この整体やさんブログで
どんな記事が読まれているかというと…、
犬の尻尾にできものが。の投稿が未だにアクセス数が伸びています。
整体の記事じゃなくてもイイです。
見てくださる方の何かの参考になれば嬉しいです〜。
尻尾の件で投稿は3回で終わっていましたので
その後がどうなかったかは書いてませんでしたね。
尻尾の腫れは核になるしこり部分がありその周りに水が溜まってただけだったと判明し、
核の部分の正式な病理鑑定はしていないのですが
おそらくは「 皮内角化上皮腫
(ひないかくかじょうひしゅ)」であろうとのことで
この症例の多くは良性のため手術せず様子見ましょうとなりました。
実際、悪性ではありませんでした。
水は徐々に溜まっては病院で水抜きしてもらい、
抜くとまた溜まる→溜まりすぎて皮膚が張って→水抜き…というエンドレスかと思われた矢先。
水抜きして数日後の朝。
(前回の水抜きで細菌が入ったと私は思っている)その膨れた皮膚から膿みのような液がにじみ出てきて、
だんだん血も混じったものが出てきました。
膿まみれになった皮膚が溶けるようにじゅくじゅくして、
膿と血と肉でもうわかんないけどたくさん血が出てきました。
でもがじさんは舐めたがっているけど痛がる様子はなく
私や家族が触っても嫌がらないのです。
包帯が血でにじんでくるので取り替える時も
大人しくされるがままにしている。
例えるなら「ザクロ」のような見た目です。尻尾の皮膚が裂けて中身の肉が出てます。
こんなにグロテスクなのに?
痛くないの!?
食欲はもちろんありますし元気です。
とりあえず病院へ連れていきました。
先生は「もうここまで進んじゃうと処置のしようがないから
まずは膿を出し切るまで様子見るしかない」と。
たしかに尻尾の皮膚は溶けてるし肉も少ないから縫い合せられない。
先生から毎週一度は見せに来てねと言われて
化膿止めの薬をもらい、包帯をぐるぐるして帰ってきました。
がじさんがいつものように全く痛がらず気にしていなかったことがせめてもの救いです。
家では3日に一度はガーゼを取り替えるのですが
あまりにグロテスクなもので私の役目になりました。
私も血とか苦手ですが目の前のがじさんのことになると何かスイッチが入ってテキパキと交換できました。
汚れたガーゼを外すとき、取り除きたい膿とどこからどこまでが必要な肉か慎重にガーゼを取り替えました。
そして週イチのペースで病院に通いました。
膿が完全に出しきった時に
皮膚の再生を助けるシートを渡されて
貼っていました。
薄い半透明でフィルムのようなシートです。
「膿の塊」と「肉」がむき出しでザクロのようだったのが
段々、ゆっくりですが新しい皮膚が出来て、繋がってきました。
再生するものなんですね。
良かった良かった!
新しい皮膚がきれいになったとおもったら今度はまたしこりが出来ていて、
水は溜まっていませんが
うずらの卵を縦に半分に割ったものを右と左に付けたみたいな感じです。
先生も「今までのしこりとは質が違うみたいだけど、様子を見るしかないね。」
しこりのところに3箇所くらい
カサブタが出来て、
がじさんが舐めては血が出てを繰り返しました。
舐めるのは日中なら止めさせますが
犬は明け方の4時に起きて5時までは誰も起こさず静かに過ごすというがじさんのルーティン(?)があり、
その静かな時間に舐めてしまうのです。
これが後に大きな、大きな後悔になっていくのですが。
また書きますね。