171128 大正生まれの免許更新 <運転は元気に生涯を全うする有効手段ではないか>
さきほど、最寄りの警察署に免許更新のためでかけていました。ちょうど月末で時間もよかったのか、とてもすいていました。私の他は高齢者のお二人だけ。
私の方は最近買ったスマホの自分の番号がわからず、やむなく110番して電話番号を確認してもらったという、ていたらくでした。記憶していた番号はやはり間違っていました。
適格検査なるものがあって、私も高齢者運転の一員ですから、当然でしょうか、幸いこの頃体調が戻ってきていますので、事なく終わりました。
それで待っているとき、高齢の女性二人がお話ししていたのですが、どうやら一人は大正生まれということで、もう一人の方、後期高齢者でしょうか、びっくりして、とてもお元気ですねと声をかけていました。
私もつい気軽に、その大正生まれ(生まれも年齢も正確にきちんとお話になりましたがプライバシーもあるので遠慮します)の女性の方、免許更新大変でしょうとうかがうと、やはり何度も足を運びましたとのこと。
でもとてもお元気で、会話もスムーズです。まるで日野原さんのように柔和な応対で、すてきな方でした。しかもお一人で車に乗ってやってきているのですね。誰も家族の方が付き添っていません。しっかりされた方でした。私の審査は、高齢者の肩書きだけみたいな感じで、スマホの電話番号を知らない程度は大目にみてもらい、さっと終わってしまいました。
知り合いの警察職員の方もいましたが、別に遠目で挨拶する程度で、むろん「忖度」などありません。
でもこの大正生まれの方は、丁寧に慎重に審査されているのでしょうね。でもしっかりされた方で、きっとパスして免許更新皆伝でしょう。最後に頑張ってくださいと声をかけると、ありがとうと会釈されました。いい出会いでした。
こういった高齢女性ドライバーは、今後もがんばって乗り続けて、認知症も、さまざまな病気も克服して、長寿をお元気で全うしていただきたいと思うのです。そういう方の運転はときにはぎごちないかもしれないですが、あおり運転などもってのほかで、そういう方が心地よく運転できる町の環境を誇ることこそ、これからの行政の役割の一つではないかと思うのです。
補足
以前、カナダ東部を5000kmくらいドライブしたことがあり、そのときのさまざまな多様な景観美や人との触れあいは語り尽くせないほど多いものがありますが、一つ気になったことがあります。それはモントリオールで経験したことです。とてもきれいな都市ですが、その運転はとても乱暴に思えました。まさにヨーロッパ流というのでしょうか、狭いところでも自分の車を先行させようとぎりぎりの運転をします。とても高齢者ドライバーに優しいところとは感じられませんでした。
仮にこれからのまちづくりの一つとして、高齢者ドライバーや土地勘のない運転者、不慣れな運転者に、気配りがされ、そういう運転者を優しく見守るドライバーマナーが徹底しているようなローカル意識なり、ルールが定着できれば、それこそ日本中に、いや世界中に誇れるのではないかと思うのです。
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