まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.856 しまなみの旅(1)・・・尾道、前編

2017-11-14 10:46:43 | 旅行記
おはようございます。











さあ、いよいよ今回からしまなみの旅をお送りしていきたいと思います。旅はもう1か月前の話、それでも記憶は鮮明に残っています、久しぶりのしまなみだったので相変わらずテンションの高い文章となると思いますが、懲りずにお付き合い願います。
まずは新大阪から新幹線に乗車、前以て手配していた指定席は一番後ろの座席、これは座席の後ろのスペースに自転車を置くためだが、なんか最近このスペースのことが話題になってましたね、このスペースは誰のものか・・・。自分(一人称)はここが自転車を一番近くに置くことができるから一番後ろの座席を手配するのですが、この時だけでもあと2人が自転車を持ち込んで来て、1人は置くことができずデッキに括り付けていました。変な言い方をするとこの場所を勝ち取った、と言う気分になるのですが帰りの新幹線では考えを変えなければならない出来事がありました、この件についてはまたその時にお伝えしたいと思っています。
と言うことで福山駅に到着、せっかくならこの駅だけでも車内アナウンスは福山雅治にしてもらったら・・・とか思ったが、とりあえずはこの駅で下車して10分後の『こだま』に乗り継ぐ。瀬戸内の旅の出発はいつもこの駅から、ここで下りて鞆の浦に向かう、在来線に乗り換えて尾道駅へ、ともあるが今回は新幹線で次の新尾道駅まで行くことにした。『こだま』は在来線では海が見える車窓とは全く対照的なトンネルばかりの山を通り抜けて新尾道駅へとたどり着く、はやる気持ちを抑えて駅前で相棒を立ち上げ、さあ~、いよいよしまなみの旅が始まります。








駅前を通る国道184号線は基本下りなので快適に尾道の市街地へと向かうことができる、観光地のイメージが強い尾道も山の手は普通の住宅地、その中をスイスイと下って行っていよいよ尾道の市街地へとやって来る。JR山陽本線を越える跨線橋の手前で曲がって細い道へと入って行く、尾道にはこれまで何度も来ているのにJR尾道駅の裏手に当たる界隈にはこれまで一度も来たことがなかった。観光地としてお馴染みの尾道もこちら側はまるで隠れた存在と言った感じだが、狭い通りに古い町並があってなかなか趣深そうな所だった。ただこちら側での目的は登録有形文化財の民家だったが見つけることができなかった、せっかくのしまなみだが今回は日帰りの旅、時間繰りは結構タイトなのでここはスパッとあきらめるしかなかった、気を取り直してJR線の踏切を渡って、これが「尾道」だ!と言う風景へと向かって行くこととしましょう。
















写真1枚目にあるのは林芙美子像、尾道と言えばこの人と言うイメージは「海が見える 海が見えた 五年振りに見る尾道の海は懐かしい」というフレーズに凝縮されている、自分(一人称)も約3年ぶりか、懐かしい・・・、でも海を見るのはもう少し後にして、まずはアーケードの商店街を通り抜けて行くことにする。いつもは人がいっぱいで活気に満ちている商店街も、この時はまだ朝早い時間で店は開店していなくて人の姿もまばら、ここはスイスイと走り抜けて行く、と思ったがアーケード沿いにも古い趣のある建物が多く、相棒を止めては写真を撮るの連続、時間がないと言ってもやっぱり見ておきたいものは見ておきたいし撮っておきたいものは撮っておきたい。アーケードを抜けて海側へと曲がる、この辺りも上の写真にあるように古い建物が目に入って来る、その中には登録有形文化財の建物もあるがそれについてはまた別項でのお伝えと言うことで。尾道と言えば海と山と、その山に伝うように並んでいるお寺など観光地としての見所には十分すぎる所だが、今回上に並べた写真にあるように商店街や普通の道にも見所はいっぱい、限られた時間しかいることができないのがもったいなさすぎる。そろそろ向島行きのフェリーの時間も気になるところだが、あともう少しだけ、尾道の町と海を次回後編にて巡って行きたいと思います、またお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。        まちみち



No.855 滋賀の旅2017春編(9)・・・各駅巡り、JR北陸本線

2017-11-14 01:34:09 | 鉄道
おはようございます。










最近めっきり寒くなって来て・・・と時節の挨拶を聞く頃になって来たのにここではまだGWの話が続いています、今回は滋賀の旅春編、関ヶ原を出発して北国脇往還を走ってやっと木ノ本宿までやって来ました。伊吹山、田園風景、宿場町、素朴な町並、水の流れ、いろいろと見所のあった旧街道を走り抜けてたどり着いた町、木ノ本については前回お伝えしました。さて、ここからは南へ戻って長浜を目指して行くことになるのですが、ここもよく走ったことがある所、そこで今回はJR北陸本線をたった4駅だけですが各駅巡りで長浜まで向かってみようと思います。

















と言うことでまずはJR線に沿うようにして国道8号線を進んで行く、琵琶湖沿いの道や北国街道や地元の道はよく走っていたが駅をテーマにして走ったことはなかったので、とりあえず一番わかりやすいのがここだと思って国道を進んで行くことにした。まず最初の駅は写真3枚目にある高月駅、駅は国道から少し離れた所にあって周囲は民家が建ち並んでいる、北陸本線のこの区間は普通電車が1時間に1~2本くらいしか走らないローカル区間だが、その割には駅舎は立派な造りだ。さっきまで走っていた北国脇往還では馬上付近がこの駅に一番近い所に当たる、高月と言う地名はその辺りでよく見かけたが、地図で確認すると駅と国道365号線はそれほど離れていない。
高月駅を後にして再び国道8号線へと戻る、次の駅は土地勘がある所だったので国道365号線を経由して行っても良かったが、そちらは走り慣れている所なので国道8号線の方へと進んだがこれが間違いだった。国道とJR線の間には川が流れていて駅への入り口が分からなくなってしまった、結局相当行き過ぎた所で曲がって川沿いの道を戻ってやっとのことで写真4枚目~6枚目にある河毛駅へとたどり着いた。駅前には浅井長政とお市の方の像、入口には浅井三姉妹のキャラクターのイラスト、これを踏んづけて駅へ入れってか、樹里ちゃんかわいそう・・・と言うことでこの駅は小谷城への最寄り駅、駅前の踏切の道を東へと行くと郡上交差点へとたどり着ける。構内の待合室ではテレビがかかっていて朝ドラの昼に再放送をやっていた、「4番!」「すみませ~ん」のシーンは番線でもよくやっていたシーン、本当に面白くも面白くなくもない、例えれば「有村架純ワン入ります」ドラマ、主役を立てるためだけに脇が頑張ってたと言う印象しかなかったドラマだった。次の駅までは前にも何度か走ったことがある山沿いの道を行く、この山は虎御前山、羽柴秀吉が小谷城攻撃の際に陣を敷いたのがこの山、二つの山はまるで向かうようにあって往時はここで壮絶な睨み合いが繰り広げられていたことだろう。次の駅までは虎御前山の西側の道を進んで行く、途中には旧街道の雰囲気が漂う町並や寺院があって、まるで都会とは違う時間の流れを感じる中を抜けて行く、その静寂を破るかのように少し距離がある所をJRの特急電車が駆け抜けて行った。









次の駅は虎姫駅、写真1枚目、2枚目にあるように駅舎は・・・これ、ホンマ今こう言うのが流行ってるんだと思うが、駅がゲストハウス風になっている造り、観光客がやって来て駅も活性化するとは思うが何か興醒めしてしまうんだよなあ~。そう言えば今回巡って来た3駅、木ノ本駅も含めると4駅全部そんな感じの駅舎だった、自分(一人称)はここが自転車で走れて自分(一人称)が見たい、行きたいと思っている所が多いからいっぱしの観光地と言う気がするが、地元からすればやっぱり活性化してほしいからいろいろと手を尽くしたくなる、だから町の玄関口となる駅がその役割を担うと言うことになってしまうのだろうか?まあいい、それよりこの駅名と町名の「虎姫」、佐久間盛政の娘で中川秀成の正室が虎姫、虎御前と呼ばれていたとのことでそれが由来になっているのかと思ったがどうも違うみたい、でなんやかんやと調べてみたらこんな話があった、詳しくは「虎姫という名前の由来」から・・・。ちなみに佐久間盛政と言うと『江』では柴田勝家に仕えていて、江が柴田勝家をなかなか父と呼べない時に「ちっ、ちっ、ちっ、鳥ですか?」と大ボケをかましていた、まあどうでもいい話です。
さて、今回の各駅巡り最後の駅、写真5枚目、6枚目にある長浜駅へとやって来ました。この駅は滋賀県北部の中心駅としても御馴染みと言いたいところですが、その座は新幹線が停車する、北陸本線が分岐する米原駅の方が超メジャーで長浜駅は隠れた存在になってしまっている。それでも長浜駅はこの地の鉄道の歴史を語るには外すことができない所、その件については次回のお伝えとしてJR北陸本線、長大路線の中のたった4駅の各駅巡りはこれにて終わり、そしてここまで9回に渡ってちょっとテンション高めにお送りしてきた滋賀の旅春編は幕となります。次回はこの走りの中で見つけた登録有形文化財と鉄道文化財について・・・と言うことはやっぱりあそこに行くんやな、と分かる人もいると思いますが、また次回もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。         まちみち