アレクサンダーテクニーク ヨガ講座：第227回目「浮上するには墜落から」

アレクサンダーテクニーク　ヨガ講座：第227回目「浮上するには墜落から」1月7日

 

賢者カウンディンニャのオープンレッグです。このポーズで体を浮上させるには、アレクサンダーテクニークのダイレクションを働かせて、頭がリードさせます。同時に片足を後方、もう片足を横に伸ばしていくと全身がバーンと広がります。このときにプライマリーコントロールがうまく作動すると、自動的に浮上する仕掛けになっています。

ところがプライマリーコントロールをまだ体験していない人や、まだちゃんと理解していない人は、なかなか体の各部とのシステマチックな連続性が出せないので、体は浮上してくれません。

こういうときは逆から学ぶわけです。つまり浮上する代わりに墜落しちゃうんです。多くの人は墜落するのは失敗で悪いことと考えています。それが体を固まらせてプライマリーコントロールが働いてくれないんです。だから今回は、全身をとことんまで広げながら、そのまま墜落しましょう。墜落慣れして罪悪感を消してください。すると体のブロックは解除されて、初めて浮上することができます。

１）まず基本姿勢

２）左脚の内ももを左上腕に乗せます。左右の手の間隔はあまり広くしないでください。両肘が脇腹に触れるくらいの間隔が適当です。

３）そして頭を前に移動しながら右足を後方に伸ばす。同時に左足は左側に伸ばして全身を広げていきます。

４）もっと広げていくと顔がマットにつきますね。胸部とお腹もマットにスレスレになるまで下がっていきます。

５）限界まできたら、そこで墜落しましょう。ここまでの動作を何度も繰り返して墜落の罪悪感を消してください。

６）そこで体制を立て直して再チャレンジします。

７）すると体はダイナミックに浮上成功します。

 

カウンディンニャのオープンレッグはYouTubeで公開中です。

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吉田篤司