季節の変化、人間関係の変化、梅雨時の煩わしさ、などなど、この時期、様々なストレスを抱えている方が多いのではないでしょうか?
整体やさんにも体の不調だけでなく、ストレスやだるさといった心の不調を訴えていらっしゃるお客様が沢山います。
そこで今回は、ストレス解消のポイントについて書いてみました。
・ストレスって何?
そもそもストレスってなんなんでしょうか?
イライラや体調不良など色々ありますが、ストレスという言葉が使われ始めたつい最近、1930年代になってから。
ストレスとは、何らかの理由で体のバランスが崩れた状態のことで、それを元に戻そうとする身体反応のことをストレス反応といいます。
医学的にいうとストレス反応には、
副腎皮質刺激ホルモン分泌と、それに伴うリンパ組織の委縮という内分泌系の働きと、
自律神経の失調という神経系の働きの二種類があります。
内分泌系の働きでは免疫力の低下や高血圧。
神経系の働きでは胃粘液の分泌減少による胃潰瘍などが代表的な症状です。
どちらも元々は弱ったり疲れが溜まった時に体を守ろうとするための反応ですが、元々のストレスが大きすぎると、ストレス反応がさらに体のバランスを崩すことにもなってしまいます。
整体やさんのお客様でもお悩みの方が多い睡眠不足や疲労感などは自律神経の失調が影響していることも。
自律神経の働きやその回復法については、以前の記事「ストレスって何?」も参考になさってください。
・ストレスに慣れることはできる?
寒いところで暮らしていると寒さに強くなったり、高い所で暮らしていると薄い空気に体が慣れていくように、人間には様々な状況に順応していく機能が備わっています。
では、人間はストレスにも順応することは出来ないんでしょうか?
実はストレスにも「慣れる」という時期があって、これをストレスへの「抵抗期」といいます。
嫌な仕事や悲しい出来事があっても、数日するとストレスを余り感じなくなったり、逆にやる気が湧いてきたという経験はありませんか?
体がストレスに負けまいと抵抗しているため、疲れているのに眠れなくないといった症状が出るのがこの抵抗期です。
でも実は、この「抵抗期」は、寒さや空気の薄さに体が慣れるような本当の意味での「順応」ではありません。
例えるなら、予備の電池や燃料を使ってなんとか持ちこたえている状態。
無理をし続けて、余力がなくなってしまうと、今度は「疲弊期」と呼ばれる段階に。
疲弊期になると、体は元の状態へ急激に逆戻りするだけでなく、酷い時はうつ病などを引き起こし、さらにひどい状態を招くことにもなってしまいます。
つまり、体がストレスに持ちこたえようとしている「抵抗期」の間にストレスの原因を元から解決することが大切なんです。
次回は具体的なストレス解消法についてです。
あなたのお悩みをお聞かせください。
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