2010年「苦役列車」で芥川賞を受賞した、西村 賢太さんのエッセイです。 (講談社 1,600円)
西村さんは高校もろくに行かず、バイト、日雇い労働などで食いつなぎ、36歳で小説を書き始めます。
私は、芥川賞に落選した「どうで死ぬ身の一踊り」から、この作家を知りました。
自分の人生を赤裸々に書いた、すさまじい私小説です。
それから四年後、やっと芥川賞を取りますが、無頼派と言われる生活は変わらないようです。
今朝のニュースで、上半期の芥川賞・直木賞の発表がありました。
作品もですが、作家の人生や生き方にも、興味がありますね。