モテットの雰囲気は何とも言えないですね。如何にも天空から降臨してきたような、深遠で、厳かで、重厚で、神秘的な音の響き、和声には、どのモテットを聞いても引き込まれます。このCDはピーター・ダイクストラ指揮、オランダ室内合唱団の「バッハ 6つのモテット」(CHANNEL CLASSICS:CCSSA 27108)です。録音も良くて、思わず何回も聞いてしまいました。ここ数日はこのCDを集中的に聞いていました。それと、このCDジャケットの紫がかった濃紺の色彩が非常に印象的で、この深海のような青紫色のイメージとモテットの雰囲気も非常に合っていて、とても気に入っています(ジャケットにうっすらとバッハの肖像画が見えるのもいいです)。いつも思うのですが、CDの装丁もコレクションする人にとっては重要ですよね。いいジャケットの音楽は、何となくまた手にとってまた聴きたくなる気分になります。
最新の画像[もっと見る]
- 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ(ファウスト版) 13年前
- 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ(全曲)(イブラギモヴァ版) 13年前
- ギター演奏によるバッハ作品集 13年前
- バッハのピアノ協奏曲(シュタットフェルト版) 13年前
- バッハのピアノ協奏曲(バーラミ版) 13年前
- ド・ニースの第3弾 13年前
- ナタリー・デセイのクレオパトラ 13年前
- 管弦楽組曲集~若き王子のための~(原典版) 13年前
- エイシスとガラテア-その4- 14年前
- エイシスとガラテア-その3- 14年前
今は死語となっているかもしれませんが、「ジャケ買い」なんて、よくしたものです。
バッハから話しはそれますが、ジャズの名門レーベル「ブルーノート」のジャケットは、それ自体が一冊の本になっていて、ジャズファンではなくても、デザイナーは必ず持っていると聞いたことがあります。ブルーノートはあらゆることにいい意味での「こだわり」を持っていたので、当然だと思います。ここまでとは言わずとも、やはりレコードのジャケットは、録音されている内容とともに、「一つの芸術作品」であると、わたくしはいつも思っています。
レッド・ツェッペリンのレコード・ジャケットは、壁にかけておくだけでもポスターの代わり以上ですしね。
たしかにCDになって、好きな曲をすぐに聴けるし、A面B面をかえなくてもいいですし、一枚に録音できる時間も長いし、何度聴いても基本的にはひどい音質の低下は起こりませんが、それ以上に何か大きなものを失っていると思います。
「いいジャケットの音楽は、何となくまた手にとってまた聴きたくなる気分になります」
とおっしゃる意見には、諸手をあげて賛同致します。
バッハから話しがそれてしまって申し訳ありません