかるなんて予想もできなかったんだろう。

家が金持ち、いい学校出てる、ヒット作に出てる、すなわちプライドが高くて人の言う事なんか聞かない。

バカなヤツ。


もうどんな役やったって説得力も無いし、表現者としては0点です。

あなたも舞台を降りて下さい。



なんか膨大な借金が出来ちゃったみたいですが、そんなことは知りません。

他の仕事して返してください。



優れた表現者を創るのは、本当の事を言ってくれる理解者と観客達です。

いい歳をして、色んな仕事に恵まれて来たのにそれを知ろうとしなかったあなたが出る作品はもうありません

プロ意識の低い人は観客の前に立たないでください。

観客達はそんなに暇ではないし、余計なチケット代もありません。



観客もまたプロです。

優しい観客などいません。

どうしてその存在を忘れたのか。

それはひとえに、あなたにプロとして仕事を続ける才能がないからです。



あなた方が観客達から失った信頼は、あなた方が背負った借金なんかよりも大きく深く、取り戻すことはかなり困難です。

これを機会に他の仕事を探して下さい。

もっとあなたに合う仕事があるはずです。