去年の「篤姫」に出ていた、素敵な素敵な勝海舟さんが、
明治時代に旧幕臣の人々を静岡へと送り、栽培を始めさせたお茶。
それが今でも、こんな風に残っているのですね~。
私の住んでいる伊豆地方では、
稲作や野菜・果物(特に柑橘類)が多く作られているようで、
茶畑はほとんど見当たらないのですが、
静岡市には、至る所に茶畑が見つかり、
あぜ道沿いにちゃっかり作っているような畑から、
写真のようなかなり広々と続く畑もあって、
この雄大さには「ほ~っ」と見惚れてしまいました。
私が小学生の頃、
運動会では毎年午後の部最初に「茶っきり節」を
全校生徒で踊る事になっていました。
作詞はあの有名な北原白秋さんなのだそうです。
子供の頃に聞く歌に有りがちなのですが、
この歌にも意味不明な歌詞があって、
「きゃーるが鳴くんで雨ずらよ」
が、かなり後まで私には意味不明でした。
きゃーる=蛙 雨ずらよ=雨が降るよ
という、単なる天気予報だったんですが…。
つーか、かなり前にも書いたけど、
現在の静岡県人は、冗談で言う時を除いて、
語尾に「ずら」とは付けていないし、
私の子供の頃には、すでにほとんどの静岡県人は、
語尾に「ずら」とは付けていませんでしたので。
私は毎日、静岡茶を富士山からの湧き水で
飲んでいるのが当たり前になっていたので、
それが贅沢なのだという事を全く意識していませんでした。
日本平からはるばる歩いて東静岡駅へと辿り着き、
電車で家から最寄の駅まで戻り、
家でお茶を飲んだ時に、
自分が決してただの惨めな貧乏人なのではなく、
実はかなりの贅沢者だったのだという事を、
しみじみ感じたのでした。
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