170901 12時を回って <ある公益事業の立ち上げをめぐる議論に参加して>
今日は残念ながら9月1日を少し回ってブログを書き始めています。延々と続く議論に交じっていつの間にか12時が過ぎていました。それから温泉に入り、いま書き始めています。
その建築物の模型を見ましたが、斬新なアイデアが盛り込まれていました。元の建物は、敷地一杯を利用したほぼ総2階建て建物でした。長年利用していなかったため、玄関ドアも壊れ、店舗用ガラスも割れたりして、通りを歩く人もその前を見ないようにして通り過ぎて
新しい建築模型は、左右をかなりカットして、2階も床面積を小さくしています。その結果敷地に大きなスペースができるものです。そして、通りに面したところに雁木をつけ、その下で雨宿りと通りすがりの心を誘いそうです。当地では雁木が使われてきたわけではないですが、その外観はファサードとしてなかなかいけています。そのゆったりした空間と雁木のもつデザインと軒下を歩いたり、立ち止まってみたりするには、なかなかいい感じです。そして建物の背後への見通しが突然開けました。するとそこは見事な手入れした竹林です。いままでは敷地一杯に立っていた建物で背後は全く見ませんでしたが、隣家の手入れした竹林がみごとに借景として和ませてくれます。
で、建物の内部の説明をこのまましていると時間がかかるので、30分で書き終えたい(少々疲れています)ので、この建物の機能を紹介したいと思います。
まだ構想段階ですが。だれにでも利用できるようにスペースを企画しているのです。たとえば、竹林に面したところをカフェやお茶の場などとしてだれでも通りすがりの人が立ち寄って無料のコーヒーとかお茶を楽しみ、知らない人同士、あるいは地域の仲間同士で話し合う場として提供するものです。
通りに面した場所はエントランスに地域に関係する展示コーナーとしたり、工房として職人が、あるいは誰でも利用できるようにすることも検討されています。
カフェないし食堂に隣接したところに台所を用意して、近隣の男性、あるいは女性が料理を作る場にして、その料理を誰にでもふるまうことも一つのサービスとしているのです。
2階になると、道場と15人くらい宿泊できるスペースを用意し、さまざまな団体ががっ州などで利用し、勉強会や会議、イベントを行うこともできる場として検討されています。
道場では、イベントとして上映会や体操教室といった利用も検討されています。
これは、だれもが利用できる基本無償のスペースの提供を考えています。そしてもう一つのというか、重要な目的として、災害時対応の施設とする点です。当地はホテル・旅館が多いため、避難場所としてはこれら現在の商業施設で十分まかなうことができます。それでこれまた検討中ですが、ボランティアの宿泊施設として彼らの活動拠点としての利用をも射程に入れています。
むろん防災グッズは、別に大きな倉庫があるので、そこに大量の備蓄が可能で、寝具も別の建物をも利用できるようにして、50人近くの宿泊も可能な準備をしています。
そしてもう一つの目的でもある、災害時の知的障害者などの福祉支援をも検討していて、その支援事業も建物が出来上がる前から、福祉施設利用者による炊き出しといったことを計画しています。これが新しい、まださまざまな機能を潜在的にもっている建物の有効利用の出発点かなと期待してみています。
当然、資金が必要です。クラウドファンディングなども今後すすめていく予定です。まだ立ち上がる準備段階ですが、さまざまな人が集まり、その熱心な議論を聞いていると、私も次第に口を出し、つい提案をしてしまいます。
まもなく解体・改築工事が始まり、事業も具体化されていきます。今後続報を届けたいと思います。まだ別の部屋では議論が続いています。私はこれでお休みです。
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