私たちが固唾をのんで見守るなか
周辺地域の安全を取り戻す為に、日本の安全を取り戻す為に、世界の安全を取り戻す為に
生命の危険をも顧みず不眠不休で事故の収拾に当られておられる
東電作業員、自衛官、機動隊員の方々に感謝いたします。
これは、決して皆さんの不安をあおるものではありません。
しかし、今回の福島原発事故は、
現在まで続いている原子力エネルギー政策を
もう一度見直す機会だと思っております。
数年前、DVD雑誌の新作発売欄を見て気になって購入していたものです。
その内容は、あまりにもショッキングでした。
この作品は製作当時 ( 2002年 ) あまりに過激な内容と大胆な表現のため
一般公開が危ぶまれていた衝撃の問題作だったそうです。
痛烈なブラックユーモアのきいたパニック・サスペンス・エンタテインメント作品です。
約10年近く前に作られたこの作品が日本の原子力エネルギー政策の行く末を暗示していた様で ・・・
『 東京原発 』
2004年公開 ( 2002年製作 ) 日 本 監督 : 山川元
STORY 『 東京原発 』
200X年、大胆な発想と世間の目を引く派手なパフォーマンスで強いリーダーシップを発揮し、
都民の支持を得てきた天馬東京都知事は、都庁の局長クラスの幹部職員を特別会議室に召集し、
臨時緊急会議を開いた。
招集された幹部職員は、
天馬の知事就任に際し民間シンクタンクから引き抜かれた 津田副知事
新聞記事を大量にスクラップしたファイルをいつも持ち歩きメモ魔の 笹岡産業労働局長
気弱な性格で神経質そうな 佐伯政策報道室長
TVやインターネットを主な知識の情報源としている 石川都市計画局長
職責に対する責任感がなく日和見主義的な立場をとる 大野財務局長
環境に対する配慮に欠ける 泉環境局長 の6名
そして、その席上天馬知事の口から飛び出した爆弾発言は
『 東京都に原子力発電所を誘致する 』 だった。
突然の知事の提言に戸惑う幹部職員たち、しかし、知事の用意周到に練られた計画案の説明は続く ・・・
一方的な知事の説明に業を煮やした副知事は、原発の危険性を説明するために 榎本 東大教授 を招く。
そこへ天馬 知事が原発誘致をする本当の目的を知っている 及川 特別秘書 が加わって
会議は意外な方向へ展開する。
そのころ会議室の外ではとんでもない事件が ・・・
そして、日本滅亡へのカウントダウンが始まった !!
情報が作品監修によってどこまで正確に表現されているか分かりませんが
それを御承知の上でご覧下さい。
CAST
天馬 知事 役所広司
津田 副知事 段田安則
笹岡 産業労働局長 平田満
佐伯 政策報道室長 田山涼成
石川 都市計画局長 菅原大吉
大野 財務局長 岸部一徳
泉 環境局長 吉田日出子
榎本 東大教授 綾田俊樹
及川 特別秘書 徳井優
松岡 原子力安全委員 益岡徹
トラック運転手 中村 塩見三省
ほか
このDVDを手にした当時、震災で原子力発電所が今回の様な危機に陥るとは思ってもおりませんでした。
しかし、豪華な演技派キャスト総出演による人間味溢れる一級の芝居は、もしかすると ・・・
そんな想いを私に抱かせた作品でした。
そして、こんな想いも ・・・
原発を選ぶか電気を使う事を断念するか 天馬 知事 は、マジョリティー ( 多数派 ) を逆手にとって
究極の選択 を都民 ( 国民 ) 迫ります。
都市部が原発の恩恵を享受できればいい、
その為の危険に対する不安は地方交付金・助成金を与えて黙らせろ。
それでいいのか ・・・ 天馬 知事 、彼は受益者負担の真の意味を問うと共に
原子力エネルギー政策の是非を問う 究極の選択 を 私たち国民 に問うていたのです。
子供達の安全な未来を築くためにこれから生まれ来る命の為に心配を抱かずにいられる
クリーン・エネルギー政策を心から望むものです。
政治家よ、命の危険を顧みず事故の収拾にあたっている方々の姿を見よ
震災被災者の方々、原発事故被災者の方々の現状をその目で見てその悲惨さを肌で感じて欲しい。
この悲惨な現状は、あなた方の既得権益に引きずられた場当たり的な愚策が導き出した結果なのです。
未来の子供達に明るく安心できる未来を ・・・!
はい !
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by ちぃ君 & もっ君 の パパ