昨日のNBC長崎放送ラジオ「Happy Go Lucky」は、前半が斉藤由貴さんの「卒業」の話題でした。パーソナリティーの長岡和弘さんは当時ポニーキャニオンにいて、斉藤由貴さんのレコードデビューから手掛けていた関係で、当時の貴重なエピソードや音源が聞けました。
音源も、斉藤由貴さんが最初に歌ったデモ音源だけじゃなく、なんと筒美京平先生が自作のリズムトラックに歌のメロディーを打ち込んだものも。これまでにも、あの印象的なイントロは、元々筒美京平先生がデモ段階から考えていたもので、アレンジをした武部聡志さんが作ったものではないという話がありましたが、こうやって音源を聞いてそれが証明された形です。
他にも、この曲を詞先で作ったのは筒美京平先生の希望だった事、最初に歌ったときに京平先生の指導を受けていた斉藤さんが驚きの反応を示したことなど、初めて聞く話ばかりでした。そして長岡さんがこのアレンジを武部さんに依頼した時、かなり具体的な学校の風景を伝えてたそうですが、その高校がどこか…は番組をお聞き下さい。
この曲はヒット曲だけあって、Wikipediaにも色々情報がありますが、実際それらが音源と当事者のコメントで裏付けられた部分もあり、今回の放送は日本のアイドルポップス史として永久保存版になりうる内容かと思います。
ということで、お聞きになりたい方は、radikoプレミアムのタイムフリーでどうぞ。1週間は聞けます。(番組のオンエア曲リストはこちらからどうぞ。) また昨日はブルーハーツの「Train Train」もかかりましたけど、これは斉藤由貴さん主演のドラマ「はいすくーる落書」の主題歌でした。あのドラマは1989年の今頃やってたんですね。ふ~む。