アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第220回目「ガーラヴァの浮上トリックを暴く(悪用厳禁)」1月2日
ガーラヴァは過酷な苦行をして悟りを開いた賢者です。どんな苦行をしたのかは知りませんが、この人のアサナを体験すれば普通じゃないことがわかります。でも何度も繰り返しているうちに実に巧みな体の使い方、システマチックに動作する浮上メカニズムがわかってくるんです。
インドは不思議さいっぱいの国ですが、そうとは言ってもやっぱり裏をかけばタネも仕掛けもあるのです。タネを明かさなければ超能力者で聖者の奇跡になって、タネがバレたらインチキ手品師です。でもタネを分析して応用すると科学にもなります。
ガーラヴァの浮上トリックも聖者になるのか、それとも手品で終わらせるか、はたまた体の科学に使うかはまったくもって実践者しだいなのです。ヨガも単にポーズをするだけじゃなくて、そこから何か自分にとって価値のあることを見出せば小さな悟りが開けます。小さな悟りがいっぱいできると、愛と平和に目覚めた人になって人生はもっともっと楽しいものになることでしょう。
1)まず基本姿勢になって、片足を反対の脚のそけい部に配置します。
2)そして片ひざを上腕に乗せます。そけい部に置いた足の甲には反対側の上腕が当たります。そして左右の手の位置が体を楽に支えられるように、動かして探ってください。この作業がガーラヴァの浮上トリックの大切な準備なのです。
3)セットアップができたら、ここで頭を前方、足のつま先を床の上で滑らせて後方に伸ばしていきます。すると螺旋状の筋膜グループが働いて、ちょうど雑巾を絞り込むような感じになるんです。
4)雑巾や濡れタオルを絞ると、タイトに引き締まって直線になりますね。頭を前方、片足を後方にどんどん伸ばしていくと、これと似た現象が体に起こるんです。すると体は両肘を支点にして浮上開始します。
5)頭と足が前後に完全に伸びると、やじろべえのようにバランスがとれます。これを暗がりでローソクの灯りの下でやりながら秘密マントラ「オーム・バカヤロ・アホンダラヤ・ソワカ」と、おごそかに唱えれば見た人はきっとあなたの信者になること間違いなしです。悪用厳禁です。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司
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