「愛しい風」へようこそ・・
庭に咲く花便り・いつか何処かで見た風景・
旅先での一期一会・心の小箱のお気に入りたち。
移りゆく季節の中で、日々の想いを綴っています。
風を感じて立ち止まっていただければ
嬉しいです。
毎年、ムクゲの花が咲き揃うと、猛暑の時期がやってきたことを
感じてしまいます
アオイ科の落葉低木であるムクゲですが
ハイビスカスに似た華やかさがありながら
どこか涼やかで優しい雰囲気を持っています
他の草花は暑さでグッタリなのですが
この花だけは太陽に向かってグングンと枝を伸ばして
たくさんの花を咲かせてくれます。
でもムクゲの花は儚(はかな)いのです。
朝咲いた大輪花は夕方にはもうしぼんでしまう・・・
「槿花一朝」(きんかいっちょう)という四字熟語があります。
その意味は人の世の栄華の儚いことのたとえ。
つかのまの盛り。
ムクゲの花が朝咲いて夕方には散ってしまうことから言うのだそうです。
「槿花」はむくげの花。
はかないたとえ。
また、「小人、槿花の心」(つま らない人の心はむくげの花のように移ろいやすい)などといって
人の心 は変わりやすいことのたとえ。
「一朝」はわずかな時という意味だそうです。
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