そろそろ飽きてきちゃった山陰の旅レポート。
お付き合いいただいてる方々は、もっと飽きちゃってるだろうな~。
でも、中途半端は後味が悪いので、なんとか最後まで頑張ってみよう。
11月27日から1泊2日、オットとふたりで旅した鳥取と島根。
今回はその2日目、出雲大社編。
朝8時30分ごろ、出雲駅前のホテルを出発。
9時、出雲大社に到着。
まだ時間が早いのか、雨が降ってるせいもあるのか、
参拝客の姿もまばらで、近くて広い駐車場に楽勝で駐車することができた。
出雲大社に行く前に、ちょっと歴史のお勉強を…
古代出雲歴史博物館
ここには、出雲大社の歴史が紹介されたり、
神殿遺跡から発掘された出土品等が展示されている。
宇豆柱
まずは、中央ロビーで、この巨大柱がお出迎え。
平成12年に出雲大社境内遺跡より出土した、本殿の本物の柱だそうな。
平安時代の柱らしい。 本物…。
そして、テーマ別展示室から順に見学開始。
巨大神殿の模型
一番大きいのが、最近(巨大柱が出土されたあと)、復元された模型。
横のいくつかの小さい模型は、それ以前に復元されたもの。
復元した人(研究者)によって、形や大きさが異なるのが面白い。
出雲大社は平安時代、天空の神殿と言われるほど高さのある神殿だったようだ。
ご本殿は高さ48mもあり、地面から続く階段は110mほどもあったとか…
以下は展示してあった、本物の出土品やレプリカなどなど…
いやはや、展示品の数がとても多く、ゆっくり見ていたら時間がかかるかかる。
別室の特別展示も見学してたら、あっという間に2時間近くも経ってしまった。
オットは先にさっさと見て回り、ロビーのソファーでひとり居眠り。
大慌てで、お隣の出雲大社へ、レッツ・ゴー!!
出雲大社は大国主大神を祀る神社。
旧暦の10月(神在月)になると、全国の神様が出雲の地に集い、
さまざまな縁を結ぶ会議が開かれることから、
縁結びの神社として、広く知られている。
折りしも、私たちが出かけた日はぎりぎりで旧暦の神在月に間に合ったようだ。
(新暦では10月下旬~12月上旬)
まずは、大鳥居から出発。
勢溜の大鳥居
雨が降ったり止んだりで、境内から見る山々は幻想的な風景だった。
松林の参道
大国主・ムスビの御神像
何をしてるところなのかを説明すると長くなるので(笑)
次、行きます。
銅の鳥居
日本最古の銅製の鳥居で国の重要文化財に指定されているとか。
同じ銅製の、神様の乗り物である神馬・神牛の像があった。
神馬
神馬さんにふれると、子宝・安産のご利益があるそうな。
神牛
神牛さんには勉学のご利益が…
どっちの御利益も、今となっては必要ない気もするけど、一応さわっておいた。
拝殿
大きな注連縄のある拝殿。
ここはまだ御本殿ではないようだけど、一応拝んどく。
そろそろ、御本殿だと思うんだけど…
ここかな?
八足門
本殿の南側に立つ門から、ようやく神様に参拝。
ここが、最も神様に近づける場所だそうな。
御本殿の周りをぐるりと巡る。
釜の社
食べ物の神様を祀るお社。
祈るウサギ像
御本殿の裏側で、祈っているウサギの像を発見。
これは、猫母さんのブログでも紹介されていたあのウサギさんだ。
因幡の白ウサギ伝説からか、ウサギの像はあちこちで見かけたが、
なんと、神社につきものの狛犬は1体も発見できなかった。
気をつけて探していたので、見逃してるとは思えないし…
きっと、出雲大社には狛犬さんは存在しないのではなかろうか。
御神座正面拝礼所
ここが、神様の正面になる位置。
ここでも参拝。
結局、御本殿は屋根部分しか見えないのか。
あっち、こっちでお参りしまくって、ようやくゴール?
西の門を出て、川を渡ると神楽殿に到着。
神楽殿
ここの注連縄は日本最大級の大きさだそうな。
さあ、これで参拝も終わったと思いきや、おみくじとお守りを買うのを忘れていた。
西側に別の入り口?を見つけ、そこから御守所に行き、おみくじを引いた。
吉とか凶とかではなく「勢」と出た。
本文を読むと、なんか良いことっぽいことが書かれていたので、
運勢は良かったのかな。
神門通り
画像は駐車場に到着後に撮ったので、まだ人気もまばら。
実際は参拝客や観光客で大賑わいだった。
このあと神門通りに出て、お土産&昼食と行きたかったが、
神も仏も、まったく信じていないオットは、
私に付き合うだけでくたびれはて、先に駐車場に戻って車で待ってると言う。
「僕のことは気にしんと、ゆっくり買い物してきまっし。」
とは言うものの…
まあ、正直、買い物は私一人の方が楽かも…
それでも、そこそこの急ぎ足で数件のお土産屋さんをめぐり、
オットの待つ駐車場に戻った。
もう、お昼どき。 お腹空いたな~。
でもオットは、こんなに観光客だらけの混んでる飲食店に入る気はさらさらない。
一旦、この場を離れて、出雲蕎麦を食べたいと言う。
そんな訳で車を走らせ、空いてる蕎麦屋を探しながら稲佐の浜に向かった。
===========
やれやれ、まだ終われないのか…。
次こそは最終章、稲佐の浜&灯台…帰路編だす。
私は事前学習のつもりで行ったのですけど、短時間ではとても理解できるものではなかったです。
ただただ展示物を見て、ほぉ~~~!と、感じているだけでした。
でも、なんだか自分がタイムスリップしたような感覚になってきて、不思議ーな時間を体感してきました。
出雲大社は猫母さんご紹介の時の写真とは別物のようですね。
暗くて、ど~んより。
おみくじは、私は持ち帰りました。
内容は、幸運が巡りくる年と良いことがたくさん書いてありました。、
でも、それもあとひと月足らず…(笑)
最後の方に書いてあったのが、
「一人は皆のために、皆は一人のためにと心得て、一層に信心を深める」です。
どっかで聞いたような…
あぁ~、くもさま。
あなたの神話の博識は素晴らしいです。
それも、私のような無知の者にも理解できるよう、自分の言葉で説明できるなんて…
しっかりと、理解できていないと出来ないことですよね。
とても付け焼刃でできる業では、ござりません。
すごいなぁ~。
ただ、ただ… ひれ伏すのみ。
狛犬の由来も、へぇ~!そうなんだ~!って感じです。
暖簾の重石って…
沖縄のシーサーみたいに魔よけじゃないのか?
三輪そうめんにもそんな面白い謂れがあったのですね。
三輪そうめん、大好き。
揖保の糸より好きかもよ。
今回もくもちゃんのコメントで、たくさんの勉強をさせてもらいました。
くもちゃん、ありがとう~!
蕎麦打ちしたら、ブログでレポートしてね。
ありがとうございます。
ほんと、サルエルパンツ履いてますね、埴輪(笑)
やっぱり、狛犬さんはいなかったんですね。
さすがに私も目に入れば「あ!」と思うんじゃないかと思いつつ、お年のせいで、いろいろなことがスルーになってるからなぁ・・・と思っていました。
おみくじ、吉とかじゃなくて、お言葉でして。
結んできましたがしっかりと覚えていて、
「人の欠点を指摘して責めるな&自分の長所をひけらかすな」
というような内容でございました~肝に銘じておきます。
うらやましい。
くもだったらきっと5時間は動けない。
そこのサルエルパンツはいたはにわ、何者?
面白いシルエットしているねえ。
なんのはにわだろう。
リンボーダンス踊っているの?
それとも馬にでも乗っているの?
それにしても狛犬ないんだ…。
うにゃうにゃ、出雲ならそうかもしれない。
元々狛犬って神社に飾るものじゃなくて、
貴族や金持ちの家で御簾を押さえる装飾的な重しにしかすぎなかったから。
神社や神道とは全く関係ない輸入装飾品だそうな。
だから元々の狛犬さんは木製で、ひょいひょい動かせるものなのだった。
ずっと前、くもが地元にある神社を訪ねて、
木製狛犬に大興奮している記事を憶えていてくれるなら、判ってくれると思うですよ。
木製で持てる狛犬=かなーり古い初期狛犬=当時の貴族階級からそれなりに認められていた、しっかりした古い神社、という考察が成り立つ。
で、だ。
出雲はそもそも大和朝廷に服従させられた地方の一台王国で、大和とは違う文化圏だったからして、狛犬を飾る文化に染まらなかった、それだけ素晴らしい古代文化圏であった証拠と伝統がちゃんと残っているってだけでも、すごいよね!
いいなあ、出雲。
ああついでに出雲蕎麦が有名になるのも意味があるかも。
ジツはオオクニヌシもスサノオも蛇神さまであるという説がありまして。
蛇神さまと麺類はとても近しい。
オオクニヌシの荒御霊である、奈良の三輪大社。
あそこで有名なのが三輪そうめんですよね。
何故三輪でそうめんか。
三輪大社の起こりを示す古事記の記事では、
あちらの神主の祖先になったのは、
三輪の大神が通った姫が産んだ子が起源。
その姫が通ってくる美しい貴公子が誰か知りたくて、
帰宅しようとする貴公子の御衣の裾にそっと糸を通した針をつけてみたところ、
糸は姫が住まう寝所の鍵穴にはいり…、
そうして美しい小蛇が三輪の大神であったと知るという神話がある。
その残された糸にちなんで三輪そうめんが有名に。
麺=蛇神さまの因縁。
ま、あくまでも仮説ですが、
蛇神さまは美男子で、なおかつ、プレイボーイ。
衣を捨てて復活する偉大な神様なのでございます。
とてもすばらしい画像を見せていただいたから、
年越し蕎麦食べるときは男前の大国主命さまや、
英雄素戔嗚尊さまを偲びつつ頂くことにします(^_^)v
今年は蕎麦打ちしちゃうんだもん♪
出雲大社ってすばらしいなあ!