2016 年 (平成 28 年) 8 月 22 日(月) 天候 : 晴れ 気温 : 26 ~ 33.1 ℃
真夏の暑さの中、琵琶湖の東部に有る 『 湖東三山 』 と呼ばれている
百濟寺 ・ 金剛輪寺 ・ 西明寺 と、五百羅漢で有名な 天寧寺 に行ってきました
AM 6 : 25 妻と二人、自宅を車で出発 関ヶ原インターから名神高速道路に入り
AM 7 : 40 滋賀県の八日市インターを出て、東近江市の 『 百濟寺 (ひゃくさいじ) 』 に AM 8 : 05 到着
推古天皇の時代に、聖徳太子の御願により百済人のために創建された近江最古級の古刹
当時の御本尊は、聖徳太子自作の 「 植木観音 」 であったと伝えられている
その後平安京に都が移され、比叡山に天台宗が開創されると、この寺も天台の寺院となり
規模が拡大され、「 湖東の小比叡 」 と称されるほど壮大な寺院となったが
織田信長の焼き討ちにより、三百余坊の塔頭のほとんどを焼失
天正 12 年、難を免れた御本尊などの仏像と経巻が納められた仮本堂が建てられ
1,650 年、春日局などの寄進により、本堂 ・ 仁王門 ・ 山門等が創建され、現在の姿となった
御朱印及び御詠歌 宗派:天台宗 御本尊:木造十一面観音菩薩立像(奈良時代)
寺の入り口 「 赤門 」 ここから長い上り坂の参道が続いているが
足に自信が無く、途中の本坊横の駐車場まで車で移動
駐車場上の本坊から入場 拝観料:¥ 600.- / 人 本坊横の千年菩提樹の若木の横を通って庭園へ
「 喜見院 ( きけんいん ) の庭園 」 山腹に大きな池と巨岩を配した池泉回遊式の豪華な庭園
庭園の散策路を廻って高台にある 「 望遠台 」 に移動 眼下に湖東の平野が展開し
西方 55 km には、天台宗の総本山 「 延暦寺 」 のある比叡の山並みが一望
庭園を離れ、参道の長い階段を休みながら登っていきます
やっと 「 仁王門 」 が見えてきた この頃には全身汗だくだく
本堂と共に 1,650 年完成の 「 仁王門 」 大わらじの後ろに一対の金剛力士像が置かれている
門を過ぎると、前方の石垣の上に 「 本堂 」 が見えてきた
重要文化財の 「 本堂 」 海抜 : 350 m 内陣の厨子の中に
奈良時代に造られた御本尊の秘仏、高さ 2.6 m の十一面観音菩薩立像が納められている
本堂内部の 「 木造如意輪観音半跏像 」 と 「 木造聖観音座像 」 外部のポスターを撮影
本堂横の 「 鐘楼 」 全山モミジの若葉がいっぱい、きれいな黄緑色に染まっています
湖東三山共、紅葉の名所で、その季節にはかなりの渋滞ができる程の人出が有るようです
AM 9 : 20 百濟寺を出て一般道を北上、 『 金剛輪寺 ( こんごうりんじ ) 』 に到着 AM 9 : 40
滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺 873
聖武天皇の勅願寺として、行基菩薩によって天平 13 年 ( 741 ) に開山された歴史ある古刹
850 年、延暦寺の慈覚大師が来山され、以降天台宗の寺となった
1,183 年には、源義経が義仲を追討せんとして当山に来て、必勝を祈願し太刀を寄進
1,288 年、近江守護役頼綱によって本堂大悲閣などが再興された
1,573 年、この寺も百濟寺と共に信長の焼き討ちに合ったが、僧侶の機知により
本堂・三重塔・二天門などはその難を免れ、現在のこの寺の姿となっている
御朱印及び御詠歌 宗派:天台宗 御本尊:聖観世音菩薩立像(天平期:行基菩薩作)
ここでも高台に有る本堂に向かって、長い参道が続いています
御本尊の聖観音と書かれた大きな提灯が下げられた寺の入り口 「 黒門 」
門から少し入った所に有る入山受付 拝観料:¥ 600.- / 人
参道から 「 白門 」 を入った所に有る 本坊 「 明寿院 」
本坊のお座敷から見える 茶室 「 水雲閣 」 ゆっくり座り込んで見ていたくなる雰囲気です
近江路一と言われている庭園 桃山から江戸中期に渡り築造された国の名勝
中央の池には、きれいなスイレンが可憐な花を咲かしていました
この池の片隅に、一輪だけ咲いていたカキツバタ
その横にたくさん咲いていたサギソウ シラサギが群れで飛んでいるように見えます
庭園から戻って本堂へ向かって上がっていく道は、千躰地蔵の参道です
その両側には、数え切れない程の小さな地蔵さんが、どこまでも続いています
参道の脇の何ヵ所かにも、たくさんの地蔵さんが整然と並べて置かれていました
時々吹く風で廻っているカザグルマを見ていると、少し悲しい感じがしました
長い参道を上がっていくと、やっと 「 二天門 ( 重要文化財 ) 」 が見えてきました
門の向こう側の、国宝の 「 本堂 」 に到着です 疲れた・・・
本堂内部は、撮影禁止で写真に撮れなかったけれど、御本尊の聖観音の周りには
阿弥陀如来 ・ 不動明王 ・ 毘沙門天 など重要文化財に指定された多くの仏像が祀られていました
本堂横の三重塔 「 待龍塔 」 1,246 年建立 重要文化財
参道横の資料館の小さな池には、ハスの花がたくさん咲いていました
蕾の花も多く、まだ当分楽しめるようです
寺内の食堂で冷やしうどんの昼食後、 PM 0 : 30 金剛輪寺を離れ、又一般道を北上
10 分程で、湖東三山の三ヶ寺目 『 西明寺 ( さいみょうじ ) 』 に到着
平安時代の 834 年、仁明天皇の勅願により、三修上人が開創した歴史有る寺院
平安・鎌倉・室町時代、修業道場として栄え、 17 の諸堂と 300 の僧坊を持った大寺院だった
戦国時代、この寺も信長の焼き討ちに合ったが
幸いにも二天門・本堂・三重塔が火災を免れその姿を残している
御朱印 宗派:天台宗 御本尊:秘仏 薬師如来立像(平安時代:重要文化財)
地図中央右側の駐車場から、受付を経て入場 拝観料:¥ 600.- / 人
正面の中門を通って、名勝に指定されている庭園に向かいます
庭園 「 蓬莱庭 ( ほうらいてい ) 」 仏に見立てた石組と、鶴と亀を表す島が造られた名園
庭園から本堂へ続く小高い散策路 見事な程の苔の庭になっている
国宝に指定されている 「 本堂 ( 瑠璃殿 ) 」 鎌倉時代初期、飛騨の匠が建立
御本尊の薬師如来立像を中心に、日光・月光菩薩・十二神将立像など多くの仏像が祀られている
同じく国宝の 「 三重塔 」 極彩色に画かれた内部初層の壁画は、国内唯一と言われている
帰路は 「 二天門 」( 重要文化財 ) を通って、参道を降りて行きます
門両側の広目 ・ 多門の二天王立像 ( 重要文化財 )
きれいに整備された参道をゆっくり下って、駐車場へ戻りました
ここの庭の片隅に植えられたアケビ科の 郁子 ( むべ ) の実
緑いっぱいの和風の庭園の中に、2輪だけ咲いていた真っ赤な 芙蓉 の花
PM 1 : 50 西明寺から今回の寺参り最後のお寺 『 天寧寺 ( てんねいじ ) 』 に到着 PM 2 : 10
彦根藩第 11 代藩主 井伊直中が、不義の子を宿した腰元を、藩の法度で死罪に処したところ
不義の相手が長男の直清だったことが判明し、母子の追善供養のため
京都の名工に五百羅漢を作らせ、 1,822 年頃この寺を造り祀つらせた
御朱印 宗派 : 曹洞宗 御本尊 : 聖観世音菩薩 彦根市里根町
正式名称の 天寧寺 よりも、「 五百羅漢さん 」 の名で知られているお寺
左側の建物が、お釈迦さまと十大弟子・五百羅漢が祀られた 「 仏殿 」 ( 羅漢堂 )
三方向の雛段の上に、整然と並べて祀られている 五百羅漢像
たくさん並んだ中に、笑顔いっぱいの羅漢さんを見かけました
いつしかその姿を見ている自分も笑顔になっていました
仏殿と本堂の間に造られた 「 らかん石庭 」 お釈迦さまと羅漢を表しているそうです
仏殿の左側に有る 「 井伊直弼公 供養塔 」
本堂の裏の墓地に有る 「 井伊家代々のお墓 」
高台に有るこの寺の境内から、遠くに見える彦根の街と彦根城
PM 2 : 50 寺を出て約 5 分、名神高速道路の彦根インターから帰途につき、PM 4 : 30 自宅に到着
暑くて少し疲れたけれど、歴史有るお寺をゆっくり廻れて、良い一日となりました
もう少し時間が有ったら彦根城も見たかったけれど、又今度の機会に・・・
歩数計 : 6,806 歩 走行距離 : 164.4 km
************************************
<< モデルさん写真 No . 14 >>
4 月 14 日 写真教室で撮った写真です
今度はかわいいモデルさんとママさんです
************************************
<< 水滴写真 No . 8 >>
5 月 12 日 写真教室で教えて貰った撮り方を、自宅で挑戦してみました
想像がつかない水の動きが面白かった
上の写真と共に、ブログ更新ごとに、1枚づつアップしています
釣りのブログかいています。 暇つぶしにでもご覧下さい
FISHING WITH BIG-HAPPY
上の文字をクリックすると、釣りのブログに移動できます