今日は健康診断に行く。
人間も車同様に定期検査が必要だ。
胃カメラがあるので、今日はキャンピングカーどころではない。
昨日、行きつけの病院に電話して、今日は担当医がいるのを確認した。
とにかく、これをうまくすり抜けなければボクに春は来ない。
健診に行く前に心の準備が必要だ。
昨年より体重も増えている、もちろん腹回りもそれに比例する。
行く前に測ったら、昨年よりも3cm増えている。ヤバイな。
昨晩、カミさんに今日は健診に行くので、朝飯は要らないと言っている。
朝飯を抜いて、いざ病院へ向かう。
今日は胃カメラを受診するために早めに来た。
受付のお姉さんは愛想がいい。やはり女性は愛想が良くないといかんねー。
医者から、今日の検診の内容を説明される。
検尿、血液検査に一番いやな胃カメラ検査の順だ。
CT検査は4月に受ける。
血圧は正常の範囲で問題なしだ。
血液検査で看護師さんに、痛くしないでねと言ったら笑われた。
次は、問題の胃カメラ検査。
看護師さんが、丁寧に順序を説明してくれる。
僕は、何度も受診しているので分かっているが、ハイと言って聞く。
口に麻酔を含んで5分間じっと我慢したが、まだ始まる様子はない。
担当医が他の患者を診ているので、待ち時間に若い看護師をからかう。
胃カメラの経験は? 有りません。
経験も無いのに胃カメラのアシスタントをやってんの!?
そうなんですよ。
それなら、大腸カメラは尚の事やってないよね?
そうですね。でも、ここでは出来ないです・・・。
だって、恥ずかしいじゃないですか、ウフフフフ。
受けるときは、全く違う病院に行きますよ。
そんな話をしていると、医者がやって来た。
医者がこんなきれいな女医さんだったら、胃カメラを飲むのも楽かもしれない。
しかし、現実は厳しい。そんな夢のような話はない。
「ハイ、カメラがはいりますよ。」
うっうううー。ゲーゲー言いながら、
「ハイ、カメラが入りましたよ。」
毎度の事だが、生きた心地がしない。
「ハイ、胃の入り口まで来ました。」
「ハイ、胃の出口まで来ました。」
「十二指腸です。」
「膵臓の出口もいいですね。」
と、こんな具合。
奥まで行くと、今度はゆっくり抜いてくる。
ようやく口からカメラが出てしまって、魔の数分間が終わる。
胃カメラの様子は、その場で医者が色々伝えてくれて、異常がないのが分かった。
待合室で待っていると、名前を呼ばれて医師の元へ向かう。
「胃カメラの結果は問題ありませんでしたが、血液検査の結果が良くないですね。」
「尿酸、血糖、ヘモグロビンA1Cどれも基準値を大幅に超えています。」
「薬を飲む一歩手前の数値ですよ !! 」と言われる。
「食事の量を減らして、酒も減らして下さい。」と、毎度言われることは同じ。
そして、「ずっと大腸カメラを受診したないじゃないですか!?」
「2年に一度受ければいいですから、この次は大腸検査をしましょう。」と言われる。
大腸カメラも辛いけど、食事の量と酒を減らすのはもっと辛いなー。