ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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ローテーターのメンテナンス (ハム無線)

2018-03-21 |  無線と実験

今日はキャンカーネタは休んでハム無線の話。

先日、西日本ハムフェアでハム無線でアンテナを回すときに使うコントローラーを入手した。

これは、自宅のタワーの上に上がっているローターにそのまま使える。

この機会に、昨年から動作しなくなったタワーのローターのメンテを行った。

このタワーは、転勤で九州に戻ったときの平成元年に建設したものだ。

かれこれ今年で30年になる。

 

以前は、このような大きなアンテナを上げていたが、今回メンテするのはこのアンテナを回すモーターだ。

 

このタワーはモーターで上下できるので、メンテはタワーを縮めて行う。

高さ6mのステージからボルトを外してローターを取る。

タワーは30年経過しているが、ローター自体は15~20年くらいになるだろうか。

亜鉛メッキされたボルトが一部錆びている。

ボルト類は交換すれば簡単だが、そろそろ塗装したほうが良さそうだ。

 

これから、このコントローラーが役に立つ。

コントローラーは室内に置いて、リモコンでタワー上のローターを動かしてアンテナの向きを変えるもの。

数日前にコントローラーをバラして指針を動かすゴムを替えた。

これだけでうまく機能するようになった。

外したローターをコントローラーにつないでテストする。

コネクターが無いのでワニ口クリップで挟む。

やはり動かない。

内部はモーターとギヤが入っていてグリスが塗られているので汚れてもいいように準備する。

うちには、他にもローターがあるのでまとめて作業するようにした。

分解するのはインパクトドライバーを使う。

ベアリングは上側に49個、下側に49個入っている。

 

24VのDCモーターが回らない原因を探す。

 

カーボンブラシも十分な長さがあって、ローターの回転もスムースだ。

反対側にブレーキ機構があるが、少し硬い。

注油すると少し軽くなる。組み立ててテストすると動作はOKだ。

 

ローターハウジングのベアリングも外して灯油で洗う。

古いグリスを撤去して新しいグリスを注入する。

グリスは劣化して硬くなっていたが、それが原因とは思えない。

モーターのブレーキに何か異物でも噛んだのかも知れないが、根本的な原因は分からなかった。

回転テストを行って組み立てる。

組立てはインパクトは使わない。電動ドライバーをトルク調整して締める。

タワーに組込んで、アンテナの方向を合わせるのに手でマストを回して合わせるが、重い。

マストの径は76mmの3重パイプになっている。これがまた重い。

ここにも問題が有った。タワーを建柱した30年前に取付けてそのままだ。

スムースに回すためのベアリングが、内部のグリスが切れて固着している。

これのメンテは、一度マストを抜かないと作業が出来ない。クレーンが必要になる。

おまけに、ステンレスボルトがベアリングのアルミに電飾で固着してゆるめられない。

取りあえず、モーターを付けたら何とか回転したので、ベアリングはゆっくり対策を考えよう。

タワーの踊り場から見たうちのジル 520だ。

 

ハム無線の記事はこちらにもあります。

 

コメント (7)
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