ここでは、社長 (寺川 勲雄) の介護日記を掲載しております。
現在進行中の介護です。はじまりは2007年ですが、当初のものより順次載せております。この介護日記は、みのりホームの 「ティータイム通信」 にて掲載し続けているものですが、ぜひこちらでも紹介したく、掲載の運びとなりました。
※今回は、2010年、5月号に掲載の内容です。
胆のうの石を取り除く手術を終えて近くの病院へ転院、リハビリを終えて秋口にようやく退院。
ところが、2ヶ月程で再入院する羽目になる。と云うのも、退院の際、病院からは油を含んだ食事と甘いものはダメというお達しがあった。女房は病院の主催する料理教室で講習を受け、「油を使わない食事作りって結構難しい」 とボヤいている。
確かに、油ヌキの食事と、私用の食事の二食を毎日作るのは大変だし、私もこの際ダイエットを兼ねておばぁちゃんと一緒の油ヌキの食事を食べることにした。
女房の工夫もあって、お坊さんの様な油ヌキの食事も結構イケて、本人も日によって食事のムラはあるものの、何とか平穏な日を過ごす。
こうなると気の緩みか 「甘いものも食べずに何の人生か」 などと勝手に思い込み、
「おばぁちゃんこれ食べる?」
などと、もらいもののお菓子やプリンなどを見せると、ニコッと笑って
「ホゥ~ おいしそうねぇ~」
と目を細めるものだから、量は制限しながら(おばぁちゃんはチョッと、残りは私)食べてもらう。
これが原因なのかどうか、ある日発熱があり受診、入院となってしまった。