断熱性能の向上 １

　断熱性能（Q値：建物からのねつの逃げにくさを表す指標で低いほど性能は高い）を向上

させる方法として、建物形状で考えると同じ面積の建物でも驚くほど簡単にQ値をを向上させられる

事が多いとデーターで出てきています。

　これは同じ面積でも外壁や屋根、基礎と言った外皮の面積が大きく異なることで変化します。最も

Q値がいいとされている形状は、表面積が最も少ない球体です。それに反して最もQ値が悪くなる形状は

空冷エンジンについているヒートシンクのひだのような形状です。積極的に熱を逃がす為に考えられた

形状ですね！これらは、極端な例ですが、一戸建てを建てるに当たっては、一階・二階共に同じ形状に

近い総二階にするほうがいいのですが、意匠設計も考えるとQ値だけで建物の形状を考えるとつまらない

形の家に出来上がってしまいます。大切なのは、そのQ値も理解し建物の形状を考えていくバランスが

大切になってきます。

　Q値条件が悪い形状にする場合は、窓などの開口部や断熱材、換気など他の仕様で補強するのも手ですが

少し予算をアップする必要があります。


　では、本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。