昨日、のんたさんのところにお邪魔したら、子供のころ雪合戦をしたお話が載っていて…。
昔は近所の子供たちが、たくさんいて
何かやろうというと必ずいっぱい子供が集まってきて1グループが出来上がり
年長者が、誰言うともなくリーダーになりみんなを統率していたものです。
そして公平に遊ぶ術を覚えていった気がする。
たとえば『缶けり』というかくれんぼが進化したような遊びがあると
一人の子が長く鬼ばかりしないように、年長のリーダーが、
「今度は俺が鬼をやる」というように、みんなが楽しく遊べる工夫をしていたように思います。
あの子が鬼ばかりでかわいそうだなって思い始めていたときなど、ほっとしたものです。
ある時、その年長者が、私たちと遊ばなくなって(きっと大人になったのでしょう)
私たちは自分たちで鬼ごっこをやっていたのですが
鬼が弟ばかりのことがありました。
当然弟は泣き出してしまい、帰ろうとしました。
その時 誰言うともなく、
「わ~~い、鬼、やけた。」と言い出したのです。
そうしたらみんなも「わ~い、わ~い、 鬼や~け~た~」とはやし立てたのです。
一緒に帰ろうとしていた私は、
近所の家の庭先にあった竹ほうきを持ってみんなを追いかけたことあります。
そのあとみんなは はやし立てながら、逃げて行って
なんだか悔しくって、私も泣きながら家に帰ったことを思い出しました。
でもあの時なんで「今度は私が鬼をやる」って弟と変わってやらなかったのかって思うのです。
あのリーダーだった子のように、誰にも有無を言わせず当然のこととして
みんなを納得させることができないという不安や、自分の弟をかばってると思われるのが嫌とか
もろもろの感情が交錯していて、何もしてやれなかったのをふっと思い出しました。
まだまだ幼かった遠い昔のことです。