「たくさん喋るんだけど、終わってみると何も心に残らない人っているよね」。こちらもタモリさんが何かの際に言った事だが、確かに言葉の上手な人は、その言葉の響きが良いだけで、それに酔う印象がある。つまりはそう言う事だ。さて身辺が忙しい。と言うのも、職場は管理上の変更があり、身近では父の御骨の納骨を控えているので尚更なのだ。なので趣味処ではない。(関連品は買うが、それだけだ。)一周忌が終わるまでは仕方がないのかも知れない。今やソフトよりはハードの修理を趣味にしているのだから、そりゃそうなる。そろそろカセットデッキは「これぞメイン」と言える物が欲しい。勿論、高級機だ。これは経験だが、一度でも高級機の音を聴くと、それしか聴けなくなるものだ。
その高級機だが、昨年秋に父が他界した頃に突然復帰したvictorとTechnicsの上位機種があった。嘗てはそれを使っていた時期は、確かにあったのだ。しかし程なく、今年春には、2台共にリタイア。とても残念だった。結果、半年間ではあったが、不思議な体験をした。その2機種は特に思い入れのあったカセットデッキだったので、未だに諦められない銘品だ。何処かで復帰をさせたいものである。