今なら「御降嫁」なんて絶対言わないヨ～！ 「篤姫」

　私達、現代の人達は、
ちょっと前に天皇家の姫宮様が皇族や元華族以外の人と
結婚したのを知っています。

　時々女性週刊誌などで、黒田さんちの奥さんが町のスーパーや
１００均ショップに行って買い物したり、外食したりして、
地味でもフツーに楽しく暮らしているという
記事を見かけたりもします。

　お兄さんを通してのお知り合いだったそうですが、
最終的にはご自分で選ばれたお相手なんでしょうし、
並んだ姿も「ああ、雰囲気が調和しているなー。」
と言った感じで、
「サーヤさん、お幸せそうでよかったですね～。」
なんて…心がほんわかして来るものなのですが…。

　打って変わって「篤姫」の舞台は
何て言っても江戸時代ですからね～。
今のようには行く訳がないんですよね～。
公武合体のための将軍家と天皇家との
究極の政略結婚。
「悲劇の皇女和宮」なんて歴史の本には書いてありました。

　これからが大奥物本番といった展開になって行くのでしょうか？
和宮さん、見かけはおっとりしていて、実は相当キツい性格
っぽい予兆がすでにありましたが…。

　民放の「大奥」の安達祐実ちゃん扮する和宮さんは
可愛い感じでした。（それと京弁が上手過ぎと言われていたらしい。）
それに菅野ちゃん扮する篤子様との対立は避けて、
野際陽子さん扮する将軍生母様との戦いへと
ストーリーが変更されていたような記憶が…。

　多分「大奥」は史実ベッタリよりも、
エンタメ重視って事で、視聴者様には
お姑役ナンバーワン女優と、苛められ役ならこの人の
右にも左にも出られる人は今の所いないという実力派女優の
掛け合わせを楽しんでいただこうという事だったのでしょうね～。

　思い出しましたが、篤姫が出た島津家へと
昭和天皇の姫宮様がお嫁に行った時の記者会見を、
民放皇室番組内のＶＴＲで見た事があります。
「私が選んだ人を見て下さい！」
と堂々とおっしゃっていました。
もうこの頃でも時代が全然違いますね。

　きっと、秋篠宮さまと紀子さまの結婚の時も、
もし「同じ大学の生徒同士なだけ」というのが理由で、
皇室会議でポシャったとしたら、
非難ゴーゴーで、国民を敵に回していた所
だったんじゃないでしょうか？
―なんて今だから思えるのですが…。

　サーヤさん、もしご夫婦で大河ドラマ見ていたら、
今日のタイトルみたいな事言っていたかも
しれませんね～。

　和宮さんも上様と最終的には仲良し夫婦だったみたいで、
原作の本では篤姫とも明治に入ってから仲良しに
なって行くらしいので、
そこの所がせめてもの救いなのですが…。




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今日のタイトルは「猫さんに判断を仰ごう！」です。