栗田工務店 スタッフ ここだけの話

快適な空間づくりをめざす―(株)栗田工務店 この空間では,『歩き遍路日記』『介護日記』『etc・・・な話』を展開します♪

介護日記 ~ 講演会 ~

2011-07-22 16:08:13 | 社長の介護日記
ここでは、社長 (寺川 勲雄) の介護日記を掲載しております。

現在進行中の介護です。はじまりは2007年ですが、近年のものより順次載せております。この介護日記は、みのりホームの 「ティータイム通信」 にて掲載し続けているものですが、ぜひこちらでも紹介したく、掲載の運びとなりました。
※今回は、2009年、11月号に掲載の内容です。


 先日、グループリビングパレット(元気なお年寄りが共同生活している建物)で、「認知症の方の尊厳を支えるケアについて」と題して講演会がありました。

 講師の先生は、ある市の職員で、自分も父親の介護をした経験を踏まえ、現在のポジションも福祉部に勤務していて、目からウロコのお話で、私の母親に対する介護も大いに考えさせられました。

 心に残った言葉を箇条書きにすると、

 ・介護とは快(心地良さ)をいかに継続さすか、介護は快護でなければならない。

 ・認知症の人は何もできない人、わからない人ではない。看る側の理屈でかかわって
  はいけない。認知症でも感情は残っている(感情は正常)。

 ・介護はプロに、家族は愛を。肉親を看るとどうしても感情が入ってしまう、肉親の
  介護は難しい。適度にプロの力を借りる知恵も必要。
 
 ・いい介護は看ている側の心と体が健康である事が必要。

 ・五つの 「あ」
  あせらず、あわてず、あきらめず、あかるく、あたかかく

 ・三つの 「さ」
  さわやか、さらりと、さりげなく

 ・汗は 「ひたいにかけ」
  ひ 一人でかかえるな
  た 他人に任すな
  い いいかっこうするな
  に にこにこ励め
  か 型にはまるな
  け 決してあきらめるな

 そして地域の人や行政も含めて 

 「となりの田も追うてやりたい雀かな」
 「となりの田へ追うてやりたい雀かな」

 のように、「も」を決して「へ」にしない様に支え合う事が必要とのこと。ユーモアを交えた楽しい心に残る一刻でした。

 とかく事務的になりがちな行政の中に、この様な温かい熱意に燃える人がいるのかと思うと嬉しくなりました。おばぁちゃんの介護も自分の心と体の健康を第一に、考えながらやるとしよう・・・。これが皆目予想がつかない。
  



コメント
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