東日本大震災で発生したがれき処理が問題になっています。
被災3県で発生したがれきのうち、これまでに処理されたのはわずか5%
放射性物質への懸念から被災地以外への広域処理が
なかなか進みにくいのが現状のようですね。
私が暮らす東海3県でも受け入れには慎重で、市長の前向きな姿勢に反応して
抗議の電話やメールが殺到するという市もあり、受け入れには断固反対の市民の団体もあるようです。
震災から一年が経った今も混迷が続くがれき処理問題は、
被災地の復興の大きな足かせとなっていますね。
がれきとは言っても震災が起こる直前まで被災地の方々が生活をしていた
大切な家や大事にしていた物たちです。
思い出の詰まったものたちが一瞬にして姿を変えてしまったことを考えたら
本当は「がれき」ではないんですよね。
でもそれを「がれき」と呼んで処理をしなければならないのも現実です。
私は個人的には自分の地域の市町村が受け入れることになれば賛成です。
他の市町村の方にはそれぞれお住まいの事情があるでしょうから
「絶対に受け入れるべきだ」と声を大にして言う勇気はないのですが・・
でもこの未曾有の震災からの復興というものは一部の地域だけでなく
日本全体で支えていかなければいけない問題だと思うのです。
その中でも震災ガレキの広域処理は重要な課題だと思います。
人というのは自分が被害に遭わなければ
事の重大さがわからないのかもしれませんが、
自分に余力がある時にこそ手を差し出さなければ、
本当に自分が立ち上がれなくなった時に誰も手を貸してはくれません。
これからの時代、いつどこで何が起こるのか予測がつきません。
明日は我が身かもしれませんし。
「がんばろう!日本!」
日本は今・・声高に叫んできたこの言葉の持つ意味と、
今いちど真剣に向き合う時期に来ているのではないのでしょうか。。
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