毎年この頃、天声人語には、東洋大学が選ぶ「現代学生百人一首」が掲載されます。
学生さんらしい、若さゆえの作品が並びます。
厳しいと言われて燃える夢もある いつか作る機械の義手を (工業高校二年)
過ぎてゆく高二の夏を止めたくて 朝顔ひとつ押し花にする (いつの時代も、若さは宝物)
「おかえり」がこんなうれしい言葉とは 初めて知った寮に入って (家を出て分かる、家族のぬくもり)
他にも、いくつか選んでみました。
父に聞く自己推薦書の長所欄 答えてくれた言葉に泣いた (東洋大付属高三年)
広島の時間を止めた原子力 福島でまた時間を止めた (広島工業高校三年)
地図アプリ役に立たないこんな時 「私の進路はどの道ですか?」 (長野岩田高校三年)
この時期、この時にか出来ない歌ですね。
写真は資料