アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第246回目「丹田を鍛えて悪玉緊張に勝つ」1月30日
緊張というと良くないイメージをする人がいますが、それは不安の感情を伴う悪玉緊張のことです。体が固まって呼吸は浅くなり感覚がおかしくなります。忙しいからといってそのまま放っておくと、脳は回避するために痛みを作ります。椎間板ヘルニアやギックリ腰の激しい痛みも、実はほとんどは脳が作った幻の痛みだということがわかっています。
休んでリラックスするのも良いのですが、根本的な解決には、やはり自分自身をもっと鍛えないことには無理です。悪玉緊張に対処するには、良い緊張を積極的にして恐怖や不安を制圧するのが一番です。
ここで弱腰になるとずっとそのままなので、ある程度はスパルタで自分で自分の背中を叩いて突進する必要があります。今までろくに運動もしていない人だと「痛い」「苦しい」とか悲鳴を上げますが、そんな甘っちょろいことではいけません。「都会は戦場」なんていう歌もあったでしょ。痛かろうが苦しかろうがとにかくやる。すると体は慣れてきて何でもなくなり、さらにアドレナリン&ドーパミンの作用で快感になってきます。
このときあまりにも極度な痛みがある場合には、一度病院にいって検査をする必要があります。怪我や病気が原因で痛みが起こっている場合は医者の指示に従いますが、ここでエクササイズを中断してはいけません。ますます不安感が強くなってしまって身体能力も低下してしまいます。何でもない体の個所を使ったトレーニングをしましょう。
というわけで今回は丹田力の王様、賢者カウンディンニャのパラレルレッグです。上級アサナですが、初心者の人はやってはいけないということは、まったくありません。できるところまででいいので、とにかくやってみて頭を使いながら体を動かすんです。それが悪玉緊張に立ち向かう秘訣です。
1)基本姿勢から足を右に移動
2)両足を揃えて右上腕に大腿部をつけて伸ばします。練習すればここまではたいていはできるようになります。このとき大腿部と上腕の接触部分に痛みを感じるかもしれませんが、それは感覚神経が活性しているもので良いことです。何度も繰り返していると痛みはなくなります。
3)毎日、繰り返していると腕が強化されてきて、両足を右上腕を支点にして持ち上げることができます。これができると悪玉緊張に十分打ち克つだけの丹田力がつきます。
4)呼吸のタイミングを図ってクンバカ。頭を持ち上げましょう。
5)顔を上げて完成。エネルギーに満ち溢れて絶頂感ともいえる気持ちよさを体感します。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます