長岡和弘さんというと、甲斐バンドのベーシストとしてプロデビュー、脱退後レコード会社のディレクターに転身しビッグヒットを連発、その後は音楽プロデューサーとして映画音楽などでも活躍した人です。
その長岡さんですが、現在は故郷の長崎に戻り「シーハットおおむら」という施設の館長を努めながら、昨年秋からNBC長崎放送ラジオで毎週木曜日に「Happy Go Lucky!」という番組をやってます。
この番組は、毎週長岡さんの選曲で古今東西の音楽が聞けますが、今回の注目はリスナーのリクエストによる甲斐バンドの「汽笛の響き」と石川ひとみさんの「そよ風の誘惑」。
甲斐バンドの「汽笛の響き」は作詞が長岡さんですが、ベースももちろん長岡さん。そのベースのフレーズや音についてコメントがありました。詳しくは番組を聞いて貰えばわかりますが、この頃にベースを新しくしたのだとか。
雑誌「ヤングギター」の1978年10月号で長岡さんのベースが紹介されていた時は、ミュージックマンのスティングレイを入手したとの話がありました。この「汽笛の響き」はこの記事の翌年に発売されたシングル「感触」のB面ですが、レコーディング時期はこの頃かもしれません。今回番組で話していた新しいベースというのは、本日の画像右側のベースのことかもしれませんね。
そして、この日の4曲目は石川ひとみさんの「そよ風の誘惑」。オリジナルはお馴染みのオリビア・ニュートンジョンですが、これは石川ひとみさんが2006年に発売した「With みんなの一五一会 ~ RADIO DAYS」というアルバムに収録されているもの。
何がどうかというと、このCDは既に廃盤で、「With 一五一会」のベストアルバムにも収録されておらず、サブスクでも聞けないいわゆるレアトラックです。なのでリスナーからリクエストがあったとはいえ長岡さんも手元に所有していなかったため、結局石川ひとみさんのプロデューサーである山田直毅さんから音源を提供して貰いオンエアしたという次第。
そんなこんななので、どういう番組だったかというのは今ならradikoプレミアムで聞けます。オンエアリストはこちらですが、タイムフリーのリンク付きですので是非ご覧下さい。それにしても、こういうラジオ番組はいいですね。30分ではもったいないくらい。