Vivaldi - Four Seasons (Winter)
もう何年昔のことになるのか・・・。
息子が高校2年の時、習っていたヴァイオリン教室のリサイタルで
このヴィバルディーの四季の『冬』をソロでひいたことがあり、懐かしいな~って
思い出されます。
四季はご存知のように4楽章から成り立っていますから、リサイタルでは
教室の 下は幼稚園児から上は社会人までオーケストラを組んで、演奏してました。
その中で、春、夏、秋、冬、の各部分をカディンツァと言って独奏するパーツを受け持った生徒が
それぞれいて、息子は冬を受け持って弾いたのです。
息子のヴァイオリンの音が私は大好きでした。
冬の第1楽章は、秋の最終章から引き続いてきた嵐の場面を
見事に弾いてくれたのにはとても感動しました。
それから第2楽章のラルゴに移って静かに終息へと向かっていくのです。
私はこのヴィバルディーの四季が風景が目に見えるようでとても好きです。
息子と会わなくなって、もう、何年経つでしょうか?
私が癌の手術をした時、顔を見せてくれましたから、その時からもう5年会っていません。
そうなんです、
今日、11月6日。
この日で、私は5年生存率をクリアするのです。
何も分からずに抗がん剤を始めて7ヶ月目のある日、
医者に抗がん剤をやめたいと言った時、
『あんたの癌は5年生存率を20パーセント切ってるんだぞ。なんてこと言うんだ』
ってものすごい形相で怒った医者を思い出します。
色々ありました。
誰からも理解されず、四面楚歌の中、半ば強引に抗がん剤をやめたこと。
でも一番先に理解を示したのは、やはり 今薬学を勉強している娘でした。
「お母さんは抗がん剤止めて正解だったね。
抗がん剤の化学式って、毒薬とまるっきり同じなんだよ」って・・・。
私は そんな難しいことはわからないけど、
本能的に抗がん剤をこのまま続けてはいけないって思いました。
西洋医学の進歩は目覚ましいものがあります。
でも数多くの人が癌を再発し苦しんでるなかで西洋医学の限界も感じていました。
現在、年間約37万人の人が癌という病気で亡くなります。
そのうちの約28万の人は癌以外の原因、
つまり抗がん剤や放射線などの影響で亡くなってると言います。
抗がん剤を止め 医者とも縁を切り
それからは食物を改め、たくさんの本を読み、生活を変え
自分の信じることをやってきて 今に至っています。
そして5年。 いったん一区切りがつきました。
でも、息子とはそれっきりで私からアクションを起こすことなく
息子からも音信不通の状態が続いています。
孫やお嫁さんとは時々会うことがあっても息子とは会うこともなく・・・。
色々と誤解やボタンの掛け違いがあってどんどん疎遠になってしまったのはわかってました。
でも自分のことが精一杯で 気になりながらも、ほおってありました。
・・・・・5年経ったこの時だから・・・、
私から息子に会いに行ってみようと思います。
≪ 他人と過去は変えられなけど、自分と未来は変えられる。 ≫
小説、『あなたへ』の主人公の奥さん、洋子さんの座右の銘だそうです。
私も今日からはこの言葉を
座右の銘にしようかと・・・。
今日はなぜか眠くない。
《他人と過去は変えられないけれど、自分と未来は変えられる》
ずん!と胸に響き、胸に置いておきたいと思っています。
バジルさんの行動を起こす気持ちになられた、節目の5年目、
その、お気持ちを大切になさってください。きっと息子さんに
通じるはずですよ
結局朝まで起きていて、娘を最寄り駅まで送ってきて少し寝ました。
今起きた所です。
重い内容のブログをアップしちゃったなって思い、まだ誰もコメント残してなかったら
取り下げようと思ったのですが・・・。
親子ですから・・・。
いつかわかりあえる日がきっと来ると思ってます。
良かった。
人の気持ちって、教科書どおりには行かないものです。
こうすればって、解かってても出来ない。
踏み出す力は、体力が付いた証かも、
いつものん太さんのブログ読んでクスって思わず笑ったり、それってすごく免疫をあげれた様な気がします。
昨日も「お母さんはとても良い関係のコミュニティーに入れて良かったね。」って娘に言われました。
今5年という一つの域値を超えることができて、ブログのお仲間みんなに感謝したい気持ちです。
みんな優しくって、心から感謝です。
最初からうまくいくとは思っていません。
根気よく通います。
何時もブログを読みながら優しいお嬢さん ご主人に囲まれてお幸せって思っていました
キット分かりあえると思いますよ
男の子は余り話しません 我が家の子供達もそうです
でもね 心の奥でには優しさを持っていると思います
だって優しいバジルさんが育てられたんですものね
息子さんへのアクションを バジルさんのほうから起こそうと思われた勇気が 5年を超えた第一歩の記念ですね。 素晴らしいです。
確かに医術の専門家としてその技術は認めておりますし尊敬もしております。
でも医療者としての医者は少ないとも思うのです。
人間として対峙する人に謙虚であってほしいと思うのです。
病で苦しんでる人に思いやりをもってほしいと思うのです。
患者のわがままでしょうか?
私が病気をやって以来娘たちも息子の事は一切口にすることは亡くなりました。
きっと私への考慮なあのだと思います。
もう少し落ち着いたらメールのほうでおしゃべり聞いてくださいますか?
優しい子でしたから傷ついたのだとも思います。
もっと早くこだわりを解決する方法をとればよかったのかも知れませんが・・・。
そして明日からまた新たな一歩が始まります。
これからも油断せずしっかり節制していこうと思ってます。
友人がご主人に勧められて止めてた抗がん剤をまた再会する人がいます。
人それぞれですし、決して抗がん剤を頭ごなしに否定するものでもないのです。
ようちゃんまってるからね。