4/18(火) 12:42配信
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サンドリガムでのクリスマスミサでのメーガン夫人とハリー王子。(2017年12月25日)photography: Abaca
テレビ局フランス2のドキュメンタリー番組「「Envoyé Spécial(特派員)」は、4月13日の放送でハリー王子とメーガン夫人のふところ事情に切り込み、ふたりのフィランソロピー活動を分析した。
フランスのドキュメンタリーテレビ番組「Envoyé Spécial(特派員)」では4月13日の放送でハリー王子とメーガン夫人を取りあげた。
まず、Spotify、Netflix、Disney......などの「企業とふたりが交わした契約を合算すると、少なくとも1億3,500万ドルを手にしたはず」と見積もる。ここで紹介されるのは、ふたりが財産を「一銭たりとも失わない」ために、「かなり巧妙な」資金計画を立てていることだ。
番組によるとサセックス公爵夫妻は、資金が還流する会社を10社以上設立した。そしてこれらの会社は、「税率が非常に低いことで世界的に有名な」アメリカのデラウェア州に設立されていると、ジャーナリストのジュリアン・デュポンシェルは指摘する。
節税対策
ここで国際金融やタックスヘイブンに詳しいエリック・ヴェルニエが登場し、夫妻の資産運用手法を解説する。これは「多国籍企業が使う節税対策の手法です(中略)。
洗練された手法で、ある会社のロイヤリティが別会社に支払われ、それがまた別会社に支払われる。
どこかの会社が経営難に陥っても他の会社には影響が及ばない」とのこと。しかもこれは「完全に合法的な」やり方なのだそうだ。
休眠額900万ドル
同番組では夫妻が設立した「アーチウェル財団」にも目を向ける。財団のウェブサイトには「善を成す」ことが目的だと書かれている。
やや曖昧なコンセプトであることに加え、ジャーナリストのジュリアン・デュポンシェルは寄付のためのページがないことを指摘した。
その後、同財団の住所を訪ねてみたものの、そこには誰もいないオフィスしかなく、それはハリー王子とメーガン夫人の顧問弁護士の事務所だったそうだ。
夫妻が発表した同財団の最新財務報告書によれば、寄付金を1300万ドル集めたとある。各協会に支援金として渡した290万ドルと、運営費に充てられた100万ドルを差し引くと、「900万ドルが財団の口座に眠っている」計算になると番組では指摘した。
「もらった寄付を使わずにどうやって善を成すのだろうか」とジャーナリストのジュリアン・デュポンシェルは疑問を呈し、「数字とふたりのフィランソロピー的発言には矛盾がある」と語った。
お金の9割は慈善活動に使われなかった
話はサセックス公爵夫妻が以前設立した「クイーンズ・コモンウェルス・トラスト」財団の財務報告書にも及んだ。2020年、ハリー王子とメーガン夫人は、78万2500ポンドの寄付を同財団で集めた。
このうち、70万5000ポンドは運営費に消えた。「お金の9割は慈善活動に使われなかった」ことになる。すでに色褪せている夫妻のイメージをさらに悪化させそうな話だ。
番組には王室専門記者のバレンタイン・ローも登場し、ロンドン時代のメーガン夫人と元従業員とのトラブルについての話を再び持ちだした。
「メーガン夫人は従業員たちを泣かせ、みんな疲れ果て、夫人の怒りを招くことを恐れていた」と同記者は言う。
中には自嘲して“サセックス・サバイバーズ・クラブ”を名乗る従業員までいた。
イギリスの世論調査で夫妻の人気度が最低ラインにあるのも致し方ないのかもしれない。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)
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最終更新:4/18(火) 13:36フィガロジャポン
4/19(水) 11:41配信
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アマリエンボー宮殿のバルコニーに立つ、8人の孫たちとデンマーク女王マルグレーテ2世。(コペンハーゲン、2023年4月16日)photography: Abaca
2月末に背中の手術を受けたデンマーク女王マルグレーテ2世は、4月16日(日)、83歳の誕生日を迎え、家族とともに公の場に登場し、公式活動に復帰した。
デンマーク人を安心させる一枚だった。王室ファミリーに付き添われたマルグレーテ2世は、コペンハーゲンのアマリエンボー宮殿のバルコニーから群衆を出迎えた。
2月に背中の手術を受けた女王は、83歳の誕生日を記念して王宮前に集まった大勢の観衆に向かって「デンマークに長寿を!」と発言した。
デンマーク女王マルグレーテ2世は、5人の孫(ニコライ王子、フェリックス王子、クリスチャン王子、ヘンリック王子、ヴィンセント王子)と3人の孫娘(イザベラ王女、ヨセフィーネ王女、アテナ王女)の8人の孫たちと一緒に写真に写った。
家族が再び集まる
デンマークのメディアが指摘したように、マルグレーテ2世がヨアキム王子の4人の子どもたちから王族の称号を剥奪する決定を下した後、家族全員が揃って初めての公の場に姿を現した。
去年の9月末、マルグレーテ2世は、ヨアキム王子の子どもたち、ニコライ王子、フェリックス王子、ヘンリック王子、アテナ王女の4人の孫から一部の貴族の称号を剥奪することを決定した。
「2023年1月1日から、ヨアキム王子の子どもたちは、デンマークの王子と王女の称号を使うことができなくなり、代わりにモンペザ伯爵と伯爵夫人の称号しか使用できなくなります」と王室は声明で説明した。
この発表はデンマークにとって驚きのニュースとなった。
称号争い
公式的には、マルグレーテ2世はこの決定を通じて、孫たちに普通の生活を与え、「自分自身の人生を形作らせる」ことを意図していたとされる。この取り組みは、王室メンバーを減らし、王室を継続させるための長期的な流れの一環でもあった。
ただし、ヨアキム王子は、4人の子どもたちが王子や王女の称号を剥奪されることに全く同意していないことを明らかにした。
王子は憤慨し、10月1日(土)、デンマークのタブロイド紙『B.T.』に次のように語った。「王室を現代化したり、軽減したりするにしても、適切に行う必要があります。
私たちは子どもたちのことを話しているのです。子どもたちは動揺しています。彼らはどうしたらいいのかわからず、何を信じるべきかもわかりません。
どうして彼らのアイデンティティが奪われなければならないのでしょうか。なぜ彼らをこのように罰する必要があるのでしょうか。」
ヨキアム王子が長兄フレデリック皇太子とその妻メアリー皇太子妃と「複雑な」関係を持っていることを語り、以前の論争が再燃した。
スペインのタブロイド紙『Vanitatis(ヴァニターティス)』によると、マルグレーテ2世のこの決定には、私生活のスキャンダルが背景にあるという。
同紙は、ヨキアム王子がかつて「義理の妹に熱烈な恋をしていた」と主張している。
スウェーデンの週刊誌「Svensk Damtidning(スヴェンスク・ダンティグニング)」が報じたところによると、2008年7月に近衛兵が開催したガラで、50代のヨキアム王子は酔っ払っていて、メアリー皇太子妃にキスを試みたという。
この一件は当時、写真付きで報じられた。
背中の手術
2018年に未亡人となったマルグレーテ2世は、王政を徐々に近代化することに貢献してきた。
現在、ヨーロッパに君臨する最後の女王でもあるマルチリンガルな知識人、マルグレーテ2世は、非常に人気がある。
デンマーク人の80%以上が君主主義者であると答え、昨年の在位50周年を祝うために何千人もの人々が集まった。
2月、王室は女王が腰痛のため「大手術を受けなければならない」と発表し、長男のフレデリック皇太子が摂政に就任することを明らかにした。
王室は、手術の結果、女王の公式プログラムの多くの行事が延期、中止、または他の王室メンバーに引き継がれることになると発表した。
4月16日(日)にアマリエンボー宮殿のバルコニーに登場した姿は、多くの人を安心させた。
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)
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最終更新:4/19(水) 12:18フィガロジャポン