アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第251回目「苦行者ガーラヴァでスパイラル筋膜」2月6日
スパイラル筋膜グループのひとつに腸腰筋があります。腸腰筋は焼肉のステークでいうと、何になるのでしょうか?答えはヒレ肉です。赤身の肉で柔らかいのです。そして黒人の腸腰筋の面積は日本人の3倍もあるそうです。ある種のスポーツ競技にはまずかないませんね。
それで腸腰筋をストレッチさせるアサナは、柔軟系ヨガでも取り扱われていますが、圧縮させる動きはパワーヨガの浮上系ポーズが必須です。
多くのヨガ教室では、グニャグニャ曲げる動きはやっても、浮上系(巷ではアームバランスと言いますが)はあんまりやらないです。やると初心者の人は、たじろいで逃げ出してしまうというのが理由かもしれません。でもプロセス重視でやると、柔軟ポーズよりは返って安全だし強烈なエネルギー増幅もできます。
確かに最初はみなさんヒーヒー言いますが、一度でも体が浮上するのを体験してしまうと、目をぱっちりさせてたくましい爽快な気分になってしまいます。リラックスとかよりも、ハイテンションになります。
今回は一癖二癖のある、苦行者ガーラヴァのアサナをやりましょう。
1)まず形から学びましょう。片足をそけい部に乗せて、左右の上腕を当てるようにします。これをうつ伏せでやるのが、ガーラヴァアサナです。
2)基本姿勢になって片足を組みます。
3)そして両手をマットに置いてスタンバイ。手の位置がとても重要です。自分でいろいろあれこれ配置換えしてみてください。そういうプロセスがすごく大切なんです。
4)次に片足を後方に伸ばしていきます。初心者の人はまずここまでにしておきましょう。これ以上はゆっくりと時間をかけて体を馴染ませながら、チャレンジしていってください。無理にやるとスパイラル筋膜グループがねじれて体の調子がしばらく悪くなります。好天反応として受け取ってもらうと問題ありませんが、慣れないうちは慎重にやりましょう。
5)さらに足を後方に伸ばしながら、ここで同時にヘッドリードしてください。アレクサンダーテクニークを有効に使うわけです。すると首が固まらないで全体の連続性を高めることができます。
6)私も初めてやったときは二度とやりたくないアサナのひとつでしたが、なれると最高に気持ちがいいです。今じゃお気に入りです。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司
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