ねこばすのGarden日誌/終のすみか編

「とかいなか」に移住した、ねこばす・オケイのGarden&菜園の開拓日誌。

狛犬探索の旅/若宮八幡宮

2016-01-23 23:31:49 | 日々の出来事

先週、ミニ盆栽の素材集めに行った公園のすぐ隣に神社がある。
もともと神社があった森の中(敷地)に後から公園が作られたのだろうけど…

公園の名は「若宮公園」。 神社の名は「若宮八幡宮」。


この神社は街中の、特に繁華街のある地域の氏神さまだからか、
春と秋のお祭りにはたくさんの屋台が出て、大勢の人が集まり賑わう。
わが家も氏子ではないけれど、お祭りには家族で出掛けたりしてたので、
馴染み深い神社だ。


由緒は、康平6年(1063)鎮守府将軍 源頼義の建立とある。
先日ご紹介した、わが家の氏神さまの「金剣宮」よりは少し新しいのか。
それでも、千年近い歴史がある。(なにげに神社の歴史ってすごいなぁ~。)

この神社には「境内社」というのがあって、
正門の大鳥居を抜け、八幡宮に向かう参道の途中の左右に6~7つのお社がある。

菅原社、大御神社、白峰社、諏訪社、春日社、子安社、高良社だったかな。

お稲荷様もある。
で、最後に若宮八幡宮にたどり着くのである。
いやいや、ここは神社の団地ですか?(笑)

でも、これだけお社があるってことは、お目当てのあの方々も…

では、探索スタート。



・・・・・・・・・・・・・



公園のはずれにある横道に入ると、野鳥天国の若宮の森に入る。

森を横切る道を進むと、鳥居がある。


若宮八幡宮裏門の鳥居


この鳥居は裏口になるので、わりと小さめ。


鳥居をくぐって進むと、いきなりゴールの若宮八幡宮の裏に出ちゃうので、
途中で道をはずれ、正門の大鳥居まで戻る。





お手水

まずはお手水で手を洗う。
お手水はどうして龍の口から水が出てるんだろう~?



では、境内社を順番に詣でる。




菅原社





狛犬さんは左右2体。
大きさはわりと小さく、中型犬くらいかな。



右側



左側

結構、歴史を感じる狛犬さん。
でも、苔むしたりはしていないな。
左の方は脚が割れちゃってる。




それぞれの神社には、歴史や云われ等の説明を書いた表示板はあるけど、
狛犬さんについては、何にも書いてなかった。




お次は…


大御神社






右側



左側

ここは、お社も狛犬さんも建て直されたのか、けっこう新しい。
口の中が赤く彩られていた。




次は…


諏訪社。





残念ながら、このお社には狛犬さんはご不在だった。



では、お次…


白峰社







そして狛犬さんたち。


右側



左側

ここの狛犬さんたちも、古いようだけど、
雨風に当たらない場所に設置されているためか、苔などはついていなかった。

大きさはさらに小さめだ。 小型犬ぐらいかな~。




はい、次いきま~す。


春日社





狛犬さんもいらっしゃいますよ。


右側



左側

苔むしてはいるけれど、わりと新しい作り。
目や口の中などに色が塗られている。




はい、どんどん行きます。



高良社







右側



左側



ここの狛犬さんも作りは新しい感じだけど、
最近作のわりには、大きさが中型犬。




境内社ツアーはこれで終わり。





池が見えてきた。


橋を渡ると、ようやく若宮八幡宮だ。



若宮八幡宮 鳥居








ここでは4体の狛犬さまがお出迎えしてくれた。



手前の右側




手前の左側


なんか、カッコいい~!

新しいのか古いのか分からないくらい、緑に苔むしている。




奥の右側

そうとう古いのだろうな。
お顔が破損している。



奥の左側

こちらはいかにもご老体であろうな方々。
なんか、カエルみたいな平面顔だな~。


若宮社内にはお稲荷社も。






守狐



ところで、さっきの池の中にあった灯篭の足元に気になるものが…



小さい狛犬か?
死角になって画面には写らなかったけど、反対側の灯篭にもさらに1体。

でも、お稲荷さまを参って分かった。

守狐さまだろう。
なんで池の中にいらっしゃるのか分からないけど…




こうしていろんな狛犬さまたちを観察してみると、
実にさまざまな姿形があることがわかった。

作られた年代や、祀ってある神様によって、狛犬さまのお姿も変わるのだろうか。
ひょっとして、時代の流行なんてのもあったのかも知れないな。


神社団地で狛犬探索の旅… なかなか、楽しかった。


最後に、若宮八幡宮でおみくじをひいてみた。
おみくじは100円と50円の2種類があったので、
奮発して100円の方を選んだ。



若宮八幡宮のおみくじ





結果は予想通り「大吉」

なんで予想通りかというと、一昨年ぐらいから私には強運がついてるらしく、
どこの神社でひいても、おみくじは全て大吉。
もちろん、今年の初詣でも大吉。

でもでも、調子が良いのは今年で最後。
来年からは殺界に入るらしく、しばらくは運気も低迷するそうだ。

おみくじや占いを、信じるも信じないも自分次第なんだけど。



なんと!このおみくじにはオマケがついていたよ。


銭亀

なんか嬉しい~!


まあ、来年のことは来年になってから考えることにして、
せっかくの「大吉」な今年一年を、楽し~く過ごそうと思ったとさ。

おしまい。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごーい (まきやん)
2016-01-24 00:19:32
どの狛犬さんも、味がある~。
古めかしければ古めかしいほど、それが際立つような。好みかもしれないけど。
苔のたくさん付いたのも、いいね~。
狛犬の特色って、地域によるものもあり、時代もあり、そして、作る人作らせる人の意図や好みもあるんでしょうねえ。ひとつところに、こんなにさまざまなのがあるなんてねえ。
返信する
ををを…(☆。☆)o (釣り行きたい…くも(T.T))
2016-01-24 03:20:44
なんだろう…くもを誘惑するような記事が。
誘い出して罠にはめようとされているような気が…(笑)

ともあれ、一杯狛犬さんきゅーーー!
やはりあれだ、古い狛犬になるほどええね。
古い狛犬は下手に色んな種類を考えてないので、
個性が際立つ。
勿論、由緒正しい狛犬には定型ルールというのがあるみたいなんだけれども、それは規格化されているわけじゃないもだ。
だけれども、近年作のはどうしてか規格化されたみたいになっていて、見てがっかりする。
古いこまさんにはそれがすくなくて作った人の個性がみえて楽しい♪

最初の狛犬、ええね。
ごつんとした石の塊から、最小限の姿を無骨に掘り出した感じとのほほんとした愛らしさがある。

次に気になったのが三番目の狛犬。
画像の明暗具合の錯覚かもしれないけれど、
阿さんの目がかすかに赤く、口の玉も黄色いような。
そして吽さんの目は青い色がちょっと残って、頭に一角の跡が残っているような…。

とか、阿呆な事を色々妄想させていただいた。

五番目もいいよね。
近作だけども、作者のむらむらした力こぶが感じられる。
近作で個性があるのはすばらしい!

しかし圧巻は最後七番目のカエルさんだよ。
稚拙な中にあるおもしろさ。
ユニークでサイコーヽ(^o^)丿
しっぽが割れているのもええな。
ミツマタかな? 
気が向いたらお尻の画像をいつかプリーズ。
こまさんはしっぽもちゃーむぽいんと♪

それにしても最後の狐というよりリアル犬な神獣も気になる。
妙にリアルやん!
てか、めっさ巧いよ。
作者はかなり腕が立つ方だったんだろうな。
無名の作者たちの気概が残る神獣像だけど、
あんがい狛犬の運命ってせつない。
わりと粗末に扱われて、ごろっと捨てられたしするから、
この八幡さまは古くて壊れかけても大事に置いてくれているのがすごくうれしい。

堪能させていただいた。
ああ、くももこまに逢いに行きたくなったなあ。
返信する
まきやんさんへ (ねこばす)
2016-01-25 22:39:03
この神社にはよく参拝していたんですけどね、
境内社を参ったことはなかったんですよ。
狛犬さまも特に興味なかったから、こんなにたくさん、あることすら知らなかったです。

古い狛犬と新しい狛犬との違いが一度に見られて、なにげにお得な神社ですね。(笑)

目的を持って、どこかに行ってみる(調べる)のって、結構楽しいです。

まきやんさんの、あの不思議なビル神社の続きも気になってますよ~。
返信する
くもさまへ (ねこばす)
2016-01-25 22:58:03
誘ったつもりは、さらさらないんですけどね~(笑)。
でも、こま様好きのくもちゃんには、目の前にぶら下がった人参?いや、コマセ?だったかしらん~♪


全部のこま様画像を、ひとつひとつ丁寧に見てくださったんだね~。
ありがとうです。
記事にしたかいがありました。

やっぱ、興味のある人は観察眼が違うね~。
現物を見ている当人ですら、気づいていない箇所をしっかり見ているんだもの…。


>三番目の狛犬。

たしかに、目や口のなかに彩色の名残りがありますね~。
狛犬さんって、昔から彩色もしてたんだね~。
この事も、今回初めて知ったよ。

尻尾もいろいろあるんだ~。
三又?
角?
妖怪ワールドみたいだ(笑)

池の中の、こま様か稲荷狐さまか分からない神獣さまは、手で持てるくらい小さいのだけど、すごくリアルで、黒ずんでいるからか、なんか迫力を感じました。

でも、夏場とか池の水が多い時は水没してるんじゃないかと…
バチあたらないのかな~。
ちなみに、この池には大きな鯉がたくさんいて、黄金の方もいましたよ~。

返信する
狛犬と獅子 (雪溶け始めた♪くも)
2016-01-26 02:15:17
はぁ~い、こまファンくもです。
元々狛犬の元祖はペルシャの翼ある獅子だそうな。
メソポタミアのアッシリア帝国、そこの象徴的な石像に威風堂々たる有翼獅子像が有名。
ジツはこちら明太子県は海の正倉院といわれる宗像大社所蔵の、初期型の木造狛犬はたしかに翼の跡がしっかりと刻まれているからして、けっこー有力な説かと。

でもって、初期型は御簾の押さえ飾りの木造狛犬時代、
狛犬の定義があって。
阿さんは全体に赤くて狛犬。
吽さんは全体に青くて一角獅子。
そう、吽さんってば元々頭の天辺に角があったらしい。
なので角付きの吽さんだとしたら、
意外と古い狛犬であるか、
あるいは作った方がきっちりと狛犬にルールを知っている方だと思われる。
多分うっすら彩色が残ったコマさんは形的にもわりと新しいけれど、生真面目で知識豊かな作者さんじゃないかと。

おなじくもっと新しいと思う、お団子でできた足の六番目狛犬の石工さんは逆に自分なりの作り方を押し出した、
ゲージュツ派な方だったんじゃないかなあ、と。

でもって、
逆立ち型、親子型、玉つき型等々、時代と地方によってまたいろいーろ亜流があるように、
しっぽの形もいろいーろあるそーなのっ。

専門の学者さんがほぼ居ない世界らしいので、素人なりに、妄想できる余地が山ほどある点でも狛犬っていい!

ばいちゃ\(^^@)/
返信する
くもさまへ (ねこばす)
2016-01-26 16:22:58
へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~へ~!
今回もへー!10回です(古っ)

そうそう、狛犬って獅子だよね。
翼を持ったこま様も存在するんだ~。

九谷焼で獅子をかたどった置物があるんです。
たいがい対になってるんだけど、これも狛犬みたいだな~って、思ってました。
歴史や謂れをたどってみれば、あんがいどこかでつながっているのかもしれないね~。

くもちゃん、こま様のこと、たくさん教えてくれてありがとう~!
返信する

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