初めて娘と映画館に行ってきました。
娘はもうすぐ2歳と2ヶ月になるものの
90分間騒がずに大人しくしてくれるか心配でした。
観にいった映画は「夢は牛のお医者さん」
昭和62年、新潟県の山あいにある小さな小学校に3頭の子牛が“入学”した。
まっすぐに獣医になるという夢を追った少女の26年間に密着したドキュメンタリー映画。
映画の内容は公式ホームページ等をご覧下さい。
この映画で良かったところは
単なる美談に仕立てるのではなく
牛や豚は家畜:人間の生活のための商業的な生き物だということを隠さずに言っていた点です。
人間の治療は、ある意味費用無制限。
命のためなら、いくらでも!という願望が根底にあります。
その是非はともかく、獣医さんと立場が違うのだと認識させられました。
渋谷に住んでいると
犬、猫のようなペットを診るのが獣医さんと思いがちでした。
それと動物園。
でも、私達が普段口にしている牛乳や肉などの食料の安全を
守るのも獣医さんの大切な仕事なのですね。
勉強不足でした。
最初から最後まで
食い入る様に見てくれた娘の成長には
驚きと同時に
より一層の献身が必要なようです。
ラストの牛の出産シーンでは
ワーと言って手をパチパチしていたから
この子なりに感じたことがあったのでしょう。
全くもって心配は不要でした。
カマキリは子供を作った後で
オスはメスに食べられてしまいます。
それは栄養のためだと言われていますが、正にそのような心境です。
ポレポレ東中野は
マイナーながらも良質な作品を上映しています。
そして「夢は牛のお医者さん」も
是非、ご鑑賞ください。