今日はキャンカーの話題から離れるが、久し振りに行橋市の 画廊喫茶マリー に行く。
喫茶店にコーヒーを飲むために行ったのではなく、昼食として昔懐かしいスパゲティを食べる。
この店は、出来てからかれこれ46年経つらしい。
高校生の頃、自転車通学だったので時々マリーに寄って、熱々の鉄板に載ったスパゲティを食べた。
高校生が学校帰りに喫茶店に行くのは禁じられていたが、教師の目を盗んで行った。
今では、ほとんど見なくなったが、マリーは今でも昔と同じ鉄板に載った熱々のスパゲティが食べられる。
学校を出てから就職して実家を離れ、数十年振りに九州に戻った。
久し振りにマリーの前を通ったら、まだ営業していたので懐かしくて寄ってみた。
数十年ぶりだが、ドアを開けて尋ねた。
昔、30年以上前の、学生だった頃の話なのですが・・・・。
その頃、鉄板に載ったスパゲティがあったんですが、それはまだ有りますか?
恐る恐る尋ねた僕に、ママさんがニコニコ笑って、
「昔ながらですが有りますよ。」と言ってくれた。
三十数年ぶりに食べたナポリタンは、高校生のときに食べた味そのもので、
そのころの思い出がよみがえって来た。
それから、しばしばここでナポリタンをオーダーするようになった。
今日も久し振りに寄って、ナポリタンを頼む。
食べ始めて、写真を撮り忘れたのに気付いてあわてて撮った。
タバスコをかけるが、まん中に玉子が入っている。
玉子をフォークでつつくと黄身がジュワーと出てくる。
店内の雰囲気は昔から変わってない。
壁に掛かっている油絵は全てマスターである増田信敏さんの作。
今でも行橋を通る時には、時々マリーに寄って昔懐かしいスパゲティを頼む。