シリア騒乱と修羅の世界情勢

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メーガン妃が英国民に叩かれる「5つの理由」を解説! “嫌われる理由”が一目でわかる写真とは?

2022年11月30日 | 国際社会
2022/05/04 10:00堀川樹里(ほりかわ・じゅり)
  • 海外
 動画配信サービスのNetflixが、ヘンリー王子の妻・メーガン妃が手掛けるアニメシリーズ『パール(Pearl)』の制作を打ち切った。英国を離れて現在は米・カリフォルニア州で生活しているヘンリー王子夫妻は、制作会社「アーチウェル・プロダクションズ」を設立。Netflixと巨額の契約を結んでコンテンツ制作を手掛けていたが、メーガン妃の制作する『パール』は終了となったという。

 そんなヘンリー夫妻といえば、「英国の嫌われ者」として英国民をはじめ英メディアからもバッシングされ続ける存在だ。4月中旬にはエリザベス女王とチャールズ皇太子を電撃訪問したが、その目的は「(女王が)しっかりと守られているのか、周りにいる側近たちはふさわしい人たちなのかを」と警備体制の確認だと説明。英国メディアやネット上から「余計なお世話だ」「女王の守護神気取り」と大ブーイングが巻き起こった。

 また、訪問前に滞在したオランダにはNetflixの撮影クルーが同行していたことから、女王や皇太子との面会は稼ぐためのネタだったのだろうと多くの英タブロイド紙は見ている。

 なぜ、ヘンリー夫妻はここまで英国民に嫌われているのか? その元凶であるメーガン妃について「嫌われる5つの理由」をまとめた記事を再掲する。

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メーガン妃が嫌われてるのは全世界で有名(Getty Imagesより)


 2020年3月末をもって英王室から離脱したヘンリー王子(36)とメーガン妃(39)。やんちゃな時代があったものの、気さくで親しみやすい人柄だと英国民から愛されてきたヘンリー王子が王室を去ったのは「メーガンにそそのかされたからだ!」と、ネット上は大炎上しました。

 離脱から半年が過ぎた今なお多くの人が、「王室を一般のセレブだと勘違いしている」アメリカ人のメーガン妃が、「夫は王位には手が届かぬ継承順位6位なのに、束縛され、やりたくもない公務にせっせと精を出すのはアホらしくなった」ため、「ヘンリー王子に“パパラッチに追われて母が事故死したことがトラウマになり苦しんでいる”という切り札を切らせて」世間の同情を集め、「チヤホヤしてもらいながら、やりたい仕事だけやり、自由に生きていけるアメリカに戻った」と確信しているようです。

 SNSでのアンチたちの発言を分析したところ、メーガン妃が嫌われる理由は大きく分けて5つ。

1.あまりにも期待外れだった


「多様性の新しい風を吹き込んでくれるだろうと期待したのに、その多様性を武器に、王室になじもうとしない」「婚約発表の際のドレスは、キャサリン妃の310ドル(約3万2,000円)に対して、メーガン妃は7万5,000ドル(約780万円)。王室に嫁ぐハリウッド女優オーラがすごく、英国王室におけるグレース・ケリーのような存在になってくれるのかと思いきや、公務はろくにせず、バケーションばかり」「王室のドレスコードを破り、肩を見せたり、膝を見せたりと下品で、一気に印象が悪くなった」

2.偽善者だから


「環境保護を訴えながら、バケーションには大量の二酸化炭素を排出するジェット機を使う」「動物愛護活動にも熱心なようだが、王室に嫁ぐ際、アメリカで飼っていた愛犬を手放した」「貧富の差をなくそうと活動もしているが、2018年の衣装代はキャサリン妃の7倍の73万9,000ドル(約7,695万円)などと格差を広げる贅沢三昧をしている。出産もアメリカ資本の高額な私立病院だったし、庶民に寄り添う気などない」

3.王室の伝統や公務は嫌いだけど称号はキープ


「伝統を重んじる王族であるのが嫌なら、完全な私人に戻ればいい。称号だって捨てればいい。なのにそうはしない」「称号を商標登録して金もうけしようとした(女王に阻止された)」「ダイアナ妃の伝記は暗記するほど愛読していたくせに、ヘンリー王子のことは『よく知らなかった』と言う。近づくための見え透いた嘘では?」

4.プライバシーを訴えるくせに目立ちたがり屋


「タブロイドやパパラッチを訴えるなど、プライバシーを主張するくせに、ドキュメンタリー番組で『大丈夫かと声をかけてくれる人はあまりいない』など“お家事情”を話す」「表に出なきゃいいのに、インタビューを受けたり、Netflixと契約したりと目立ちたがるから叩かれる」「自分に都合良い報道ばかりさせる“悲劇のヒロイン”気質が、たまらなく鼻につく」「インタビューもドキュメンタリーも何もかも安っぽい昼メロみたいに見える。王族時代も自分のことばかりで、国民のことは考えなかった」

5.多様性を武器にしている性悪女


「見た目は白人なのに、何かにつけ黒人カードを使う。彼女のことを人種差別する人などいないのに」「黒人、アメリカ人、バツイチ、年上女房、元女優――であることなどは問題ではない。みんな彼女の振る舞いに眉をひそめているのだ」「元夫には結婚指輪を返送して一方的に離婚したり、自分にプラスにならないと思う相手とは、父親でも平気で絶縁できる無情な性悪女」


“メーガンが嫌われる理由”が一目でわかる写真とは?




確かに周りの席ががら空き!?(Getty Imagesより)


 “メーガン妃が嫌われる理由”が明白にわかるとされる写真があります。昨年、ウィンブルドン選手権で観客席から親友セリーナ・ウィリアムズを応援した時の写真です。

 人気のある試合でほぼ満席だったのに、彼女が座っていた周りだけ50席ほど空席。タブロイドが「メーガンからの要望だったから席を空けた」と報じなくても、そうなのだろうと容易に推測できる異様な光景でした。

彼女は、黒のTシャツにジーンズ、白のストライプブレザーというこの上なくカジュアルな服装で、「由緒ある選手権を観戦する者としては非常識なファッション」と、王室ファンだけでなく、テニスファンからも叩かれました。

 ウィンブルドンの関係者は「ジーンズだったため、ロイヤルボックスに座れなかったのだ」と説明したそうですが、メーガン妃は一般人に混ざるのも嫌だったようで、座ったのはメンバー専用席。

しかも周りの席をごそっと空けさせるという傍若無人ぶりに、「自分さえよければいいと言う、わがままな人」「座る予定だった人たちのことを考えると、気の毒で仕方ない」とバッシングする声が上がったのでした。

 この時、メーガン妃は複数のセキュリティやボディガードをスタンバイさせ、一般人が自分の写真を撮らないよう監視。

「プライベートだから」という理由だったようですが、お忍びにしてはこの上なく目立つVIP待遇ぶりに、ネット上で袋叩きに遭ったのでした。

 セレーナの試合の後、イギリス出身の選手の試合があったのですが、メーガン妃はこれをスルー。

多くの英国民が「英国王室に嫁いだのに応援しないなんて!」と激怒しました。そんなことから、このウィンブルドンをきっかけに、彼女のことが嫌いになった人が増えたとも伝えられているのです。

 多くの人々と触れ合いながら生き生きと公務をこなしていたヘンリー王子を、「洗脳して、王室から英国民から奪った」と確信しているアンチたちによるメーガン妃へのバッシングは、まだまだ続くことでしょう。

※2020年10月30日初出の記事を再編集しています




堀川樹里(ほりかわ・じゅり)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

最終更新:2022/05/04 10:18









ハリー王子のかつての浮気相手、13歳年上のリアリティセレブが赤裸々告白「彼のキスは今までの人生でもっとも情熱的だった」

2022年11月30日 | 国際社会
11/29(火) 20:31配信


Getty Images


アメリカで人気のリアリティ番組「Real Housewives of D.C」でブレイク、今もテレビタレントとして活躍しているキャサリン・オマニー。新聞「サン」にハリー王子との束の間の関係について赤裸々に語り、注目を集めている。


キャサリンが王子と交際していたのは2006年のこと。キャサリンは34歳で離婚歴があり、8歳と6歳の2人の娘がいた。

王子は21歳。この頃の王子は長年の恋人でソーシャライトのチェルシー・デイヴィーとくっついたり離れたりしていたが、キャサリンは「私と付き合っていたとき、王子がチェルシーと別れていたかどうかはわからない」と語っている。つまりチェルシーと付き合いつつキャサリンと浮気していた可能性も大。



Getty Images


キャサリンと王子の関係は以前から知られていた。なぜ今になってキャサリンがマスコミに語り始めたかというと、王子が年明けに出版する回顧録『SPARE』がきっかけ。王子はこの中で過去の恋人たちについて書いていると噂されている。

王子の元カノの1人としてこの噂について聞かれたキャサリンは「王子が私とのことを書いているとは思えない」と同紙にコメント、自分の口から関係について語った。

キャサリンと王子が会ったのはロンドンのバー。共通の友人を介して知り合った。「彼はまだ21歳だった。だから彼と付き合うなんて思ってもみなかった」とキャサリン。

「夜11時頃にみんなが帰り始めると、ハリーは外に停まっていた3台のレンジローバーのうちの1台を指して『一緒に行こう』と言い出した」。王子はキャサリンを車に乗せケンジントンのクラブへ。

「私が誰か他の人と話し始めたら王子はシャンパンバケツの上にかかっていたクロスをとって私の頭にかぶせた。私はちょっと腹を立てて『そういう”かまってちゃん”みたいなことはしないの。お行儀が悪い』と注意した」。



Getty Images


そのうちにお腹が空いてしまったキャサリンは「サンドイッチを作ってくれる?」と王子におねだりしたそう。

すると王子は彼女を連れてチェルシーにある友人の家へ。「ハリーはとてもおいしいサンドイッチを作ってくれた。私たちはキッチンでずっとおしゃべりをしていたのだけど、そのうちレスリングごっこを始めた。15分くらい続けていたかな。そのうちに私は家に帰らなくちゃと王子に言った。

するとハリーは私の腰を掴んで体を持ち上げ、壁に押さえつけてキスをした。私の今までの人生でもっとも情熱的なキスだった。言葉が出てこなかった」。キャサリンはその後家に帰ったという。

キャサリンと王子はテキストをやりとりしあい、1週間後にまたバーで再会した。「私たちはまたキスをした。彼はいつも私を喜ばせるようなことを言ってくれた。君はなんて綺麗なんだ、みたいなことをね」。それから2回ほどプライベートバーで会ったが、関係は突然終わりを告げる。

キャサリンとの交際が噂になると王子が突然電話番号を変えてしまったから。

2人は2009年にあるポロの試合の会場で再会するが、そのときキャサリンは当時2人目の夫と結婚していた。「ハリーは私を抱きしめキスをした。それからとても楽しくおしゃべりした。今振り返ってみると友達として関係を続けなかったのを残念に思う」。

キャサリンは今回のインタビューで王子の幸せを祈っていると語っている。

「メーガンが彼の世話をしてくれているといいなと思う。彼の幸福と成功を祈っている。彼はとても勇敢でカリスマ性があり、とても面白くて知的で素敵な人だから」。独身時代はプレイボーイで知られた王子。キャサリンの告白をきっかけに似たエピソードが続々と出てくるかも。


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最終更新:11/29(火) 20:31ELLEgirl 













11/29(火) 20:41配信



Getty Images


イギリス王室とヘンリー王子夫妻の関係に問題があることは、すでに誰もが知るところ。そして、その緊張関係は家族の間にとどまらず、王室のスタッフにも影響を及ぼしているという。 


『メール・オン・サンデー』紙に掲載されたジャイルズ・ブランドレス氏の新著『Elizabeth: An Intimate Portrait』の抜粋によると、ロイヤルメンバーやその周辺の人たちの間でサセックス公爵夫妻の名前があがると、側近などロイヤルたちに近いスタッフはいつも、“ギクリ”としてすぐに話題を変えたり、夫妻のことを「海外に住んでいる方たち」と言って済ませたりするのだという。

 ブランドレス氏はさらに、「ロイヤルメンバーと話をしている人がヘンリー王子とメーガン妃の名前を口にすると、ロイヤルたちはいつもただ軽く微笑んで、『彼らの幸せを祈っています』と言うだけ。それだけです」と書いている。 ──なんと冷たく、そして失礼な対応……。 

いずれにしても、ヘンリー王子の回顧録『Spare』は間もなく出版の予定。そして、夫妻を取り上げたNetflixのドキュメンタリー番組は、12月8日に配信開始とされている。そして、ロイヤルたちはこれらに向けた心の準備をしている(心配している?)ところ。

 一方、ブランドレス氏によると、サセックス公爵夫妻のこの2件のプロジェクトの実際に目にすることなく亡くなったエリザベス女王は常に、『テレビが広める無意味さ』よりも、『ヘンリー王子の幸福』を気にかけていたそう。

 ブランドレス氏はまた、女王はただ、ヘンリー王子がカリフォルニアで「独り立ちできるようになり、本当に意味のあることを見つける」ことを望んでいたと明かしている。

そして、女王は基本的に、ロイヤルファミリーの間の“ドラマ”については「かなり冷静だった」と付け加えている。

 近くアメリカを訪問する予定のウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が、滞在中にサセックス公爵夫妻と会うことはないと伝えられている。家族の間の緊張関係は、まだしばらく変わることはないのかもしれない……。


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最終更新:11/29(火) 20:41コスモポリタン 













メーガン妃がかつてパトロンを務めていたチャリティ組織「スマートワークス」とタッグを組み、働く女性を支援することを明らかにした。
By Yoko Nagasaka2022/11/28



カプセルコレクションの発表イベントで。メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)WPA PoolGetty Images


ロイヤル時代、チャリティ組織スマートワークスのパトロンを務めていたメーガン妃。この組織は就職活動中の女性を支援しているが、活動の1つとして女性たちが自信を持って採用試験に臨めるようにコーチングやふさわしい衣服を提供している。

就職が決まった女性に対しては最初の給料日まで職場に行く服装に困らないよう、バッグやスーツ一式を贈っている。妃はパトロンを務めていたとき友人でデザイナーのミーシャ・ノヌーや百貨店「マークス&スペンサー」とタッグを組んでカプセルコレクションを発表、働く女性にふさわしい衣服を発売した。

一般の人がコレクションのアイテムを購入すると同じアイテムが組織に寄付、そこから組織が支援する女性たちに贈られるキャンペーンを展開した。

現地時間11月28日(月)、妃は再びスマートワークスとタッグを組み、働く女性を支援するイニシアチブを始めることを発表した。今回は妃がお気に入りのレザーブランド「クヤナ」も参加、ブランドのトートバッグ500個をスマートワークスに寄付する。

妃はスマートワークスと「クヤナ」を通じて声明を発表。「スマートワークスは女性に投資しているので、女性がどんな職場でも活躍できることを知っている。クヤナは女性による女性のための会社。だからこの組み合わせは完璧だと感じている」とコメントしている。

SNSには寄付するクラシック・ストラクチャード・トートの写真も。ちなみにお値段は245ドル(約34,000円)。「クヤナ」のトートバッグは妃も過去に持っているところを何度か目撃されている。また2019年、長男アーチーを出産する前にニューヨークで開催したベイビーシャワーでゲストに贈られたギフトバッグの中にこのブランドのバッグが入っていたことも明らかになっている。


ちなみに11月29日(火)はギビングチューズデー。感謝祭明けに思いやりや助け合いの気持ちを持ち実践しようと呼びかける日である。

このニュースの発表にふさわしいタイミングではあるが、一部のイギリスマスコミからは他の解釈も。11月30日(水)からウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が8年ぶりにアメリカを訪れる。皇太子が立ち上げたアースショット賞の授賞式がボストンで開催され、夫妻はこれに出席する。



メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)WPA PoolGetty Images


ヘンリー王子とメーガン妃が他のロイヤルファミリーのイベントやお祝いにぶつけてアクションを起こすのは有名な話。

ユージェニー王女の結婚直後に第1子妊娠を発表して王女からスポットライトを奪ったり、キャサリン皇太子妃の誕生日前日に王室離脱を宣言してお祝いムードを台無しにしたり。

2020年1月にはキャサリン皇太子妃が子どもたちのメンタルヘルスに関する大プロジェクトをローンチしたその日に「メーガン妃は今月初めに動物愛護団体メイヒューを訪ねました」とまったく旬ではない内容をインスタグラムに投稿し、イギリスマスコミを呆れさせた。

今年8月にはアン王女の誕生日に「9月にイギリスとドイツを訪問する」と明らかにし、マスコミの注目をさらった。今回の発表はもちろんギビングチューズデーを意識したものだろうが、皇太子夫妻の訪米から注目を逸らす意図も含まれていたのでは? と疑われている。


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ポッドキャスト「アーキタイプ」の最終エピソードを配信したメーガン妃。リアリティ番組に出演する可能性に触れた。
By Yoko Nagasaka2022/11/29



メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)Max Mumby/IndigoGetty Images


今週、ポッドキャスト「アーキタイプ」の最終エピソードが配信された。最後のゲストはテレビタレントのアンディ・コーエンとコメディ俳優のトレバー・ノア、そして映画監督のジャド・アパトー。男性が出演するのは初めてである。

妃は「これまで意図的に女性のゲストだけを招いてきた。この番組では女性たちが本当に経験した、複雑でダイナミックな出来事を共有しそれに耳を傾けてもらうこと、理解してもらうことが重要だったから」と語っている。

今回男性ゲストを招いたのは「実を言うと私の夫の提案」で「もし私たちが本当にジェンダーに対する考え方を変えたいのであればもっと会話を広げなくてはならないと思ったから」と話している。



「リアル・ハウスワイフ・オレンジカウンティ」の出演者と。中央がアンディ・コーエン(Andy Cohen)BravoGetty Images


それはさておき今回のゲストの1人、アンディ・コーエンはテレビ司会者として活躍すると同時にリアリティ番組「リアル・ハウスワイフ」シリーズのプロデュースも手がけている。これはご存知の通りニューヨークやマイアミからドバイまで各地のセレブ妻たちの生態に迫った人気シリーズ。

妃が英国王室を離脱してカリフォルニアに住むことが明らかになってから「リアル・ハウスワイフ・オブ・ビバリーヒルズ」に出演するのではないかという噂が度々浮上していた。妃がビバリーヒルズではなくモンテシートで暮らし始めてからも根強く囁かれている。

コーエンからこの噂について聞かれた妃は「そういう話は私の耳には入っていない」とコメント。さらに「これが『リアル・ハウスワイフ・オブ・モンテシート』に出るためのオーディションだというのは本当? 今がそうなの?」と芝居がかった調子で返していた。

コーエンが「もし参加するならあなたを中心に番組を作るよ」とオファーすると「リアリティ番組はないけれど、すごく楽しいでしょうね」。番組に出演する可能性をやんわり否定した。



ヘンリー王子(Prince Henry)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)Dia DipasupilGetty Images


妃はシリーズの1つ「リアル・ハウスワイフ・オレンジカウンティ」をよく見ていたと告白も。

コーエンに「これはみんなが聞きたい質問だと思うけれど、今も『リアル・ハウスワイフ』シリーズを見てる?」と聞かれると「そうね。本当のことを言うけれど、私自身の人生にそれなりのドラマがあったときに見るのをやめたの。つまり……」。

コーエンは「他の人のドラマを欲しなくなったわけだ」と妃の言いたいことをまとめていた。妃はこれに同意していた。

番組ではコーエンが告白する場面も。妃とは彼女が「有名ではない頃に会ったことがある」が「そのときのことを覚えていない」と居心地悪そうに認めていた。

ちなみにこの「アーキタイプ」、シーズン2が制作されるのかどうかはまだ明らかになっていない。炎上発言や物議を醸すコメントも多々飛び出したこの番組。存続するのか、発表を待ちたい。


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The Band Playing On
2022年11月2日(水)17時27分
ベン・ウェリングズ(豪モナーシュ大学上級講師)



ブレグジットをめぐる混乱の最中ジョンソンが就任してから、首相はこれで3人目。スナクは英経済を立て直せるか(10月25日、首相官邸前で) HANNAH MCKAYーREUTERS


<イギリス史上初のインド系首相スナク氏は資産家のエリート。国民の苦境と保守党不信への対処に、エリートの真価が問われる>

英与党・保守党の党首選でリシ・スナク元財務相が唯一の候補者となり、党首および首相就任が決まると、イギリス中が安堵のため息をついた。「ボリス・ジョンソンが復帰しなくてよかった!」と。

「物価高に苦しむ国民を救うためカリブ海のバカンスを早めに切り上げた」という売り込み文句が政治的にいただけないのは誰でも分かりそうものだ。

ところがどっこいジェーコブ・リースモッグ下院議員ら熱烈なブレグジット支持派やジョンソンびいきの一部メディアは、元首相のカムバックを大っぴらに応援した。

ジョンソンはいかにも彼らしく自身の復帰のチャンスを大げさに騒ぎ立てたが、性懲りもない自己宣伝が裏目に出て土壇場で出馬を取り下げることに......。

それにしてもカオス的な政権運営で鳴らす人物なら、カオスと化した英政治を救えると一部の党員が本気で考えたとしたら、その事実そのものが保守党を揺さぶるイデオロギー的な分断の深さを物語っている。

名乗りを上げたもう1人、ペニー・モーダントは推薦議員の数が立候補基準の100人にわずかに及ばず出馬を断念した。

前回の党首選では党員全体の投票でポピュリズム的な公約を掲げるリズ・トラスが選出され、首相に就任するや経済を大混乱に陥れたため、その苦い経験から厳しい出馬基準が設けられたのだ。

スナクの首相就任は社会的には画期的な出来事だ。アジア系、さらには非白人の首相が誕生したのはイギリス史上初めて。

この快挙は2000年代半ば、当時は野党だった保守党の若き党首、デービッド・キャメロンが進めた党内改革の成果とも言える。

保守党は女性や非白人の人材を積極的に指導部に登用。19年にはカトリック教徒であることを公表した初の首相、ジョンソンの下でスナクが初のヒンドゥー教徒の閣僚となった。


目前に迫る「不満の冬」

とはいえ今のイギリスの階層・所得格差を見れば、初のインド系首相誕生の意義も吹き飛んでしまいかねない。

ジョンソン同様、スナクも一生カネに困らない身分だ。それゆえスナクが打ち出す経済政策は国民にはすんなり受け入れられそうもない。

腐るほどカネがある人間が、物価高に悲鳴を上げている国民に節約と我慢を説いたところで誰が耳を貸すだろう。

さらにジョンソン同様、スナクも私立のエリート校の出身だ。スナクの母校は歴代の首相を輩出したイートン校ではなく、ウィンチェスター校だが、由緒ある男子全寮制の英才教育校であることに変わりはない。

このことは新首相に対する国民の見方に影響を与えるだろう。多くのイギリス人は、保守党を富裕層による富裕層のための政党と見なしている。

イギリスが直面する危機の深刻さは、少数の特権階級である保守党の政治家には実感できないと思われているのだ。

スナクを待ち受ける課題は山ほどある。最優先すべきは物価高騰とエネルギー危機への対処だが、ブレグジットもいまだにこの国の政治経済に影を落としている。

国民が暖房もままならない「不満の冬」を迎えようとしている今、EU離脱が残した問題にどう向き合うか。その手際でスナクの評価が決まるだろう。

スナクが自由に使えるはずの切り札は、トラス流の新自由主義の経済政策、いわゆる「トラソノミクス」の大コケで効力が大幅に失われている。

それでもスナクはトラスよりは長く政権交代後の「ハネムーン期間」を享受できるだろう。彼が首相になったことで保守党の強固な支持基盤の一角を成す債券投資家は落ち着きを取り戻した。とはいえ世論の今後の評価は不透明だ。

19年6月の党首選以降、保守党の党首、すなわち首相が交代するのはこれで2度目。その間、総選挙は19年末を最後に行われていない。その意味でスナクは有権者の信任を得た首相とは言い難い。


元凶は支持基盤の分断

総選挙の実施を求める声は高まっている。だが世論調査で保守党は野党の労働党に大幅に差をつけられて2位に転落しており、スナクは選挙の実施をできるだけ先に延ばそうとするだろう。

そんな試みは、いわば沈みゆくタイタニック号の甲板でデッキチェアの位置を微調整するようなもの。このままでは保守党の沈没は避けられそうもない。

保守党が抱える問題の一部は構造的なものだ。それはイギリスに限らず先進国の中道右派政党に共通の悩み、すなわち「イデオロギー的な分断」で、今やこの問題は一層深刻になりつつある。


実は、この問題は中道左派政党の弱体化を招いた元凶でもある。中道左派政党はここ20年ほど、支持基盤の分断に頭を抱えてきた。

一方には環境問題などに関心を持つ高等教育を受けた都市生活者がいて、もう一方にはかつての名残で今も渋々社会民主主義を支持している斜陽化する製造業の労働者がいる。この両陣営が自分たちのニーズや関心事を主張してやまないのだ。

今はこうした分断が右派政党も揺るがしているようにみえる。保守党は英下院で安定多数議席を確保しており、それだけ見るとスナク政権は安泰のようだが、世論調査の結果は保守党が沈みゆく船であることを示している。

スナクの舵取りで保守党と英経済の沈没が防げるか。まずはお手並み拝見だ。




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