私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

誰かリールを知らないか あっ 間違えました。小雪でした

2007-02-26 21:48:47 | Weblog
 戦後、すぐ歌謡界をリードした歌手に、津村 謙という人がいました、この人のヒット曲がタイトルの「誰かリールを知らないか」です。
 
 吉備の中山の一番西側に、お魚の尻尾(おにぎり型)みたいな形をしているお山があります。飯山と呼ばれています。
 頼山陽が、この山を鯉山と命名しただそうです。ちなみに、吉備津の小学校は[鯉山小学校」と名前がついています。
 この飯山の麓に、はいつくばうようにして「片山墓地」が広がっています。この墓地には、先にあげた熊次郎のお墓もあります。
 その側には、この大親分を守るようにして熊次郎の4天王の一人、片嶋屋万五郎の墓も見ることが出来ます。
 ここには、また、高さがたった41センチというごく小さなお墓を見ることも出来ます。「玉樹涼陰信女」京都俗名小雪行年21才と刻されています。
 藤井駿先生は、昭和44年に、この「小雪」というのは。宮内に居った遊女だという事を発見されました。

 この小雪とは一体誰でしょうか。誰か知っている人はいませんか。

 当時、宮内にいた「遊女」の数は100人は下らなかっただろうといわれています。当然、若くして命を失った遊女も相当多くいたと思われます。
 それなのに、なぜ、この小雪だけのお墓が小さいながらにも建っているのでしょうか。他の大勢の命を落したと思われる遊女は、名もなく無縁仏となって、この片山墓地に葬られています。
 小雪とは一体誰なのでしょうか、知っている人はいませんか?  
       [誰か小雪を知ら~ないか]