たそかれの散策

都会から田舎に移って4年経ち、周りの農地、寺、古代の雰囲気に興味を持つようになり、ランダムに書いてみようかと思う。

day after tomorrowはいつ? <米国 中西部、氷点下41度><山火事で電力会社が破産申請>を読みながら

2019-02-01 | 原子力・エネルギー・地球環境

190201 day after tomorrowはいつ? <米国 中西部、氷点下41度><山火事で電力会社が破産申請>を読みながら

 

いまアメリカ中西部は驚異的な南極化現象に脅かされているようです。たしかトランプ大統領はこういった状況を踏まえて、勝手な解釈で地球温暖化なんてどこにあるの、とパリ協定から離脱したことの自己流弁解をしていたようです。他方で、カリフォルニア州で発生した大規模山火事については州政府とかの人為的なミス、責任といった発言があったように記憶しています。

 

昨夕の毎日記事は改めて興味深い記事を二つ並べて掲載していました。一つは記録的寒波で、<米国中西部、氷点下41度 南極超えの寒さ>という記事です。もう一つは地球温暖化影響による初の破産申請というもので、<山火事で電力会社が破産申請 米メディア「地球温暖化で初」>です。こういった異常気象は、地峡温暖化の影響で、気温上昇による減少も、他方で極端な気温低下も起こることが以前から指摘されてきたかと思いますが、私自身、勉強していないので、ありうるかなと思う程度です。

 

まず、寒波の記事では、<米中西部は30日、記録的な寒波に襲われ、ミネソタ州パークラピッズで氷点下41度に達するなど各地で数十年ぶりの寒さを記録した。南極点近くのアムンゼン・スコット基地(氷点下31・7度)の気温を下回った場所も多く、強風により複数の地点で体感温度が氷点下50度前後に達した。>これは凄いですね。私自身、北極圏の旅を何度かしましたが、氷点下30度台くらいでしたか、それでも厳しかったです。強風だとときに10度くらい下がることもありますからより深刻です。

 

実際、死者も出ていますね。<ミシガン、ウィスコンシン両州では29日以降、計3人が凍死とみられる状態で見つかった。>むろん公共交通機関への影響も甚大でしょう。

 

こういうとき避難弱者の一つについても取り上げられています。<各地ではホームレスらに提供する臨時の避難所として市役所や警察署、教会のほか、看護師が乗ったバスなどが開放された。>それ以外については紙面がなかったのでしょうね。

 

他方で、乾燥化による巨大山火事については<【ロサンゼルス長野宏美】米カリフォルニア州で起きた山火事で経営が悪化した同州の電力大手PGE29日、日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を裁判所に申請した。>と報じられています。

 

山火事と電力大手の破産とは何の関係もなさそうですが、記事ではそれらしい言及があります。

今回の山火事以前、<2017年に44人が死亡した複数の山火事も含め、同社に原因があるとして住民らが多くの訴訟を起こしている。賠償などで、少なくとも負債は300億ドル(約33000億円)を超える可能性があるという。>山火事の賠償?で3.3兆円の負債はちょっと考えられませんね。記事は詳細を明らかにしていません。今回の山火事に関連して、<州北部で昨年11月、大規模な山火事が起き、80人以上が死亡した。出火前に送電線の設備不良があり、山火事との関連で調査が続いている。>という含みのあるないようですが、これだけでは破産原因との関係がますます不明です。

 

<同州では近年、山火事が頻繁に起き、被害が拡大している。背景には地球温暖化による気温上昇や乾燥があると指摘されて>いる点は、ある程度理解できますね。でも山火事の原因が何か、そして発電会社がなぜ巨額負債を負ったのかが不明の中で、<米メディアは「地球温暖化の影響による初の破産申請」などと報じている。>というと、トランプ流フェイクニュースの一種と見られるおそれもありますね。

 

ところで、これらの記事を見て、思い出したのが映画<『デイ・アフター・トゥモロー』(原題:The Day After Tomorrow)>です。ウィキペディアにより、そのストーリーを引用しましょう。<地球温暖化により、南極大陸の棚氷が融け始めた。棚氷の調査中にその光景を見た気象学者のジャック・ホールは、温暖化によって極地などの氷が融解して真水が海へと供給されることで海水の塩分濃度の変化が起こるなどした結果、海流の急変が発生し、これが将来的に氷河期を引き起こす可能性を考え、危機を訴えたが、実感のなさから、ベッカー副大統領などには相手にされなかった。>

 

ところが、世界各地で冷却異常現象が起こり、氷河期が地球時間ではなく、映画時間で?たしかわずか数日のうちに転変するのです。ウィキペディア情報では、この映画2004年公開時日本をはじめ全世界で大変な人気を博したようですが、私は知りませんでした。まあ当時も今も映画館で見ることがないので、新作映画に関心がなかっただけですけど。

 

この映画では親子のすれ違いと愛情の強さとか、子の恋愛感情や災害時の機転とか、いろいろ感じるものがありましたが、DVDをわが子に見せてもあまり関心を示してくれなかったようで、少し残念な思いでした。それにしても地球温暖化についていろいろ対立する議論があった2000年代初期、<今後十年単位で平均気温が4度低下する恐れがあるとの科学者の見解>をも踏まえたものだったのでしょうか、こういった大氷河期に襲われるという企画の映画が生まれるのはさすがアメリカといえるかもしれません。

 

映画をごらんになっていない方は、その驚異的な地球の凍結化について理論的な面も含め画像でビジュアルにシミュレーションしてもらうと、時間軸はともかく、一つの理解となるのではと思うのです。

 

で、再び記事に戻ります。


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