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イチリンソウ・3~傘平緑地

 松が谷の傘平緑地北の野原に咲く「イチリンソウ(一輪草)」。花弁のように見えるのは萼片だが、上柚木公園堀之内番場公園で見るイチリンソウよりやや細いので比較のために撮った。イチリンソウにはこのほか八重咲きに見えるヤエイチリンソウもあり、次はそれを探してみよう。イチリンソウはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
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ハナイバナ・1~花

 ムラサキ科ハナイバナ属の「ハナイバナ(葉内花)」。キウリグサに良く似た小さな花だが、属が異なる。葉と葉の間に花があるという命名だが、語感的には最初の“ハナ”を“花”と思ってしまうので、あまり良い名前だとは思えない。花の中心の副花冠の色は花弁と同じ淡い青色だが、キウリグサはここが黄色くなる。この界隈の路傍ではキウリグサを多く見掛けるが、ハナイバナの個体数は少ない。写真は大塚東公園の道端で見つけたもの。
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キウリグサ・1~花

 道端で普通に見られる「キウリグサ(黄瓜草・胡瓜草)」。ムラサキ科キウリグサ属の越年草で草丈は15~20センチ。花径は2~3ミリで中央の副花冠は黄色い。花茎の先端は渦巻きのようなサソリ状花序で、下から順番に咲き進んでいく。
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エイザンスミレ・1~果実

 下柚木の農道で見られる「エイザンスミレ(叡山菫)」。残念ながら花は既に終わり果実が出来始めていた。先端には雌蕊の花柱が残っている。エイザンスミレは葉が深く3裂するのが特徴(鳥足状になり5裂のように見える)で、花が終わっていてもこの葉で見つけることができた。比叡山の名前を付けられているが、青森県から九州まで広く分布している。以前はこの付近の東京薬科大学“自然観察路”で見ていたが、その後そこでは消滅してしまった。高尾山周辺では普通に見られる。エイザンスミレはスミレ科スミレ属の多年草。
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ジュウニキランソウ

 長池公園里山地区で見つけた「ジュウニキランソウ(十二金瘡小草)」。シソ科キランソウ属の多年草で、ジュウニヒトエ(十二単)キランソウ(金瘡小草)の種間自然雑種とされている。従って両者の特徴を持っており、個体によってその程度は様々。写真の花色はややジュウニヒトエに近いが、花茎はジュウニヒトエのようには立ち上がらない。
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