ちぃ君 & もっ君 の
デュファー ストリッピング 2nd ステージ 1回目 トレース 完了しました。
ちぃ君です。
早く伸びるアンダーコートとオーバーコートを同時にデュファーで処理して行きます。
するとその下には硬く短いオーバーコートが生え始めています。
長いオーバーコートまでデュファーしてしまう事が良い事なのか躊躇しましたが
思い切ってつまめる長さの被毛全てを取り去ってみました。
被毛を取り去った後には、硬く太いオーバーコートが表れてきました。
デュファー開始を1~2週間ほどずらした為残しておきたいオーバーコートが少し伸びてしまった為
今回のデュファー時に一緒に抜いてしまって抜きず儀の部分も多少見られます。
様子を見ながら次のデュファー時には気を付けたいと思っております。
背中の被毛の状態です。
頸部背中側の被毛の状態です。
この部分はかなり被毛も密度が高く、オーバーコートもしっかりしたものが生えてきています。
しかし、中には質の悪いものも交じっておりますので間引いたりしました。
もっ君です。
ちぃ君よりも2日ほど早く完了しておりますので
被毛の状態もだいぶ馴染んできているようです。
思っていたよりも速い被毛の伸びるスピードに驚きでした。
しかし、皮膚の色が透けて見える事は暫く続きそうです。
二人とも今のところ縮毛の様相は呈しておりません。
オーバーコートには若干の色素の表れが窺えますが
スポット的に茶色や黒色の色素濃い被毛は全くと言ってよいほど現れておりません。
これは慎重な交配計画に裏付けされた結果得られた個体の特質と思われます。
白い被毛の遺伝形質の固定がほぼ完成の域に達している結果なのではないかと思われます。
まだ完全とはいかない白色の固定
表面に現れている状態は白でも、ストリッピングを施したとたん色付いた被毛が生えてくる場合がある様です。
これは、S&P・B&SやBがストリッピングをして濃い色素の被毛を得る事を合わせ考えれば
至極当然であろうかと思われますが
スポット的に色素の濃い被毛或いは色素が欠落した被毛があらわれてしまう事は
望んでいない想定外の事であると思います。
S&P・B&SやBにおいてはこのような現象はあまり目立ちませんが
白いミニチュアシュナウザーにとっては、規模にもよりますがとても残念な事となってしまいます。
この場合時間をかけて元のクリッパーでのお手入れに戻して
色素が濃く出ている被毛の退色を待つしか方法はありません。 ( 薬品を使わない自然な方法として )
このような事を想定して考えると幼犬期からストリッピングを始めて各個体の被毛の状況をいち早く把握して
ストリッピングをするのかクリッピングのみのお手入れにするのかの判断を
早い時期に決定する事が肝要ではないかと思われます。
今回の試みは、ブリーダーさんの長年の交配のご苦労に支えられて
不幸な結末になる事だけは避ける事が出来ました。
また、長年の経験かに培われたご指導のおかげで大きなトラブルに見舞われる事もなく
ここまで進んでまいりました。
大きなリスクという不安を抱えながらの この発作的で無謀な試み を暖かく見守って下さるブリーダーさんに
心より 感謝 いたします。
JAZZ LAND & RAGTIME の交配計画がいかに安全に次の世代の事を考えた交配であったかを
身を持って体感する事が出来ました。
毛質の違う二人兄弟揃ってのストリッピング無事完了が
たまたまとか運が良かったとかの言葉で片付けてはいけない
これは、必然であったと私は思っております。
ストリッピング ~ デュファー1回目をほぼ終えての全体の被毛は、ややオフホワイト系の白色です。
しかし、今後の時間の経過と共にもう少し濃い目の褐色を帯びた白へと
被毛の色合いが昇って行くと思われます。
そうはいってもそれは間近かで見たうえでの事で少し離れてで眺めてみれば
まさに 白い ミニチュア・シュナウザー にほかなりません。
このままデュファーや細かな被毛の調整を皮膚のケアと共に続けていけば
ショ-ドッグとまではいかずとも、それに少し近いお手入れをした
白い ミニチュア・シュナウザー になってくれるのではと思っております。
はい !
by ちぃ君 & もっ君 の パパ