本日11月18日、天神で行われた安保法廃止をもとめる抗議行動に参加してきた。例によって、その様子をレポートしたい。
場所はいつもの警固公園だが、クリスマス仕様でイルミネーションが灯されているため、いつもとはだいぶ様子がちがう。すっかり冬モードに入ってきた光景に、あの強行採決からもう2ヶ月も経ったということが実感される。
しかし、2ヶ月が過ぎても安保法廃止をもとめる声はとどまることを知らない。
私はなかなか参加できずにいるが、福岡ではほとんど毎日のようにどこかで何らかの行動が行われている。「ママの会」のウェブサイトなどでそのリストを見ることができるが、最近になってむしろどんどん増えているように感じられる。今日の行動は、あくまでもそのなかの一つ。
もう6時をすぎるとすっかり日が落ちる季節になったが、しかしデモは続く。
途中からは、イラストレーターのいのうえしんぢ氏率いる「やだね戦争!反安倍政権アクション」や「戦争に反対する女たち」の面々も合流。福岡天神駅周辺を一周した。
今回の行動では、スピーチで、パリ同時多発テロの話題もとりあげられた。
フランスは今回のテロを受けてISへの攻撃を強化しているが、はたして本当にそれがテロを抑え込むことにつながるのかは疑問である。大規模な攻撃は、シリアやイラクの一般国民に犠牲を出し、むしろさらなる憎悪を生み出すことになるという懸念も根強い。いまのフランスは、アメリカが犯したのと同じ過ちをおかすことになっていないか。そして、今回の行動でのスピーチなどでも指摘されていたが、日本が集団的自衛権を行使するということは、この果てしない報復の連鎖に巻き込まれるリスクを負うことになるのではないだろうか。
下は、警固公園で子供たちを乗せて走るイルミネーション汽車である。
このような平和な暮らしを守るためには、どうすればいいのか。中東に住むふつうの人々の生活を破壊し、自分たちの生活も破壊される暴力の連鎖が本当にそのための道なのか。そのことを、真剣に考えなければならない。