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オトメスミレ・2~果実

 松が谷地区の路傍で見られる「オトメスミレ(乙女菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で、タチツボスミレの花弁が白くなる品種。その距は薄紅色に染まっているが、ここが純白のシロバナタチツボスミレとの違いになる。既に若い果実も見られるが、できればその種子を採取したい。
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ヒゴスミレ・1~貝取山緑地

 これも地元情報でギリギリ間に合った貝取山緑地の「ヒゴスミレ(肥後菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で、エイザンスミレのように葉が細かく切れ込む。エイザンスミレの葉は深く3裂するが、ヒゴスミレの葉は更に細かく5裂し、1片はエイザンスミレより細くなる。肥後の名前が付いているが、秋田県男鹿半島を北限として、本州、四国など広く分布している。これも来春は咲き始めを忘れずに撮ることにしよう。
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ヤブニンジン・1~花

 セリ科ヤブニンジン属の「ヤブニンジン(藪人参)」。葉がニンジンに似ているために名付けられているが、ニンジンとは属が異なる。春に茎の先端に複散形花序を付け、小花序の中心には雄花が8個、外側には両性花が5個ある。花径はわずか2~3ミリの5弁花だが小さ過ぎて良くわからない。乾燥した根茎を生薬名で藁本(こうほん)と呼び、腰痛、腹痛、頭痛などの鎮痛・鎮痙に用いるようだ。
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シロヤブケマン・1~長池公園

 ケシ科(←エンゴサク科)キケマン属の「シロヤブケマン(白藪華鬘)」。ムラサキケマン(紫華鬘)の変種で、花弁の先端が紫色でそのほかは白くなる。先端まで全部白くなるものはユキヤブケマン(雪藪華鬘)と呼ばれる。これは長池公園の道端に咲いていたが、ジョギング中に見掛けてムラサキケマンだと思いそのまま通り過ぎた。しかし100メートルほど進んだところで『今のはムラサキケマンではないぞ。』と気付き慌てて引き返した。
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チングルマ・1~開花

 バラ科ダイコンソウ属の「チングルマ(珍車・稚児車)」。大雪山旭岳、鹿島槍ヶ岳、木曽駒ケ岳など高山の多湿地に生育する落葉小低木で、果実の姿が子供が遊ぶ風車に似ていることから“稚児の車”と呼ばれ、転じて“珍車”となった。登山家にはお馴染みの花だが、私は登山はしないので高嶺の花だった。ところが東京薬科大学の新しい“自然観察路”でこの名札を見つけ開花を楽しみにしていた。高山では開花期は夏だが、さすがに低地では春に咲く。次は名前の由来になった果実の様子を是非見てみたい。
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