記憶

2011年07月20日 17時08分03秒 | 日記

 先日、いつも行くスーパーでのことです。

私の前を行ったり来たりする女性に出会いました。

まるっきり、記憶にない知らない方です。

おそらくその方は私が気づくもっと前から何回も、

私の前を行ったり来たりしていたものと思われます。

そのうち嫌でも私も気づきますよね。

でも知らない方です。

 

私と目が有った次の瞬間彼女は大きく息を吸い込み

おそらく「あら~~○○さんじゃない?」って気軽にに話しかけようとしたのだと思うのです。

でもその前に私の関心が食品の方に移ってしまい すっと視線を外してしまいました。

悪気はなかったのです。  でも本当に知らない方で、

でも、その後も何回か私の前を行ったり来たりしていたように思いますが

とうとう帰ってくるまでその人の存在さえ忘れてしまっていたのです。

 

でも、今日すっかり忘れていたその人の事、思い出しました。

久しぶりにデパートに行き、私をじろじろ見てる人がいて、

髪を切って変なのかなって 気にしていたら突然思い出したのです。

もう40年近くも昔のことです。

ものすごく不愉快な思いをして、あんなに人を憎んだことなどないくらいに

その人の事をキライになりました。

人間の恨みの感情と言うのはすごいな~~って思います。

その人を思い出した途端、その怒りが昨日の事のように思いだしたのです。

当時は絶対許さない。とまで思ったのです。

恨み憎しみの感情と言うのは自立神経の交感神経を優位にさせます。

そして自律神経と言うのは、結構バカな神経で

過去と現在の時間差が識別ができないと聞いたことあります。

自分で昨日のことのように怒りの感情を思い出したのでもそれがわかります。

 

 何時だったか、何十年も前に その人と私の共通の知り合いに あったとき、

その人が凄く後悔してたと聞いたことが有ります。

きっと私の感情は その時でその人に対する怒りも恨みも

何もかも切り捨てれたんだと思うのです。

元々がノー天気で、恨みの感情など長く持続出来ない人間なのです。

だからあの時も絶対許すまい。こんな思い絶対忘れまい。って

自分に言い聞かせた程なのですから。

でも交感神経を 今、この時点で優位にしてまで

感情を高ぶらせるほどバカな事はありません。

そんなことしたら病気持ちの私には、良い事ないからです。

彼女も私も若かったのです。

今度会ったら、私の方から「あら~□さんじゃない? しばらく 」って、言ってみよう……かな?

仲良くなろうとは思わないのですけどね  

あっ、お互い名字は変わってるかも…ですね。 

 

 

  今日のありがとう  

我が家の紫陽花。

私は紫陽花の花が大好きです。

と言うより涼やかな水色の花とか、紫色の花が清楚な感じがしてとても好きです。

眺めていると 心に平安が生まれます。

こんな昔の出来事なんて人類誕生からすれば ほんの瞬きくらいの一瞬の感情です。

こんなことに心をとらわれているなんてつまらない事です。

自立神経が過去と現在を識別できないって事を

身をもって体験出来ただけでも 良かったと思います。

さあ、もうきれいさっぱり忘れて 明日からのブログは 楽しい事書けるよう、また頑張ります。

最後まで読んで下さり有難う御座います。