フジの月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」が終了しました。世間ではかなり話題になっていたようで、原作も人気コミックだそうですが、私はそちらは読んだことがありません。
このドラマがどういうものかは、見た事のない人に説明するとなるとかなり苦労します。「モジャモジャ頭の男性が、身の回りに降りかかる色んな事に疑問を感じ、とにかく納得のいかない事には黙っておられず…」というと、暴れん坊将軍か遠山の金さんのように事件をすっきり解決する勧善懲悪ものを想像してしまうかもしれませんが、そうではありません。私も今は「これはどういうドラマだったのだろう?」と整理できていません。
が、そういうことは置いといて、ドラマとしては今クールで一番面白かったです。わかりにくいというと非常にわかりにくい部分が多く、私も人間関係とか事件の意味とかをすべて理解しているかというとそうではないのですが、菅田将暉扮する主役の久能整くんのキャラだけですべて許される感じ。
全体が繋がってるようでいて、何話ずつかで解決する個々の事件もあって、ところどころで重要な人物も出てくるのですが、とにかく個性的なキャラがい過ぎて説明しにくいこと。個人的には、門脇麦が出てきたところのエピソードがちょっと甘酸っぱく、最後も割と爽やかに終了したので良かったかと思います。
登場人物では、警察の人たちが結構いい味を出してて、特に伊藤沙莉さんが回を増すごとに良くなったような気はします。
あとは、久能くんが自分の好きなものを食べる時に本当に美味しそうにするので、そこは演出の勝利ですね。原作にもそういうシーンが出てくるのかは知りませんが、今回は演出家と主演の菅田将暉を称えましょう。
昨日が最終回だったのですが、最後が「え、これで終わり?」という感じだったので、第二弾もあるのでしょうか。まぁ個人的にはあってもなくてもいいです。が、これに出てた役者さん達は人気が出て忙しくなりそうだから、やる時はスケジュール調整が大変そう。ってのは、大きなお世話ですか。
とにかく、最初からまったく見る機会のなかった方は、再放送の際には、一度見てみる事をお勧めします。それもできるだけ集中して、最初の3回位はまとめて見るのがおススメ。私もこれは再放送あったら見ます。久しぶりにそういうドラマに出会いました。アッパレです。