フォーライフレコードとは、小室等、吉田拓郎、井上陽水、泉谷しげるの4人が集まって立ち上げたレコード会社のこと。私も設立のニュースは聞きましたが、あれは1975年4月の事だったそうです。当時私は小6。
そのフォーライフレコードはどういう経緯でできたのか、それがなんだったのか、立ち上げのメンバーが離脱していったのはなぜか、などを取材したのがBSPで3/1(火)に放送された「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」。
この番組は非常に面白かったです。最近見たこの手の番組の中では断トツですね。永久保存版にします。今回直接インタビューしたのは、初代社長の小室等さんと、一番最初に離脱した泉谷しげるさん。拓郎さんは最後に取材に対するメッセージだけ紹介されました。多分出演を断ったのでしょう。陽水さんはノーコメントだったのでしょうね。
番組は3部構成で、小室さんのインタビューと発足時のスタッフの証言、発足後すぐに行われたつま恋でのオールナイトコンサートの関係者の証言、拓郎さんに社長が交代してからのことなど。
ただし、全体の半分くらいはつま恋のコンサートの話で、これはこれで凄く面白いし興味深かったので、どうせならこれで1本番組を作った方が良いのではないかと思ったりしました。
フォーライフ結束時のメンバーですが、結果的にはみんな音楽家としては成功したとはいえ、立ち上げの時の思いを成しえなかったというほろ苦さは残ります。が、最後の泉谷さんのコメントで爽やかに終わった番組でした。
BSなので見てなかった人も多いでしょうが、再放送は多分10日(木)の朝ではないでしょうか。ただ、今週末からはパラリンピックもあるんですよね。どうでしょう。