1967年公開と言えば、当時私は17才、高校生の時に観た
「上意討ち・拝領妻始末」を44年ぶりに、スクリーンで観ました。 (九条 シネヌーウ゛ォ)
殿の側室を息子の嫁にと押しつけられ、二年の暮しの中で子宝に恵まれるものの、
藩の事情により再び側室に差し出せ、という理不尽な上意に、ひとり立ち向かう武士の物語です。
監督・小林 正樹、脚本・橋本 忍、原作・滝口 康彦という名作「切腹」のスタッフです。
久世 竜さんの殺陣の迫力、武満 徹さんの音楽も効果的です。
この作品は後年、杉 良太郎さんも気にいってたとみえ、たびたび舞台で上演しています。
凛とした美しさの拝領妻・司 葉子さんと、武士の意地を通す三船 敏郎さんに
「男は黙って」星☆☆☆みっつです。